どもっ!インパクトマーケッターの福谷です。
あなたの商品を売る為には、お客様に「それを買って頂く理由」を提示する必要があります。
同業他社も似た商品やサービスを提供する中、「あえて」あなたから買う理由を、です。
明確にあなたを支持し、迷わずあなたから商品を購入する人の多くは、あなたと接する時に愛想笑いでは無い笑顔を見せているハズです。
それは選ばれる理由が何にせよ、あなたから商品を買う事が一番ワクワク出来るイベントだからです。
あなたから商品を購入する事が、他の誰から購入するよりも高い満足感を得られるからです。
お客様が自分の価値観で能動的な判断を下し、その結果選んだ商品やサービスの提供を受ける時間というのは、少なくともそのお客様にとっては立派なイベント、アトラクションになり得ます。
やっぱり来てよかった、あなたから買ってよかった、あなたを選んで正解だった、お客様が買い物でそう感じる瞬間、お客様にとってのあなたは、ディズニーなんとかのミッキーなんとかと同じです(笑)
お客様が商品を選ぶ理由を自覚して購入に臨み、自分の選択の正しさを再確認する、これはお客様の中での満足感をキープする大切なアトラクションであり、私達商売人にとっても大事な儀式です。
久し振りに行ったなんとかランドで、なんとかマウスと記念撮影して「やっぱ素敵やわ」って再確認するから、また来ようと思うし、何なら年間パスを購入したりするわけです。
この「心の中の契約更新」は、誰が行う商売でも起こっています。
お客様はあなたの商品を購入する度に、次も購入するに値するかを判断しています。
「次回の来店パス」をお客様が欲しいと思うかどうかが購入の場で決まる、接客対応の一回一回が真剣勝負だという事です。
あなたがお客様にとっての「カリブの海賊」になる為には、何をどう感じて貰えばいいのかを考えてみましょう。
2013年7月31日水曜日
2013年7月28日日曜日
ニーズの限界 その1
どもっ!インパクトマーケッターの福谷です。
あなたは「シズル感」という言葉をご存知でしょうか。
主に広告業界で使用される言葉ですが、食品の持つ素材感・味わいを相手にイメージさせる「おいしそうな感覚」、みたいな意味です。
私が最初にこの言葉を知ったのは、当時話題にもなった永谷園のお茶漬けのCMでした。
タレントさん(後に聞いた話では、タレントではなく広告代理店の社員さんらしいのですが)が、ハフハフ言いながらおいしそうにお茶漬けを作って食べるというだけの内容なんですが、観た後で誰もが「お茶漬け喰いてぇ~~!」と感じるような、抜群のインパクトがあるCMでした。
「味」という、メディアを通しては本来伝えられない感覚を、「おいしい」ではなく「おいしそう」という形で表現しているわけです。
こういった広告、実はまわりにいっぱいあります。
焼肉がジューッと音を立てていたり、霜が付くくらい冷えっひえのグラスに注がれたビールをタレントさんが喉を鳴らして飲み干していたりと、「おいしそう」を感じさせるCMは、それこそ毎日のように目にします。
シズル感を食品広告に与える事で、購入意欲は一気に高まります。
さて、ここで一つ考えて頂きたいのは、シズル感で訴求した商品に関しては、よくマーケティング関連の話で出てくる「ニーズ」とは無縁の売れ方をする、という事です。
人間は生き物ですので何かを口にしないと死んでしまいます。
そういう意味では食べ物全てがニーズとも言えるのですが、この場合は栄養摂取についての話ではありません(笑)
晩御飯は魚を食べるつもりでいた人が、焼肉のたれのCMを観ただけで「俺、今日の晩飯は肉にする!」となるわけです。
こうしたニーズを無視した心の動きを利用する売り方は、シズル感に代表される食品に限った事ではありません。
「イメージ広告」が使われる商品の類も同様です。
前回のブログ、オール電化の話で言えば、CMを観て快適で近未来的に見える暮らしぶりを思い描き、「こんな生活あこがれるなぁ」と、オール電化のライフスタイルを夢見ている人の目には、そのCMはワクワクが止まらないくらい素敵に映るでしょうが、それは別に「ニーズ」ではありませんよね。
そういう方々はガス機器を捨てて電気機器に統一する「必要」に迫られているわけではありません、ただ「したい」と感じているだけです。
要するに「欲望を掻き立てられている」というわけなんです。
外車や住宅、宝石など、高級品・贅沢品と呼ばれる類の商品はほとんど全て、販売においてはこれと同様の手法が使われています。
商品が生活必需品から遠い位置にあればある程、購入を促すにはより強く欲望を刺激する必要があります。
そりゃそうですよね、本来は日常生活に必要無いモノですもの。
購入した者のみが味わえる快楽や安心感、買う事で得られる自己満足、ステータスを訴求していますよね。
さてさて、ここからですよ、お話は。
では、地味な日用品には、こうした訴求方法は使えないのでしょうか。
話を食品に戻してみましょう。
永谷園のお茶漬け海苔も焼肉のタレも、購入するのは主に主婦層です。
一言で主婦と言っても色んなタイプがいますが、ここでは毎日折り込まれるスーパーのチラシを見比べ、一円でも安い店を目指す、基本的に買い物は値段が一円でも安いモノしか買わない、といういわゆる「底値買い」主婦さんで考えてみましょう。
「底値買い」してると聞くと、日頃そういう買い方をしていない人の中には、「何でもかんでも安けりゃいい」という考えで購入していると勘違いする人がいますが、それはとんでもない誤解です。
そこには必ず一定の「条件」が存在しています。
自分が求める一定の条件を満たした中で一番安いモノ、を選びます。
それだけではありません。
「条件には満たないけど、この値段で売られる事はめったに無いし」
「ちょっと高いけど、これだけ質がいいモノが出るのが珍しいし」
コストパフォーマンスも大きな判断基準になります。
わざわざこうやって書く話でもありませんよね、主婦層以外の誰だってこういう基準で選びます(笑)
コストパフォーマンスの高さを実感するという状況こそが「お得感」なんですから当たり前の事です。
さてこのコストパフォーマンス、簡単に言うと「値段の割りにええ仕事しまんなぁ」という事ですので(笑)それを判断する時は価格と他の何かを天秤にかけ、そのバランスで判断します。
品質・外見・必要性・兼用性などなど、これらが天秤に乗っかる「分銅」となります。
実はこの天秤、意識的に狂わせる事が出来ます。
この続きは次回で。
あなたは「シズル感」という言葉をご存知でしょうか。
主に広告業界で使用される言葉ですが、食品の持つ素材感・味わいを相手にイメージさせる「おいしそうな感覚」、みたいな意味です。
私が最初にこの言葉を知ったのは、当時話題にもなった永谷園のお茶漬けのCMでした。
タレントさん(後に聞いた話では、タレントではなく広告代理店の社員さんらしいのですが)が、ハフハフ言いながらおいしそうにお茶漬けを作って食べるというだけの内容なんですが、観た後で誰もが「お茶漬け喰いてぇ~~!」と感じるような、抜群のインパクトがあるCMでした。
「味」という、メディアを通しては本来伝えられない感覚を、「おいしい」ではなく「おいしそう」という形で表現しているわけです。
こういった広告、実はまわりにいっぱいあります。
焼肉がジューッと音を立てていたり、霜が付くくらい冷えっひえのグラスに注がれたビールをタレントさんが喉を鳴らして飲み干していたりと、「おいしそう」を感じさせるCMは、それこそ毎日のように目にします。
シズル感を食品広告に与える事で、購入意欲は一気に高まります。
さて、ここで一つ考えて頂きたいのは、シズル感で訴求した商品に関しては、よくマーケティング関連の話で出てくる「ニーズ」とは無縁の売れ方をする、という事です。
人間は生き物ですので何かを口にしないと死んでしまいます。
そういう意味では食べ物全てがニーズとも言えるのですが、この場合は栄養摂取についての話ではありません(笑)
晩御飯は魚を食べるつもりでいた人が、焼肉のたれのCMを観ただけで「俺、今日の晩飯は肉にする!」となるわけです。
こうしたニーズを無視した心の動きを利用する売り方は、シズル感に代表される食品に限った事ではありません。
「イメージ広告」が使われる商品の類も同様です。
前回のブログ、オール電化の話で言えば、CMを観て快適で近未来的に見える暮らしぶりを思い描き、「こんな生活あこがれるなぁ」と、オール電化のライフスタイルを夢見ている人の目には、そのCMはワクワクが止まらないくらい素敵に映るでしょうが、それは別に「ニーズ」ではありませんよね。
そういう方々はガス機器を捨てて電気機器に統一する「必要」に迫られているわけではありません、ただ「したい」と感じているだけです。
要するに「欲望を掻き立てられている」というわけなんです。
外車や住宅、宝石など、高級品・贅沢品と呼ばれる類の商品はほとんど全て、販売においてはこれと同様の手法が使われています。
商品が生活必需品から遠い位置にあればある程、購入を促すにはより強く欲望を刺激する必要があります。
そりゃそうですよね、本来は日常生活に必要無いモノですもの。
購入した者のみが味わえる快楽や安心感、買う事で得られる自己満足、ステータスを訴求していますよね。
さてさて、ここからですよ、お話は。
では、地味な日用品には、こうした訴求方法は使えないのでしょうか。
話を食品に戻してみましょう。
永谷園のお茶漬け海苔も焼肉のタレも、購入するのは主に主婦層です。
一言で主婦と言っても色んなタイプがいますが、ここでは毎日折り込まれるスーパーのチラシを見比べ、一円でも安い店を目指す、基本的に買い物は値段が一円でも安いモノしか買わない、といういわゆる「底値買い」主婦さんで考えてみましょう。
「底値買い」してると聞くと、日頃そういう買い方をしていない人の中には、「何でもかんでも安けりゃいい」という考えで購入していると勘違いする人がいますが、それはとんでもない誤解です。
そこには必ず一定の「条件」が存在しています。
自分が求める一定の条件を満たした中で一番安いモノ、を選びます。
それだけではありません。
「条件には満たないけど、この値段で売られる事はめったに無いし」
「ちょっと高いけど、これだけ質がいいモノが出るのが珍しいし」
コストパフォーマンスも大きな判断基準になります。
わざわざこうやって書く話でもありませんよね、主婦層以外の誰だってこういう基準で選びます(笑)
コストパフォーマンスの高さを実感するという状況こそが「お得感」なんですから当たり前の事です。
さてこのコストパフォーマンス、簡単に言うと「値段の割りにええ仕事しまんなぁ」という事ですので(笑)それを判断する時は価格と他の何かを天秤にかけ、そのバランスで判断します。
品質・外見・必要性・兼用性などなど、これらが天秤に乗っかる「分銅」となります。
実はこの天秤、意識的に狂わせる事が出来ます。
この続きは次回で。
2013年7月24日水曜日
何かと話題のステルスマーケティング
どもっ!インパクトマーケッターの福谷です。
「あくまでも個人の感想です」
通販で痩せただの、お肌ツルッツルだの言ってる横に「誰が読めるねん!」級の小ささで書かれている言葉がこれです(笑)
この「個人の感想」を逆手にとったのがこの手法、ステマってやつです。
ちょっと前もペニーオークションで騒がれてましたよね。
芸能人を広告塔にしたせいで大騒ぎになってましたが、個人的には、絶対使っていないであろうお店の従業員が「私のオススメ」と店内の商品POPに登場したり、たとえ公開初日に一人しか観てない映画でもCMでは絶賛公開中って書いてたりしてるのと、大きなくくりでは一緒なんちゃうんかなと、やや冷めた目で見てます(笑)
個人の主観や感想そのもの、またはそう見えるものには商売上の価値がある、単にそれを再確認する出来事ってだけです。
道義的にどうとか、芸能人としてどうとか、そういう話はワイドショーに任せて(笑)私達商売人はそこから「お客様の声」がいかに強力であるかを認識出来ればそれでいいんだと思います。
売り手のあなたが声を枯らせて商品を売り込むよりも、売り手じゃない人があなたの商品を褒めるほうが、その良さはずっと伝わりやすいという事実を知り、あなたの商売に応用出来ないか考えてみましょう。
まぁこれも、あくまでも個人の感想なんですが(笑)
有名人のブログを使った商品宣伝の実例|- NAVER まとめ
「あくまでも個人の感想です」
通販で痩せただの、お肌ツルッツルだの言ってる横に「誰が読めるねん!」級の小ささで書かれている言葉がこれです(笑)
この「個人の感想」を逆手にとったのがこの手法、ステマってやつです。
ちょっと前もペニーオークションで騒がれてましたよね。
芸能人を広告塔にしたせいで大騒ぎになってましたが、個人的には、絶対使っていないであろうお店の従業員が「私のオススメ」と店内の商品POPに登場したり、たとえ公開初日に一人しか観てない映画でもCMでは絶賛公開中って書いてたりしてるのと、大きなくくりでは一緒なんちゃうんかなと、やや冷めた目で見てます(笑)
個人の主観や感想そのもの、またはそう見えるものには商売上の価値がある、単にそれを再確認する出来事ってだけです。
道義的にどうとか、芸能人としてどうとか、そういう話はワイドショーに任せて(笑)私達商売人はそこから「お客様の声」がいかに強力であるかを認識出来ればそれでいいんだと思います。
売り手のあなたが声を枯らせて商品を売り込むよりも、売り手じゃない人があなたの商品を褒めるほうが、その良さはずっと伝わりやすいという事実を知り、あなたの商売に応用出来ないか考えてみましょう。
まぁこれも、あくまでも個人の感想なんですが(笑)
有名人のブログを使った商品宣伝の実例|- NAVER まとめ
2013年7月21日日曜日
先入観という心理ブロック その3
どもっ!インパクトマーケッターの福谷です。
飛び石で書いているお客様が無意識に持つ心理ブロックについてのお話は、今回が最後となります。
ディアゴスティーニなどの会社が出版しており、創刊号が大々的にテレビCMで流れる「週刊○○」という形態の雑誌がありますよね。
創刊号はたいてい半額なので、私も過去に何種類かは興味本位で購入しました。
当初は英会話やクラシックなどの「お役立ち系」の商品が多かったように思いますが、最近は知識的なモノだけではなく、キティーやドールハウス、フェラーリなど、キットのパーツやアクセサリーがそのまんま付属したモノが主流で、どんどんその幅を広げ続けているようです。
これは余談ですが、「週刊 恐竜ザウルス」ってのがありました。
「恐竜」と「ザウルス」という似通ったフレーズを重ねて使う感じ、「殿様キングス」と同じ香りがして個人的にツボでした(笑)
さて、このテの週刊モノを販売するに当たって、消費者の中に働くと考えられる心理ブロックとは何でしょうか。
私をはじめ、おそらく少数では無い方が感じているのは「全巻揃える自信がない」という思いではないでしょうか。
・テレビCMでは創刊号の話しかしてないけど、最終的に何号までいくんだろう。
・近所の本屋じゃ号を重ねる度に販売スペースが狭くなり、いつのまにか置いていないので、もし買いそびれたら手に入らないかも、けど取り寄せしてまではめんどくさい。
ってな感じの不安があるわけです。
シリーズ物は、買う以上は全て揃えたいというのが人情。
性質上、途中で購読を辞める事ができるモノはまだいいのですが、毎号パーツを揃えて・・・みたいなのは、その世界へ飛び込むのに勇気が要りますよね。
「好きでたまらんのじゃ!」という、あなたの嗜好とドンピシャのシリーズなら、もう何も考えずに買い始めるのでしょうが、「興味はあったんだよね」程度なら尚の事でしょう。
もし、あなたがこのような商材を販売するとしたら、上記のような不安を持つ人々を購入へ導く為にどうしますか?
一つの方法としては、最初に「全○号」と、何号で完結するのか告知しておく、という事が考えられます。
しかも、本来60号くらいで完結するものなら、4シーズンに分けて、「全15号」くらいの告知を行います。
「全60号」と告知すると、読者にはゴールが見えやすい反面、トータル金額が安易に計算できて、「高い」という理由で敬遠される可能性が高まります。
創刊号すら買ってもらえない危険があるわけです。
そこで、最初のモノを「第一期」とは、あえて告知せず、「全15号」という触れ込みで売る。
簡単に買い揃えられそうな設定なら、購入への参入障壁はずっと低いはずです。
第一期を読み終えたら、第二期の販売をスタートさせます。
第二期スタートという事で一般への告知自体もしやすくなりますし、第一期を読破した人にはそれが実績となっている為、最後まで購読できないかもという不安は既に無く、前回より更に手を出しやすくなるでしょう。
全60号を、従来の方法で売るのと、1号、16号、31号、46号をそれぞれの創刊号として売るのとでは、トータル販売数は大きく違うハズです。
普通に売られている上下巻の小説でさえ、上巻の方が圧倒的に売れます。
このテの週刊モノは間違いなく創刊号がピークで、二号以下で急激に売り上げが下がっているハズです。
実際のCM露出も創刊号販売までに集中させている為、尚更でしょう。
この売り方だと、途中にあと三回、売り上げの小ピークを作る事ができます。
もちろん、「パーツ揃えシリーズ」の場合はこの方法が採れませんが、「知識モノ」の場合はこうした区切りのいい所での「シーズン化」が可能ですよね。
もちろん私が今ここで言ってる話は、販売元からデータを採っているわけでも、他の人にインタビューしたわけでもありません。
何の根拠も無く私の私見で勝手に問題点を妄想し、勝手に解決策を探してみただけという、言わば「妄想マッチポンプ」です(笑)
15号ずつ小分けしてその度にCMを流す事が果たして採算が取れる事なのかも、部外者である私には分かりません。
しかし、自分が扱っている商品なら分かりますよね。
あなた自身が売っている商品ですから、どんな妄想を繰り広げてもそれに対する対策を試算する事が出来ます。
先入観があってあなたの商品を買おうとしない人は、売り手であるあなたの前に姿を現さないかもしれませんが、お客様や一般の方々へのインタビューでその心理ブロックを明らかにする事が出来るかもしれません。
いっぱい妄想してみましょう、あなたのお客様になり得る人があなたの商品を避ける理由を。
飛び石で書いているお客様が無意識に持つ心理ブロックについてのお話は、今回が最後となります。
ディアゴスティーニなどの会社が出版しており、創刊号が大々的にテレビCMで流れる「週刊○○」という形態の雑誌がありますよね。
創刊号はたいてい半額なので、私も過去に何種類かは興味本位で購入しました。
当初は英会話やクラシックなどの「お役立ち系」の商品が多かったように思いますが、最近は知識的なモノだけではなく、キティーやドールハウス、フェラーリなど、キットのパーツやアクセサリーがそのまんま付属したモノが主流で、どんどんその幅を広げ続けているようです。
これは余談ですが、「週刊 恐竜ザウルス」ってのがありました。
「恐竜」と「ザウルス」という似通ったフレーズを重ねて使う感じ、「殿様キングス」と同じ香りがして個人的にツボでした(笑)
さて、このテの週刊モノを販売するに当たって、消費者の中に働くと考えられる心理ブロックとは何でしょうか。
私をはじめ、おそらく少数では無い方が感じているのは「全巻揃える自信がない」という思いではないでしょうか。
・テレビCMでは創刊号の話しかしてないけど、最終的に何号までいくんだろう。
・近所の本屋じゃ号を重ねる度に販売スペースが狭くなり、いつのまにか置いていないので、もし買いそびれたら手に入らないかも、けど取り寄せしてまではめんどくさい。
ってな感じの不安があるわけです。
シリーズ物は、買う以上は全て揃えたいというのが人情。
性質上、途中で購読を辞める事ができるモノはまだいいのですが、毎号パーツを揃えて・・・みたいなのは、その世界へ飛び込むのに勇気が要りますよね。
「好きでたまらんのじゃ!」という、あなたの嗜好とドンピシャのシリーズなら、もう何も考えずに買い始めるのでしょうが、「興味はあったんだよね」程度なら尚の事でしょう。
もし、あなたがこのような商材を販売するとしたら、上記のような不安を持つ人々を購入へ導く為にどうしますか?
一つの方法としては、最初に「全○号」と、何号で完結するのか告知しておく、という事が考えられます。
しかも、本来60号くらいで完結するものなら、4シーズンに分けて、「全15号」くらいの告知を行います。
「全60号」と告知すると、読者にはゴールが見えやすい反面、トータル金額が安易に計算できて、「高い」という理由で敬遠される可能性が高まります。
創刊号すら買ってもらえない危険があるわけです。
そこで、最初のモノを「第一期」とは、あえて告知せず、「全15号」という触れ込みで売る。
簡単に買い揃えられそうな設定なら、購入への参入障壁はずっと低いはずです。
第一期を読み終えたら、第二期の販売をスタートさせます。
第二期スタートという事で一般への告知自体もしやすくなりますし、第一期を読破した人にはそれが実績となっている為、最後まで購読できないかもという不安は既に無く、前回より更に手を出しやすくなるでしょう。
全60号を、従来の方法で売るのと、1号、16号、31号、46号をそれぞれの創刊号として売るのとでは、トータル販売数は大きく違うハズです。
普通に売られている上下巻の小説でさえ、上巻の方が圧倒的に売れます。
このテの週刊モノは間違いなく創刊号がピークで、二号以下で急激に売り上げが下がっているハズです。
実際のCM露出も創刊号販売までに集中させている為、尚更でしょう。
この売り方だと、途中にあと三回、売り上げの小ピークを作る事ができます。
もちろん、「パーツ揃えシリーズ」の場合はこの方法が採れませんが、「知識モノ」の場合はこうした区切りのいい所での「シーズン化」が可能ですよね。
もちろん私が今ここで言ってる話は、販売元からデータを採っているわけでも、他の人にインタビューしたわけでもありません。
何の根拠も無く私の私見で勝手に問題点を妄想し、勝手に解決策を探してみただけという、言わば「妄想マッチポンプ」です(笑)
15号ずつ小分けしてその度にCMを流す事が果たして採算が取れる事なのかも、部外者である私には分かりません。
しかし、自分が扱っている商品なら分かりますよね。
あなた自身が売っている商品ですから、どんな妄想を繰り広げてもそれに対する対策を試算する事が出来ます。
先入観があってあなたの商品を買おうとしない人は、売り手であるあなたの前に姿を現さないかもしれませんが、お客様や一般の方々へのインタビューでその心理ブロックを明らかにする事が出来るかもしれません。
いっぱい妄想してみましょう、あなたのお客様になり得る人があなたの商品を避ける理由を。
2013年7月19日金曜日
違いが理解出来ないモノは選べない
「なんとか味のカレーとカレー味のなんとか、どっち食べる?」
健全に思春期を迎える日本の少年少女が、友人から突如突きつけられる究極の二択、それがこれです(笑)
どもっ!インパクトマーケッターの福谷です。
お客様が購入商品の選択に迷った時、どちらを選ぶかという基準は「何が自分にとって大事なのか」という価値観に委ねられます。
価格、味、デザイン、品質、快適性、繋がり、所有欲、自意識、補償。
「どちらが、より一層○○か」という判断で選別されます。
違いが見られないモノはそもそも「個」として認識されません。
認識されないまま、他社商品との十把一絡げで扱われるだけです。
「他社と違うあなただけの土俵」を予め用意せず挑む戦いの先に待っているは、類似商品という望んでもいない「くくり」に押し込められて始まる、値下げ競争という消耗戦に他なりません。
差別化、独自化、区別化、区分化、専門家、深化、先鋭化、オリジナリティ、付加価値、同業他社商品との違いを出す事を示唆する言い方はいくらいでもあります。
やれ区別化だ差別化だ、いや差別化ではなく独自化だ、言葉の持つニュアンスで定義をこねくり回すコンサルタントは世の中に山ほどいますが、私に言わせればそんな小手先の言葉遊びに大きな意味はありません(笑)
「同業他社商品との違いがあり、それがお客様に伝わっている」
集客も購入もリピートも、他ではなく「あなた」がお客様に選ばれる理由はこれ以外にありません。
だって、違いが分からないモノの中からあえてあなたの商品を選ぶ理由、お客様にはまったく無いんですから。
「他と違う」、そう感じるからお客様の心が、お金が動くんです。
サイコロを振って買う商品を選ぶ人は少数派です(笑)
ほとんどの人は比較して選びます、当たり前なんです。
もっと言えば、お客様は比較したがっているんです、比べて、選んで、自分の価値観に合った良い買い物をしたと満足したいんです。
あなたの商品が持つ他との違いを、長所を、短所を、まずあなたが認識して、それをお客様に適切な方法で伝えましょう。
健全に思春期を迎える日本の少年少女が、友人から突如突きつけられる究極の二択、それがこれです(笑)
どもっ!インパクトマーケッターの福谷です。
お客様が購入商品の選択に迷った時、どちらを選ぶかという基準は「何が自分にとって大事なのか」という価値観に委ねられます。
価格、味、デザイン、品質、快適性、繋がり、所有欲、自意識、補償。
「どちらが、より一層○○か」という判断で選別されます。
違いが見られないモノはそもそも「個」として認識されません。
認識されないまま、他社商品との十把一絡げで扱われるだけです。
「他社と違うあなただけの土俵」を予め用意せず挑む戦いの先に待っているは、類似商品という望んでもいない「くくり」に押し込められて始まる、値下げ競争という消耗戦に他なりません。
差別化、独自化、区別化、区分化、専門家、深化、先鋭化、オリジナリティ、付加価値、同業他社商品との違いを出す事を示唆する言い方はいくらいでもあります。
やれ区別化だ差別化だ、いや差別化ではなく独自化だ、言葉の持つニュアンスで定義をこねくり回すコンサルタントは世の中に山ほどいますが、私に言わせればそんな小手先の言葉遊びに大きな意味はありません(笑)
「同業他社商品との違いがあり、それがお客様に伝わっている」
集客も購入もリピートも、他ではなく「あなた」がお客様に選ばれる理由はこれ以外にありません。
だって、違いが分からないモノの中からあえてあなたの商品を選ぶ理由、お客様にはまったく無いんですから。
「他と違う」、そう感じるからお客様の心が、お金が動くんです。
サイコロを振って買う商品を選ぶ人は少数派です(笑)
ほとんどの人は比較して選びます、当たり前なんです。
もっと言えば、お客様は比較したがっているんです、比べて、選んで、自分の価値観に合った良い買い物をしたと満足したいんです。
あなたの商品が持つ他との違いを、長所を、短所を、まずあなたが認識して、それをお客様に適切な方法で伝えましょう。
2013年7月14日日曜日
先入観という心理ブロック その2
どもっ!インパクトマーケッターの福谷です。
前回に引き続き、お客様が無意識に持つ心理ブロックについてお話します。
「オール電化」を例に、お客様が感じる疑問や不安に宣伝が対応できないために、見込み客候補をみすみす取り逃がしているという話でしたね。
では、どう情報提供を行っていけば、「取りこぼし客」を無くす事が出来るのでしょうか?
通常、ある商材を売ろうという時、売り手は買い手の顕在的・潜在的なニーズやウォンツを掘り起こし、それをキャッチコピーなどに反映させます。
しかし、オール電化での私のように、宣伝を見る前にそれまでに得ていた商品イメージや、僅かな情報を元に勝手に想像や妄想を繰り広げ(笑)、ある「不信感」を持ってしまう、または自分には必要ない商品だと勝手に結論付けてしまっているお客様が存在します。
要するに「先入観」があるわけです。
先入観が邪魔してあなたの宣伝を素直に受け入れる事が出来ない体制になっているんです。
その数が極めて少数の場合は、あえて無視しても問題ないのですが、もしそうではない場合は、宣伝を作成する時点で対策を講じる必要があります。
販売戦略を考える時、通常は「お客様を振り向かせる、ありとあらゆる手段」を考えますが、この場合は同時に、「あなたの商品を買おうと思わない、ありとあらゆる理由」を考えなくてはならないのです。
・あなたが扱っている商材を、お客様が買おうとしない理由は何か?
・どういう心理から買おうとしないのか?
・それは、どんな客層なのか?
などを、徹底的に分析します。
オール電化を例にしましたが、もう一つ身近な商品で考えてみましょう。
お米はいかがでしょうか(笑)
あなたの目の前にとてもおいしいお米が何故か大量にあります。
あなたはそれを売る事にしました。
とにかく味は最高、これはセールスポイントです。
では、よりおいしく炊ける方法をお客様に伝え、お米の購入を促すか、はたまたご飯に合う美味しいおかずのレシピ集を付けて食欲を刺激するか。
食べる事に興味があるお客様にはたまらない宣伝となるかもしれません。
しかし一方で、その宣伝に見向きもしない人達、いや、正確に言うと宣伝すればする程
見まいと目を背ける人達がいます。
例えば「ご飯は太る」と思っている人達です。
炭水化物ダイエットをしていて、夕食もおかずだけしか食べない、そんな人達が近年増えています。
有名ミュージシャンやモデルがテレビ・雑誌などのメディアで「お米を食べないようにしている」と公言している影響も大きいのでしょう。
もしこの人種が、無視できる程の少数派ではないのなら、「おいしい」一本槍の販促活動を続ける事は、このカテゴリでの「見込み客の開拓」を完全に諦める事を意味します。
その人達から得られる収入を「取りこぼす」事になるのです。
「おいしい」だけで売れるお客様だけを相手にしても、それはあなたの経営方針ですから、どうこう言うつもりはありません。
しかし、美味しい事を伝えると同時に、「食べ方を間違わなければお米を食べても太ったりしない」というメッセージを与えれば、今まで米の主食化を避けて通ってきた人達を販売のスタートラインに立たせ、見込み客にする事が可能になります。
あなたが販売する商品を買おうと考え得る、「見込み客の分母」を増やす事ができます。
「あなたの商品を買わないありとあらゆる理由」に対する適切な説明があれば、先入観が払拭されて、まっさらな目であなたの宣伝に耳を貸してくれる人がいるという事です。
先入観を取り払う正しい情報を従来の販促に盛り込み、お客様の心の壁を取り除いて、心の中に踏み込むコピーを考える。
これを意識するだけで、見込み客の取りこぼしを最小限に出来るわけです。
では、今回はここまで。
そして、珍しく次回の予告でございます(笑)
「週刊○○」という形態のワンテーマ雑誌、ディアゴスティーニなどの会社が出版しているモノです。
創刊号はたいてい半額。
私も過去に何種類かは購入しました、創刊号だけ(笑)
あのテの週刊モノを購入しない人達に働いている心理ブロックって何でしょう。
ぼんやり考えておいて下さいね。
前回に引き続き、お客様が無意識に持つ心理ブロックについてお話します。
「オール電化」を例に、お客様が感じる疑問や不安に宣伝が対応できないために、見込み客候補をみすみす取り逃がしているという話でしたね。
では、どう情報提供を行っていけば、「取りこぼし客」を無くす事が出来るのでしょうか?
通常、ある商材を売ろうという時、売り手は買い手の顕在的・潜在的なニーズやウォンツを掘り起こし、それをキャッチコピーなどに反映させます。
しかし、オール電化での私のように、宣伝を見る前にそれまでに得ていた商品イメージや、僅かな情報を元に勝手に想像や妄想を繰り広げ(笑)、ある「不信感」を持ってしまう、または自分には必要ない商品だと勝手に結論付けてしまっているお客様が存在します。
要するに「先入観」があるわけです。
先入観が邪魔してあなたの宣伝を素直に受け入れる事が出来ない体制になっているんです。
その数が極めて少数の場合は、あえて無視しても問題ないのですが、もしそうではない場合は、宣伝を作成する時点で対策を講じる必要があります。
販売戦略を考える時、通常は「お客様を振り向かせる、ありとあらゆる手段」を考えますが、この場合は同時に、「あなたの商品を買おうと思わない、ありとあらゆる理由」を考えなくてはならないのです。
・あなたが扱っている商材を、お客様が買おうとしない理由は何か?
・どういう心理から買おうとしないのか?
・それは、どんな客層なのか?
などを、徹底的に分析します。
オール電化を例にしましたが、もう一つ身近な商品で考えてみましょう。
お米はいかがでしょうか(笑)
あなたの目の前にとてもおいしいお米が何故か大量にあります。
あなたはそれを売る事にしました。
とにかく味は最高、これはセールスポイントです。
では、よりおいしく炊ける方法をお客様に伝え、お米の購入を促すか、はたまたご飯に合う美味しいおかずのレシピ集を付けて食欲を刺激するか。
食べる事に興味があるお客様にはたまらない宣伝となるかもしれません。
しかし一方で、その宣伝に見向きもしない人達、いや、正確に言うと宣伝すればする程
見まいと目を背ける人達がいます。
例えば「ご飯は太る」と思っている人達です。
炭水化物ダイエットをしていて、夕食もおかずだけしか食べない、そんな人達が近年増えています。
有名ミュージシャンやモデルがテレビ・雑誌などのメディアで「お米を食べないようにしている」と公言している影響も大きいのでしょう。
もしこの人種が、無視できる程の少数派ではないのなら、「おいしい」一本槍の販促活動を続ける事は、このカテゴリでの「見込み客の開拓」を完全に諦める事を意味します。
その人達から得られる収入を「取りこぼす」事になるのです。
「おいしい」だけで売れるお客様だけを相手にしても、それはあなたの経営方針ですから、どうこう言うつもりはありません。
しかし、美味しい事を伝えると同時に、「食べ方を間違わなければお米を食べても太ったりしない」というメッセージを与えれば、今まで米の主食化を避けて通ってきた人達を販売のスタートラインに立たせ、見込み客にする事が可能になります。
あなたが販売する商品を買おうと考え得る、「見込み客の分母」を増やす事ができます。
「あなたの商品を買わないありとあらゆる理由」に対する適切な説明があれば、先入観が払拭されて、まっさらな目であなたの宣伝に耳を貸してくれる人がいるという事です。
先入観を取り払う正しい情報を従来の販促に盛り込み、お客様の心の壁を取り除いて、心の中に踏み込むコピーを考える。
これを意識するだけで、見込み客の取りこぼしを最小限に出来るわけです。
では、今回はここまで。
そして、珍しく次回の予告でございます(笑)
「週刊○○」という形態のワンテーマ雑誌、ディアゴスティーニなどの会社が出版しているモノです。
創刊号はたいてい半額。
私も過去に何種類かは購入しました、創刊号だけ(笑)
あのテの週刊モノを購入しない人達に働いている心理ブロックって何でしょう。
ぼんやり考えておいて下さいね。
2013年7月12日金曜日
エアー「いいね!」を誘発する、歩く広告塔
どもっ!インパクトマーケッターの福谷です。
ネットショップやブログには、今や当たり前のように「いいね!」ボタンが実装されていますよね。
何ならちょっと見飽きた感もある今日この頃ですが、リアルの物販ではお客様や見込み客の「心の中のいいねボタン」をどれだけクリックさせるかが全て、と言っても過言ではありません。
購入して下さったお客様が、あなたの宣伝を無料でして下さる最大にして最高のチャンスは、実は「家に帰るまでの道のり」です。
人目を引く紙バッグは、あなたのお店を宣伝する絶好のチャンスです。
そして何より、それを持ち歩いている人は、あなたの商品を購入したという「実績証明」になります。
他の人が購入していると分かる事で、安心感や信頼感を与える一助となります。
持ち帰り用の紙バッグを、ただの「店名入りの梱包材」と取るか、「口コミを誘発する広告」と取るかで、商売人としての施策は全く違います。
後者を選択した時、紙バッグのコストは梱包費から販促費へと変わります。
包み紙が販促ツールになり得る、そう考えると掛けるコストの意識も変わってくるのではないでしょうか?
ついつい目がいく、とても魅力的なデザインの紙バッグ29種類
ネットショップやブログには、今や当たり前のように「いいね!」ボタンが実装されていますよね。
何ならちょっと見飽きた感もある今日この頃ですが、リアルの物販ではお客様や見込み客の「心の中のいいねボタン」をどれだけクリックさせるかが全て、と言っても過言ではありません。
購入して下さったお客様が、あなたの宣伝を無料でして下さる最大にして最高のチャンスは、実は「家に帰るまでの道のり」です。
人目を引く紙バッグは、あなたのお店を宣伝する絶好のチャンスです。
そして何より、それを持ち歩いている人は、あなたの商品を購入したという「実績証明」になります。
他の人が購入していると分かる事で、安心感や信頼感を与える一助となります。
持ち帰り用の紙バッグを、ただの「店名入りの梱包材」と取るか、「口コミを誘発する広告」と取るかで、商売人としての施策は全く違います。
後者を選択した時、紙バッグのコストは梱包費から販促費へと変わります。
包み紙が販促ツールになり得る、そう考えると掛けるコストの意識も変わってくるのではないでしょうか?
ついつい目がいく、とても魅力的なデザインの紙バッグ29種類
2013年7月8日月曜日
先入観という心理ブロック その1
どもっ!インパクトマーケッターの福谷です。
今回は、集客ツールを作成する際に押さえていかなければならない「思考」についてお話したいと思います。
商品がある。
↓
それを売る為に販促ツールを用いて、広告宣伝活動をする。
↓
売れない。
という、誠にサムい展開がありますよね(笑)
(笑)って、笑い事じゃないんです、エライ事です。
売れない理由というのは、それこそケース・バイ・ケースですので、いくらでも考えられます。
値段やサービス・品質への不満など、考え出せば幾らでも出てくると思います。
お客様が欲しいと思っているであろう商品情報をこちらが提供して、その情報内容を理由にお客様自身が「買わない」という判断を下すのなら、私達商売人は新しい見込み客を探すだけです。
しかし、売り手が気付かないだけで、実はお客様にはその商品に興味を持てない理由が他にあるとしたら、あなたはどうしますか?
売り手は、商品のメリットを前面に押し出して販売攻勢をかけるのですが、買い手には、どうしても買いたいと思えない理由があるのだとしたら?
この「買いたいと思わない理由」に、あなたが気付かない限り、そのお客様に商品を売る事は出来ません。
あなたのお客様が「買いたいと思わない理由」とは何なんでしょうか?
これからお話する例え話を基に考えてみましょう。
「オール電化」という言葉をご存知だと思います。
各地域の電力会社が大々的にCMを展開していましたよね。
家の設備をオール電化にするメリットは何でしょう?
私自身、実はオール電化に全く詳しいわけではありませんが(笑)よく耳にするところでは、
・ガスを使わないのでお年寄りの一人暮らしでも安心
・オール電化にする事で電気代の単価を安く契約できる
みたいな事が宣伝では挙げられていたと思います。
さて、私は毎日のように電力会社のCMを目や耳にしていたのですが、家の設備をオール電化にしようと考えた事は一度もありません。
何故かというと、停電などの非常時に困るのではないかという不安があるからです。
何かのトラブルで、電気が送られて来なくなったら大変です。
短時間の停電でも、お茶も飲めなきゃお風呂も入れなくなるからです。
天災がきっかけとなる停電だと、長期化して尚のことです。
ライフラインの一本化という事にはどうしても抵抗があるのです。
恐らく、こういう考えの人は私だけではないと思っています。
ところが、こういった不安を解消するCMは一切行われていません。
私はテレビCMでオール電化の宣伝を目にしているだけで、オール電化に関するパンフレットを取り寄せて、オール電化の全てを知っているわけではありません。
ですので、ひょっとしたらパンフレットにはそういった私の不安を解消する事が書かれているのかも知れません。
いざという時の為に蓄電システムも併用する事になってるのかも。
「オール電化」とは言いながら実はガスの併用を勧めてるのかも。
ひょっとしてソーラー発電を併用するのかな。
実は全く対応できないのかも(笑)
いろいろ妄想してみましたが(笑)放映されているCMだけでは判らないのです。
「オール電化」という言葉とわずかなコマーシャルの情報で、私の中には「非常時はヤバい」という、オール電化に対する先入観が出来てしまっています。
先入観がブロックして、「オール電化」というモノに対しての関心が全く湧かなくなってしまっているのです。
CMを見ても、全然自分の生活に関係する内容と思えず、他人事のような気持ちで聞き流してしまっています。
テレビCMでは「オール電化でどれだけ素晴らしい暮らしが展開するか」という消費者の心をくすぐる放送が繰り返し流されていました。
そのCMで素直に「素敵だわ」「お得だね」と思える人にとっては、よく出来たCMなのでしょう。
しかし私はこの先、今までと同じようなCMをどれだけ見せられても家の設備をオール電化にする事はないと思います。
パンフレットに私が抱える不安を取り除く内容の情報が掲載されているかどうかは判りませんが、よくよく考えてみると、パンフレットを能動的に取り寄せて詳細を確認する人というのは、既に電力会社にとっての「見込み客」です。
私のように先入観でブロックしている人間は、パンフレットの取り寄せてまでして真相を知ろうなんて考えません。
もし最初に、一番簡単に・受動的に目にするメディアで、少しでもこの不安を取り除いてくれていれば、私はもっとオール電化に関心が持てたと思います。
いや、もう既に「お客様」だったかも知れないのです。
では、どう情報提供を行っていけば、私のような「取りこぼし客」を無くす事が出来るのでしょうか?
この続きは後日(笑)
今回は、集客ツールを作成する際に押さえていかなければならない「思考」についてお話したいと思います。
商品がある。
↓
それを売る為に販促ツールを用いて、広告宣伝活動をする。
↓
売れない。
という、誠にサムい展開がありますよね(笑)
(笑)って、笑い事じゃないんです、エライ事です。
売れない理由というのは、それこそケース・バイ・ケースですので、いくらでも考えられます。
値段やサービス・品質への不満など、考え出せば幾らでも出てくると思います。
お客様が欲しいと思っているであろう商品情報をこちらが提供して、その情報内容を理由にお客様自身が「買わない」という判断を下すのなら、私達商売人は新しい見込み客を探すだけです。
しかし、売り手が気付かないだけで、実はお客様にはその商品に興味を持てない理由が他にあるとしたら、あなたはどうしますか?
売り手は、商品のメリットを前面に押し出して販売攻勢をかけるのですが、買い手には、どうしても買いたいと思えない理由があるのだとしたら?
この「買いたいと思わない理由」に、あなたが気付かない限り、そのお客様に商品を売る事は出来ません。
あなたのお客様が「買いたいと思わない理由」とは何なんでしょうか?
これからお話する例え話を基に考えてみましょう。
「オール電化」という言葉をご存知だと思います。
各地域の電力会社が大々的にCMを展開していましたよね。
家の設備をオール電化にするメリットは何でしょう?
私自身、実はオール電化に全く詳しいわけではありませんが(笑)よく耳にするところでは、
・ガスを使わないのでお年寄りの一人暮らしでも安心
・オール電化にする事で電気代の単価を安く契約できる
みたいな事が宣伝では挙げられていたと思います。
さて、私は毎日のように電力会社のCMを目や耳にしていたのですが、家の設備をオール電化にしようと考えた事は一度もありません。
何故かというと、停電などの非常時に困るのではないかという不安があるからです。
何かのトラブルで、電気が送られて来なくなったら大変です。
短時間の停電でも、お茶も飲めなきゃお風呂も入れなくなるからです。
天災がきっかけとなる停電だと、長期化して尚のことです。
ライフラインの一本化という事にはどうしても抵抗があるのです。
恐らく、こういう考えの人は私だけではないと思っています。
ところが、こういった不安を解消するCMは一切行われていません。
私はテレビCMでオール電化の宣伝を目にしているだけで、オール電化に関するパンフレットを取り寄せて、オール電化の全てを知っているわけではありません。
ですので、ひょっとしたらパンフレットにはそういった私の不安を解消する事が書かれているのかも知れません。
いざという時の為に蓄電システムも併用する事になってるのかも。
「オール電化」とは言いながら実はガスの併用を勧めてるのかも。
ひょっとしてソーラー発電を併用するのかな。
実は全く対応できないのかも(笑)
いろいろ妄想してみましたが(笑)放映されているCMだけでは判らないのです。
「オール電化」という言葉とわずかなコマーシャルの情報で、私の中には「非常時はヤバい」という、オール電化に対する先入観が出来てしまっています。
先入観がブロックして、「オール電化」というモノに対しての関心が全く湧かなくなってしまっているのです。
CMを見ても、全然自分の生活に関係する内容と思えず、他人事のような気持ちで聞き流してしまっています。
テレビCMでは「オール電化でどれだけ素晴らしい暮らしが展開するか」という消費者の心をくすぐる放送が繰り返し流されていました。
そのCMで素直に「素敵だわ」「お得だね」と思える人にとっては、よく出来たCMなのでしょう。
しかし私はこの先、今までと同じようなCMをどれだけ見せられても家の設備をオール電化にする事はないと思います。
パンフレットに私が抱える不安を取り除く内容の情報が掲載されているかどうかは判りませんが、よくよく考えてみると、パンフレットを能動的に取り寄せて詳細を確認する人というのは、既に電力会社にとっての「見込み客」です。
私のように先入観でブロックしている人間は、パンフレットの取り寄せてまでして真相を知ろうなんて考えません。
もし最初に、一番簡単に・受動的に目にするメディアで、少しでもこの不安を取り除いてくれていれば、私はもっとオール電化に関心が持てたと思います。
いや、もう既に「お客様」だったかも知れないのです。
では、どう情報提供を行っていけば、私のような「取りこぼし客」を無くす事が出来るのでしょうか?
この続きは後日(笑)
2013年7月3日水曜日
「笑わせる」と「笑われる」は天と地ほど違う。
どもっ!インパクトマーケッターの福谷です。
いい格言ですよね、去年作りました(笑)
あなたが発信した宣伝広告を、お客様はどういう環境で目にするのかという事をインパクトマーケティングでは重要視します。
私達商売人がどれだけ商品の素晴らしさを謳っても、どれだけ効果が高いと業界で言われるキャッチコピーやレイアウトを配したとしても、どれだけ行動心理学を応用した構成にしたとしても、どういう環境でお客様がそれを目にするのかを理解していないと、売り手が望んだ広告効果が期待出来ないからです。
机上の理論でどれだけ訴求力の高い素敵な広告を作ったとしても、同業他社のチラシも似た内容だったり、掲出した看板の両隣も同じ雰囲気のモノだったら、本来狙った効果は到底見込めない。
それくらい、お客様があなたの宣伝を見る環境というのは、その効果を大きく左右するという事です。
という状況を面白おかしく納得して頂く為に、今日は極端に不運な例のまとめリンクをシェアします(笑)
たまたま気付いた消費者にとってはオモロイ出来事ですが、そこにあるのは「これに気付いた私、スゴイ」という自己満足だけで、商品や会社のイメージをアップさせるわけではありません。
たとえ多少の偶然が加味されたとしても、掲出される環境を考慮しない宣伝は時に命取りになる可能性があるんですね、怖いコワイ(笑)
その位置やばくね?~奇跡のせいで虚しくなった広告~ - NAVER まとめ
いい格言ですよね、去年作りました(笑)
あなたが発信した宣伝広告を、お客様はどういう環境で目にするのかという事をインパクトマーケティングでは重要視します。
私達商売人がどれだけ商品の素晴らしさを謳っても、どれだけ効果が高いと業界で言われるキャッチコピーやレイアウトを配したとしても、どれだけ行動心理学を応用した構成にしたとしても、どういう環境でお客様がそれを目にするのかを理解していないと、売り手が望んだ広告効果が期待出来ないからです。
机上の理論でどれだけ訴求力の高い素敵な広告を作ったとしても、同業他社のチラシも似た内容だったり、掲出した看板の両隣も同じ雰囲気のモノだったら、本来狙った効果は到底見込めない。
それくらい、お客様があなたの宣伝を見る環境というのは、その効果を大きく左右するという事です。
という状況を面白おかしく納得して頂く為に、今日は極端に不運な例のまとめリンクをシェアします(笑)
たまたま気付いた消費者にとってはオモロイ出来事ですが、そこにあるのは「これに気付いた私、スゴイ」という自己満足だけで、商品や会社のイメージをアップさせるわけではありません。
たとえ多少の偶然が加味されたとしても、掲出される環境を考慮しない宣伝は時に命取りになる可能性があるんですね、怖いコワイ(笑)
その位置やばくね?~奇跡のせいで虚しくなった広告~ - NAVER まとめ
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