2014年12月29日月曜日

大事なトコ「だけ」暗記ペン!

例えばパソコンで案内状を作ってるとしますよね。
 
大事なところは赤くするか、太字にするか、字そのものを大きくするか、アンダーラインをつけるか、みたいな効果をつけると思います。
 
他の文字との差別化ですね(笑)
 
 
赤い文字にすると目立つと誰もが考えますが、これは他の文字が黒いという前提のセオリーです。
 
同時に、印刷する紙も限りなく白に近いという前提のセオリーです。
 
そこんトコを理解しておかないと、目立つどころか「暗記ペンなの?」みたいな結果になってしまいます(笑)シェアーズカフェ・オンラインに寄稿しました。
 
【競合他社との差別化は、まず既成概念の払拭から】


2014年12月25日木曜日

え?もうベルボトムのジーパンって売ってないの!?


ちょっと田舎に行けばいくらでも捕まえる事ができる生き物が、街中のペットショップではソコソコいい値段で取引されているのをご存じだと思います。
 
カブトムシ、クワガタムシ、メダカ、カメ、いろいろ売ってますね。
 
私は大阪の中ではかなり田舎の方で生まれ育ちましたが、それでも近くには山も川もありませんでしたので、カブトムシもカメも「採るもの」ではなく「買うもの」でした。
 
今は滋賀で暮らしていますが、家には散歩の時に拾ったカメが同居しています(笑)
 
 
時代により、場所により、かつては当たり前のようにあったモノが珍しいモノへと変化していきますよね。
 
メジャーがマイナーに変わるその先にあるのは絶滅かもしれませんが、減ると同時にそれを大事に思う人達が現れます。
 
彼らに対して売れるモノを、ひょっとしたらあなたは知っているのかもしれません、ブログを更新しました。
 
【マイノリティの動向から、マニアの種を見つけよう】


2014年12月22日月曜日

「来い!」って言うから行ったのに!?


宣伝につられてワクワクしながら買い物や食事に出掛けたのに、ガッカリして帰って来た事はありませんか?

ガッカリどころか「二度と行くか!!」という固い決心と共にお店を後にした事も(笑)一度や二度はあるんじゃないでしょうか。


私たちが目にする宣伝は、お店からの「ぜひお越し下さい!」という案内状でもあります。

お誘いを受けたから、私たちは期待してわざわざお店まで出向いていくわけです。

じゃあ、その期待は裏切っちゃダメですよね、シェアーズカフェ・オンラインに寄稿しました。

【お客様の満足感を維持出来ない、過度の集客を見直そう】

2014年12月18日木曜日

愛される商売人の条件


「なんやかんや言いながらも、愛されてるよなぁ」って思う事、ありますか?

「よくよく考えたら、周りの人に恵まれてるなぁ」はどうでしょう。


日々実感している人も、ふとしたきっかけでそう感じる人もいらっしゃると思いますが、どっちにしろ幸せな事ですよね~。

身近な誰かに対してそう感じるのも、身近な誰かがあなたを見てそう感じるのも、なんとも嬉しくてあったかい気持ちになります。


環境は自分で選べるわけですから、あったかい気持ちで過ごす生活も、さびしい気持ちで過ごす生活も、あなた自身が選択できます。

どうせなら……ですよね~(笑)

お客様から肋骨が折れるくらいハグされるに違いない、愛される商売人についてブログを更新しました。

【愛される商売人の条件】


2014年12月16日火曜日

ぶっちゃけ、ムカつく客とかいてるでしょ?


望まざる客、というのがいます。
 
値切る事しか考えてなかったり、「オレは『お客様』やぞ!?」感がプンプンしてたり、対応しながらも心の中ではムカッとイラッとしてくるお客様。
 
まぁ、こんな書き出しでも最後はちゃんと「様」って付ける俺って大人やン!? 結構素敵やン!? くらいに思ってますが(笑)困りますよね、実際。
 
この先、あなたの前に現れるお客様のすべてがこの類だったらどうしますか?
 
全員ではないにしろ、こういうお客様が一定数、常にいるとしたらゾッとしませんか?
 
 
残念ながら、新規のお客様を受け付けている以上、こういうお客様をゼロには出来ません。
 
しかし、お店がお客様を選んで集める努力をしないと、気分の良し悪し以外にも問題が発生します。
 
お客様を選ぶ努力を怠る弊害について、ブログを更新しました。
 
 
【お客様を選ぶ本当の目的は、WIN-WINな関係を構築する為】


2014年12月10日水曜日

素を見るメリット、素を見せるメリット

仲良くなった誰かと遊びに行く事って、ありますよね。
 
職場の後輩、学校のクラスメイト、ご近所さん、サークル活動の会員同士、FBなどのSNSの知り合いなど、いわゆるアフターやオフ会という形で親交を深める事は珍しくありません。
 
場所や環境を変えて会う事で、今まで知らなかった意外な一面や共通点を見つけて、更に親しくなったりします。
 
好きになった人をデートに誘うのだって、二人で場所を変えてもっと仲良くなりたいからですよね(笑)
 
 
これってプライベートに限った話ではなく、商売でのお客様との関係にも当てはまります。
 
お客様をもっと近くに感じる為の、売り手の事をもっと近くに感じてもらう為の、お店で出来るオフ会の可能性についてブログを更新しました。
 
【オフタイムにお客様とつながってみよう!】


2014年12月8日月曜日

風が吹けば桶屋が儲かるチェキラ……いや、的な?


ジーンズが誕生した経緯をご存知でしょうか。
 
以下、昔聞いたうろ覚えをそのまま書きますので責任は負いませんが(笑)アメリカでゴールドラッシュと言われる金の採掘ブームがあった際、一獲千金を狙った採掘者に向けて、丈夫な帆布を、ヘビが嫌がると言われるインディゴ(藍)の汁で染めた生地を使い、作業着として売り出したのが始まりだそうです。
 
きっと、アメリカ全土から集まってくる採掘者を眺めながら、「メッチャ丈夫なパンツ作ったら、コイツらに売れるんちゃうのん!?」って思い付いたんだと思います(笑)
 
 
商売というのは、誰かの不安や悩みを解決する事で成り立つ要素が強いですよね。
 
時代の流れで新しく生まれる悩みを解決できるのは、ひょっとしたらあなたの商売かもしれませんね、ブログを更新しました。

【世の中の流れを、商売に取り込めないか考えてみよう】


2014年12月4日木曜日

バイトテロの温床


バイトテロ、と言われるものをご存知でしょうか。
 
古くは吉野家のアルバイトが「すき家のメガ牛丼」に対抗して勝手に作ったテラ豚丼、最近では冷蔵庫や食器洗浄機でふざけた写真をネットにアップして社会問題になってるアレの事です。
 
食器洗浄機の写真をtwitterにアップされたそば屋が、廃業に追い込まれたのは記憶に新しいところですね。
 
 
正社員テロという言葉はありません、気持ちいいくらいアルバイトが占めています。
 
なぜ揃いもそろってアルバイトなんでしょう。
 
人選ミスですか? 彼らを採用した事自体が間違いだったんでしょうか。
 
 
実は、そうではありません。
 
バイトテロは採用後の人材教育ミスで発生するんです、シェアーズカフェ・オンラインに寄稿しました。
 
【バイトテロを生み出さない為にも、アルバイトの位置付けと従業員教育制度を見直そう】


2014年11月27日木曜日

そのお客様は、どの階段の何段目に立っているのかを考えよう


「今日の晩御飯何にしようかしら」って考えながら八百屋に行った時に「今日は白菜が安いよ!」って店員さんに言われたら「じゃあ、お鍋にでもしますか」って考えますよね。
 
ところが、健康の為にスムージーでも作ろうと八百屋に行った時に「今日は白菜が安いよ!」って言われても「じゃあ今日は白菜スムージーで!」とはならないと思います。
 
試した事はありませんが、激マズい&水っぽいスムージーになるであろう事は想像できます(笑)
 
同じ八百屋を訪れるお客様にも、それぞれ違った思惑や価値観、商品知識の差があるわけですね。
 
 
あなたの集客メッセージは、いったい誰に向けて発信されているんでしょう?
 
そのメッセージは、受け取る相手にとって適切な内容でしょうか、ブログを更新しました。
 
 
【お客様の段階に合った商品メッセージを用意しよう】


2014年11月26日水曜日

ザルで水はすくえない


ずっと求人広告を掲載し続けている会社で、働いてみたいと思いますか?
 
きっと何かアルって思いますよね。
 
働きたいと思えないくらい雇用条件が悪いか、採用した人がジャカスカ辞める劣悪な労働環境なんだろうなと、私なら勘ぐります。
 
 
もしも面接希望者がバンバン集まる、求人用のすげーキャッチコピーを思いついたとしたら、それは人事を担当する人の成果になるかもしれません、会社に貢献したと評価されるかもしれません。
 
しかしその会社にとって本当に必要なのは、すげーキャッチコピーなんかではなく、そんな小細工をしなくて済む世界なのかもしれませんね。
 
シェアーズカフェ・オンラインに寄稿しました。
 
【費用対効果を引き上げる為に必要な仕組み作り】

2014年11月18日火曜日

お金の関係だけじゃ、勿体なくナイ!?


お金の関係だけじゃ、勿体なくナイ!?
 
 
人付き合いって、時々メンド臭いですよね。
 
苦手な性格の人と話さなきゃならない時は気分がどんよりするし、友達とだっていつも仲良しってわけじゃない、彼や彼女のどうでもいいグチ聞くのも疲れるし、いつまでたっても小うるさい親の話もハイハイ聞かなきゃなりません。
 
 
けど、そういうイヤな部分を全部ひっくるめても、誰かと関わって暮らしていく事には、それだけの価値があります。
 
そういうイヤな部分を差っぴいても、余りある「人と関わる事で得られる、嬉しさや楽しさ」があります。
 
もちろん、完全に他人を遮断して生きていく事も出来ません。
 
 
どうせ避けられないのなら、人間とはガッツリ向き合ったほうが楽しく暮らせる気がしませんか?
 
雑多だから、多様性があるから、想定外のいい事もよくない事も起こるんです。それが「ひと」と暮らすという事。
 
あなたの商品を買ってくれるお客様も、確か「ひと」ですよね?(笑)ブログを更新しました。
 
 
【商売関係は人間関係】


2014年11月13日木曜日

アロハな焼肉屋の話


もう半年ほど前になりますが、最寄駅の近くに焼肉屋がオープンしたんです。
 
小さなお店で、外装は極めて地味、いかにも焼肉屋って感じの装飾はほとんどありません。
 
お店の屋号の看板は建屋には掲げておらず、道路沿いのポール先に木製の小さいヤツをひっそりと出しています。
 
「見た目地味やけど、こういう佇まいの店の味が、口コミで地元に広がったらいいよね~」
 
って、思いたいんです、ホントは。
 
 
ところがですね、私には全然おいしい焼肉を食べられる気がしないんです。
 
何故かというと、入口横の壁に『ALOHA』って、これまたちっちゃいプレートが吊り下げられているからなんです。
 
店の外装には他にハワイ要素まったく出てません、オーナーがハワイ好きなんかな~ってムードすら無い(笑)誰かのハワイ土産を吊ってみたって感じ。
 
しかも入口扉に「いらっしゃいませ!」みたいな感じじゃなく、ちょっと離れた壁にあるんです。
 
しばらくは外し忘れたのかと思ってたくらいです、こじんまりした焼肉屋の渋さもなければ、トロピカルなアロハ感もない、もちろんウェルカム感もない、中途半端な悪ノリに見えるんですね。
 
 
実際に食事をしたら印象はまた変わるかもしれないんです、めっちゃ肉美味しいとか、従業員さんの愛想いいとか、実は内装ハワイムード満点とか。「なるほど~、だから入口の『ALOHA』なんやな」って納得してファンになるかもしれません。
 
けど、気持ちがそこまで辿り着けない。お金握りしめてそれを確認する勇気は出ません。
 
勇気を出して入った人がお店のファンになって、それが広まって結果的に繁盛するなら別に問題はないんですが、このプレート一枚で、入ったらファンになる可能性のある客層まで遠ざけてしまってるのなら、ずいぶん勿体ない話ですよね。
 
 
これはデザインの問題です。
 
建物のカタチとかフライヤーのレイアウトだけをデザインというわけではないんです、自分の商売、売り方をデザインするという意味です。
 
このお店は入口そばの壁に『ALOHA』というプレートを掛ける選択、という「デザイン」をしたという事、そしてそれが私のような見込み客候補に何らかの影響を及ぼしたという事です。
 
お店の方は何の気なしに掛けたのかもしれませんが、プレートそのものを外すという「デザイン」にするか、もっと足してアロハ感とかウェルカム感を意図的に伝える「デザイン」にすれば、違った印象、違った展開になったのかもしれません。
 
 
という話を、ブログ本編の誘導の為にいま書いたんですが、これで一本ブログになるやないかい! というセルフツッコミと反省をしつつ(笑)インパクトマーケティングのサイトにブログ本編を更新しました。
 
前フリで原稿用紙三枚は明らかにやり過ぎですな(笑)
 
【商売の設計図に沿わない販促ツールのデザインは、ただの悪ふざけでしかない】


2014年11月11日火曜日

おとなの絵本(笑)


例えば、ニワトリをつがいで飼ってるとしますね。
 
一日一個、彼らは卵を産むので、お父さんに毎朝おいしい目玉焼きを作ってあげる事ができます。
 
けど今のままだと数年で、おや鶏には寿命がきてしまいます。
 
そうなると、お父さんは目玉焼きが食べられなくなります。
 
それを避ける為には、産んだ卵のいくつかを孵化させて、次世代のつがいを作る必要がある、という結論に達しました。
 
しかし、朝は毎日必ず来ますね(笑)
 
卵料理が大好きなお父さんは毎朝必ずお腹が減ったと言うので、結局育てる為の卵は確保せず、おや鶏が死ぬまでの2年間、毎日美味しい目玉焼きを作り続けましたとさ。

めでたし~、めでたし。
 
 
ちっともめでたナイですよね(笑)
 
あなたが知ってる会社の従業員評価制度も、これに近い状況かもしれませんよ。
シェアーズカフェ・オンラインに寄稿しました。
 
【プロセスを評価する仕組みを持とう】


2014年11月6日木曜日

キラキラしてる人


キラキラしてる人っていてますよね。
 
ギラギラじゃなくキラキラ、嫌な感じじゃないほうの人(笑)
 
いつも笑顔で行動的、そのうえ気配りまで出来てしまう人気者の事です。
 
ちょっと眩しいというか、憧れるというか、お近付きになりたいというか(笑)
 
FBなんかのおかげで、リアルな友達付き合いだけじゃお目にかかれないくらい、キラッキラした輝きを放っている人達を数多く見かける事ができるようになりました。
 
 
こういう魅力的な方々に共通する事のひとつに「周りが放っとかない」ってのがあります。
 
その人の魅力に魅かれた、ファンや支援者が名乗りを上げて、彼らに囲まれています。
 
当の本人は、チヤホヤされたいからそこにいるんじゃありません、本人はただ仕事してるだけなのに、それを通じてファンや支援者が勝手に増えていくだけなんです。
 
なんでそういう人って魅力的なんでしょう。ブログを更新しました。
 
【楽しそうにしてる人の所に、人は集まる】

2014年10月30日木曜日

時価の寿司屋に行くお客様

時価のお寿司屋さんには怖くて入れない小心者の私ですが(笑)そういう人はたぶん珍しくないと思います。
 
支払いがいくらになるか予想も出来ないようなお店には入る勇気がない。って思ってる人が世の中に多い事は、たぶん時価のお寿司屋さんも知っていると思います。
 
値段を明記すれば、少なくとも不明瞭なお会計を理由に敬遠している人の不安は解消されます。って事も時価のお寿司屋さんは知っています。
 
 
なぜそれをしないのでしょうか。
 
それは、値段を明記しなくても、そのお店のお寿司を食べたいという人がいる事も知っているからです。
 
価格以上の「選ばれる理由」がそこにはあって、店主さんもそれを自覚しているからなんですね。ブログを更新しました。
 
【適正価格は、あなたが決めていい】


2014年10月24日金曜日

家に帰るまでが遠足って事は、前の日に設定金額上限ギリのおやつを買うトコから既に始まってるとも言えるんやな。  by みつを


ども! ダイオウイカが水揚げされる度にネットで流れる、まるでお約束かのように職員さんがイカの横に寝そべって大きさを比較している写真が地味にツボ、福谷です。
 
 
駅前を歩いていると、ビラやティッシュを配ってる人に出会いますよね。
 
その時によって「もらってあげよう」って思う時と「絶対受け取らへん!」みたいな気持ちになる時とに分かれませんか?
 
先を急いでるとか一日通して不機嫌とか(笑)そういう個人の事情を差っ引いても、日によって、というか配ってる相手によって、受け取るかどうかを判断する傾向が私達にはあります。
 
かたがティッシュ配り、されどティッシュ配り。

一見して単調に見えるこの仕事に秘められた、接客との深いかかわりについてブログを更新しました。


【チラシ配りと接客の相関関係】


2014年10月20日月曜日

基幹商品の値段を下げて、上がるモノと下がるモノ


安売りして上がるモノがありますね。
 
 
まず、お客様が感じるお得感。
 
「安ッ!!」ってなります、ちょっと嬉しい(笑)
 
売り手にとっては原価率も上がります。
 
人手が要るので人件費も上がるかもしれません。
 
売り上げと客数も上がりますよね、そもそもソレ狙いですから。
 
 
では、安売りして下がるモノはなんでしょう?
 
価格、これ当たり前(笑)
 
けどそんなモンじゃない、もっと大事なモノが下がってしまう危険があるんです、シェアーズカフェ・オンラインに寄稿しました。
 
【低価格戦略に潜む最大のリスク】


2014年10月17日金曜日

今ならサルでも iPhone6を売れますか?


どもっ!キリンFireのCMで、ウマに乗ってる女の子が気になって仕方がない福谷です。
 
 
世の中には売りやすい商品と、売りにくい商品がありますよね。
 
同じ労力でも儲けの多い商売と、そうでもない商売もあります。
 
いけいけドンドンな業界もあれば、斜陽産業と揶揄される業界もあります。
 
 
例えばもし先月の iPhone6が売り出された頃、あなたの友達10人に「どんな売り方をしてもいいから、捌いて」とだけ伝えて、SIMフリーのiPhone6をそれぞれ20台手渡したとします。
 
リアルな友達を10人、思い浮かべて想像してみてくださいね。
 
まあ、たぶん売れます、一応販売対象は日本人だけというシバリは作りますが(笑)相当売りやすいと思います。
 
ところが、売り切るまでのスピード、20台売って得た粗利益、もし同じようにiPhone7が出た時にどれだけ同じ相手から買いたいと思うか、という「リピート希望率」は結構な差が出るハズです。
 
あなたが頭の中に描いた友達10人、性格も気質も、今の職業もバラバラでしょうから、10人が全く同じペースで売れるとは思えませんよね。
 
メッチャ売れやすい時期の商品、何ならその瞬間、世界で一番売りやすかったかもしれない商品、けど、その商品の「生かし方」は人それぞれ。
 
iPhone6は高く売れたけど、iPhone7のリピートがほとんど見込めないような「売り逃げパターン」で販売する友達もいるでしょうし、どっちも売れそうな人も、どっちもダメそうな人も(笑)いるように思えませんか?
 
 
世の中には売りやすい商品も、破綻しにくいビジネスモデルも存在しますが、それってもちろん「絶対」ではありません。

予想以上に売れる場合も予想をはるかに下回る場合もありますが、その差は商品やビジネスモデルの魅力以外の、ある要因なのかもしれません、ブログを更新しました。
 
【ビジネスモデルにあぐらをかかない】

2014年10月15日水曜日

すべらない話もすべり出すっちゅう話


すべらない話と言われるものがあります、テレビ番組にもなってますね。
 
誰に言っても、何回聞いても必ずウケる・泣ける、テッパンの物語やギャグなんかをそう言います。
 
まぁそれくらいオモロいという事なんでしょうが、ほなホンマに毎日同じ話をし続けても同じテンションでウケ続けるんかと言えば、たぶんそんな事はないでしょう。
 
オチまで知ってる話を毎日ドヤ顔で言い続けられた日にゃ、ウケるどころか途中で「ハイハイもう分かったって!」と、いなしたくなりますよね(笑)
 
 
人間は適応する生き物です、良くも悪くも刺激には慣れていきます。
 
オモロいもカッコいいも辛いも臭いも、慣れるとそれが当たり前になります。
 
お客様の「慣れ」を上回る強い刺激を、あなたは集客の度に提供し続ける事が出来ますか?シェアーズカフェ・オンラインに寄稿しました。
 
【刺激的なプロモーションに頼る商売から脱却しよう】


2014年10月7日火曜日

商売の為の「強みと弱み」対策


クラスで一番足の速かった友達を覚えていますか?

テストの成績が一番良かった友達はどうでしょう。
 
名前を言えるかどうかは別にして、印象くらいは残っていると思います。
 
 
むか~しむかし、クラスで五番目に足が速くてテストが最下位のA君と、クラスで一番足が遅くてテストの成績が五番目のB君がおったそうな。
 
A君は頑張って勉強したので、テストの成績が最下位から下から五番目になったそうな。
 
B君も頑張って勉強したので、テストの成績がクラスでトップになったそうな。
 
二人ともそれぞれ順番を五位上げる事に成功したのじゃが、大人になって冒頭の質問をした時、同級生の記憶に強く残っているのは、クラスで五番目に足が速くてテストの成績が下から五番目のA君ではなく、クラスで一番足が遅かったのにテストの成績は一番良かったB君だったとさ。
 
めでたし、めでたし。
 
 
♪ヴぉオやぁぁ~~ァ よいこダぁ ねんねしなァ~~~♪
 
と、今も昔も変わりなく唄って終わりたいところなんですが(笑)同じ努力をしたのに、ずいぶん印象に差が出ますよね。
 
商売において、短所の改善に時間をかけるくらいなら、長所を見つけて伸ばすことに時間をかけた方が、早くいい結果が出る理由がまさにコレ!ブログを更新しました。
 
【弱みの克服よりも、強みの強化を優先したほうがいいワケ】


2014年10月2日木曜日

誤診はマジで怖いんですってば!


私の知り合いが体験した実話です。
 
咳が止まらないので病院に行ったら「ぜんそくですね」と薬を渡されたんですが、ずっと服用していたのに症状が一向に改善されないまま一か月経ちました。
 
思い切って病院を変えたところ、全く違う病名を言われた上に、それまで飲んでいた薬を見た先生の言ったセリフが「ぜんそくやないのに、そんなん飲んでたらホンマに身体壊すで」だったそう。薬を替えた途端に症状は治まったそうです。
 
 
…コワ過ぎですやん(笑)
 
 
咳が止まらないという一つの症状、医学的に病気を調べる術を持たない私達のような素人は「咳 イコール 風邪かぜんそく」みたいな決め打ちをしてしまいがちですよね。
 
その思い込みでドラッグストアで風邪薬を買ったりもします。
 
しかし、実際にはもっと多くの病気に「咳が出る」という症状があります。
 
薬なんて使い方を間違うとがっつり毒ですから(笑)場合によっては治るどころか、逆に身体を壊してしまう危険もはらんでいます。
 
ドラッグストアで買える程度のもので済めばいいですが、医者の処方が必要な強い薬でこのような事が起こると大変ですよね。
 
 
原因を見極める事なく対策を施すと、いつまで経っても改善されないどころか、ひどくなったり別の問題が発生する可能性があります。
 
これって病気にかかわらず、商売で起こる問題に対しても同じ事が言えるんです。ブログを更新しました。
 
【思い込みや先入観で、対策を決め打ちしない】


2014年9月29日月曜日

商売の血液


会社やお店には、ふたつの血液が流れています。
 
披露宴で「結婚生活にはみっつの、大事な『ふくろ』があります」って言ってるおっさんみたいですが(笑)身体の隅々まで栄養や酸素を運び、老廃物を回収する事で私達を健康に生かし続けてくれる血液にあたるものが、商売には最低ふたつ存在します。

ひとつはお金、キャッシュです。

これはわかりやすいですね、物理的な血液。流れなくなると困りますね。


もうひとつは、経営者の想いや商売をする意味や価値観を従業員に伝える為のもの、あなたが商売を始める時に掲げた理念やミッション、経営者としての、あなたの想いです。

従業員がいる会社やお店は組織ですので、立場がそれぞれ違っていたとしても、同じ方向に向かって歩く必要があります。

「お客様と長いお付き合いをしながら、共に栄えたい!」というのがミッションなら、全員がそういう価値観で行動する必要がありますし「お客様から搾り取って、俺達だけ荒稼ぎしたい!」というのがミッションなら(笑)そこに所属する人は、お客様を大事になんかしてたら組織が機能しなくなるわけですね(笑)


理念やミッションは、ぶっちゃけ、無くても商売は出来ます。

しかし、一度ミッションを掲げてしまった組織は、実践しないと組織に血液がまわらなくなり、ある病状が表れます。

なぜ掲げたミッションを実践しないと組織に血液がまわらなくなるのか、行き渡らなくなると組織はどうなるのか、シェアーズカフェ・オンラインに記事をアップしました。

【企業理念や経営ミッションは、問い続けるという仕組み作りが重要】


2014年9月26日金曜日

宝くじのように、いい人材の「アタリ」を待つ人達

宝くじ、当たってみたいですよね~。
 
私なんてもし5億円とか当たったら、もうその瞬間に仕事もFBも全部辞めて、今これ打ってるパソコンなんか窓の外にウリャ~!!って投げ捨てジャーマンのつもりでいますが(笑)これって私の実力で当てたんじゃないですよね。
 
「当てた」んじゃなく「当たった」だけです。
 
実力で得たお金じゃないんで、それをアテにして仕事辞めて、遊び呆けて腑抜けきった頃にお金盗まれでもしたら、私はたぶん社会復帰する自信がありません(笑)
 
当たった嬉しさで大はしゃぎしますが、使えばいつか無くなるという事実も対策も忘れちゃダメなわけです。
 
 
さて、買い物に行ったお店で、ある店員さんだけがズバ抜けて素敵な笑顔だったりする事、ありますよね。
 
事実上の「看板娘」です。掃き溜めに鶴、ってくらい他の店員さんとの差があるお店。
 
オーナーさん、いい従業員さんを採用しましたね、ウシシ。
 
けど、それも「当てた」んじゃなく「当たった」だけですよね。そもそも当てる実力があれば、他の店員さんとの差はこれ程つかないですもんね、
 
もしその子が辞めたらどうすんですか? また当たるかな~? ウッシッシ。
 
という、自分で書いてても嫌味ったらしい言い方に若干ムカつく流れのまま(笑)ブログを更新しました。本編はちゃんとスマートに書いておりんす。
 
 
【個人の資質に頼っている限り、人的資産は永遠に構築されない】


2014年9月21日日曜日

家に帰るまでが遠足!


私のFBカバー写真にも書いてあるこの言葉、一度は担任に言われた事があると思います。
 
これは簡単に言うと「最後までちゃんとせい!」って意味ですよね。
 
遠足なんてそもそも浮かれて参加するモンなんで「家に着くまでが遠足という学校行事なんやから、浮かれて寄り道なんかしてんとちゃんと帰れよ」って言われても困るわけですが(笑)そんな浮ついた児童の気持ちを知り尽くしている先生方は、毎回こうおっしゃってから遠足を解散させていました。
 
 
「最後までちゃんとしよう!」
 
これはお客様からの「あなたの商売の見え方」という点でも、非常に重要なガイドラインとなります。
 
私達商売人の思惑やこだわりは、何をもって達成度を判断したらいいんでしょうか、シェアーズカフェ・オンラインに記事をアップしました。
 
 
【お店の運営は、お客様が受ける印象を起点に考えよう】


2014年9月18日木曜日

「例える」は、ツッコミであり「伝わる」であるっちゅう話


個人的な話ですが、私は誰かとの会話の際に「物事を何かに例える」という表現をよくします。
 
そりゃもうメッチャします、異常にします、何なら覚えたてのサルくらいします、という下品を承知の「例える」を、このタイミングでもねじ込むくらいします(笑)
 
誰かの発言にツッコむ為だったりボケる為だったり乗っかる為だったり、例える事によって、例えたモノがと例えられたモノが頭の中で重なり合い、分かりやすさや面白さが際立つという印象を、私は実感として持っています。
 
 
さてこの「例える」という表現方法、私達は学生時代に「比喩」という言い方で習っていますが、お客様への商品説明においても大きな役割を担います。
 
日常会話に使われる「例える」という技術が、お客様への「伝わる」につながる、というブログを更新しました。
 
 
【例える力を強化しよう】


2014年9月11日木曜日

経営者が孤独ってホンマですか?


まぁ~、よく耳にする話ですよねコレ。
 
確かに立場としてはそうなんでしょうけど、個人的には思春期の中学生あたりが「大人は誰もオレの事をわかってくれない」ってスネてるのと同じ青臭さを感じます。
 
もうねぇ、ただただ気持ち悪いわけ(笑)
 
いい大人が、理解してもらおうという努力もしないでナニ孤独ぶってんのって思います。
 
「経営者って、孤独だよな…」って雰囲気に浸っていたい、ただの「ナルちゃん」だったら私も大人なのでそっとしておきますが(笑)経営者の想いが伝わらないから孤独だと悩んでいるのだとしたら、それは単なる努力不足です。
 
そしてその努力不足は、あなたの商売やお客様への想いが従業員の行動に反映されないまま営業を続けるという、致命的な欠陥の存在を証明する事になります。
 
全国の経営者を孤独死から守るため(笑)シェアーズカフェ・オンラインに記事をアップしました。
 
 
【経営者の想いを従業員に伝える、最もシンプルな方法】


2014年9月9日火曜日

コンビニは最後の手段


コンビニには、何でも売ってますよね。
 
雑誌もあればボールペンもある、ガムテープもあれば野菜もあります。
 
私はこの歳になっても、雑誌コーナーの奥側を通る時は、頭の中でいろんな誘惑と闘っています(笑)日用品から「気になるモノ」まで幅広く置いてあります。
 
 
近くにあって何でも売ってるコンビニですが、ではすべての買い物をそこで完結させるのかといえば、決してそんな事はないと思います。
 
コンビニは近くて何でも一通り扱っているので便利、だけどそれぞれの品揃えは少なくて選べないし、専門店に比べると値段も高め、多くの人はこういう認識で利用しています。
 
とにかく手早く手に入れたい時はコンビニで済ませますが、じっくり選びたい時は専門店に向かう人が多いわけです、メンド臭さが勝つ時に利用されるわけですね。
 
 
コンビニは最初から便利さがウリですので何の問題もありませんが、あなたのお店はどうでしょう。
 
あなたが販売する商品構成を変えると何が起こるのか、ブログを更新しました。
 
 
【売り方が変われば、お客様も変わる】


2014年9月3日水曜日

人様のものを盗っちゃダメだと、我が子に教え諭すルパン三世


誰の心に響くねん!って話ですが(笑)我が子の心に刺さらない理由は明白ですね。
 
 
私達商売人がやった事や言った事はすべて、それを受け取ったお客様にとっての判断材料となります。
 
スコアラーのように記録され、印象がデータとして心に蓄積されていきます。
 
そのデータが実績です、蓄積した情報だからお客様本人にとって価値があるんですね。
 
複数の人間が働くひとつの売り場が、安定して高評価を得る為に必要な人材教育についてブログを更新しました。
 
 
【お客様の信用や信頼は「勝ち取る」のではなく「積み重なる」もの】


2014年8月22日金曜日

「健康は大事!」って実感する人の共通点


どもども!派手に遊びに出かけたわけでもなく、かと言って勉強にいそしんでたわけでもなく、ただ単に投稿をサボってただけの福谷です。
 
 
「やっぱ身体が資本やね、健康は大事やわ!」
 
誰だってそう言いますし、まさか「いやいや、病気がイチバンでっせ」という人はいないと思います。
 
健康が大事だと知っていて、本当に身体をいたわっている人は、健康じゃない状態を経験している事が多いですよね。
 
大きな病気したとか、若い頃のように無理が利かなくなったとか、失いかけてはじめて大事だってわかったりします。
 
元気盛りの高校生でも「健康は大事」なんて言葉、頭では理解してますが、実感する機会はほとんど無いわけです、元が健康体ですから。
 
 
「いやぁ、若いって素晴らしいですね」
 
 
なんて話をしたいワケやないんです(笑)
 
知ってはいるけれど「実感できなきゃ、実践できない事」ってありますよね、元気でエネルギッシュな高校生は「健康は大事」という言葉を理解はしてるけど、健康維持の為に乾布摩擦をしないように。
 
「お客様は大事」だと言葉で教えられた新人の従業員さんは、その時点では「お客様は大事」だなんて実感できていませんよね。
 
知ってはいるんです「お客様は大事」なんて言葉、何なら働く前から知ってます。
 
だからこそ、どこかで実感してもらう必要があるんですね、ブログを更新しました。
 
 
【新人に、あなたの掲げたミッションを腑落ちさせる方法】


2014年8月12日火曜日

モンスターが来たぞ!(by ピンクレディー)


そんな「ミーちゃん派」の私が(笑)よりによってお盆にお贈りするのは、ご先祖様でもゾンビでもなく「モンスター」です。
 
タイトルのように、モンスターが来たぞとピンクレディーは歌ってましたが、モンスターを生んだり育てたりしてるのは、私達商売人です。
 
身の毛もよだつ(笑)モンスターカスタマーについて、ブログを更新しました。
 
 
【モンスターカスタマーを生まない為に】


2014年8月7日木曜日

どうせなら、専門家にお願いしたい!


スタバのコーヒーと、定食屋の張り紙に「ランチご注文の方はプラス100円でコーヒー」みたいなの、どっちが美味しそうに感じますか?
 
お肉屋さんが経営する焼肉屋と、チェーン展開している焼肉屋ではどうでしょう。
 
 
お客様は買い物で後悔したくないと思っています。
 
後悔したくないので、商品はちゃんと選びたいと思っています。
 
選ぶ理由を教えて欲しがってます。
 
だから「安心して私に任しなはれ!」と、胸を張る商売人が選ばれるわけです(笑)
 
 
お客様に選ばれるには、選ばれる為の判断材料を提示しないと選択肢には入れませんよね。
ブログを更新しました。
 
 
【人は結局、肩書きで判断される】


2014年8月4日月曜日

「すき家」は、変われるかな?


どもっ! ひとり遊び大好き、ワンオペっこの福谷です(笑)
 
 
商売はボランティアではありませんよね。
 
「お客様の笑顔が私達の幸せ!」みたいな企業理念があったとしても、それは「お客様に満足してもらって、喜んでお金を払ってもらえる事が私達の幸せ!」というだけの事、売り手の幸せありきの話です。
 
少なくとも経営者は、自分が不幸になってまでお客様を幸せにしたいわけじゃないはずです。
 
 
ではあなたが雇う従業員さんも、それは同じじゃないですか?
 
自分のコップが空っぽなのに、他人のコップに水を注いでまわる事を従業員に求める経営者を、私は商売人として認めません。シェアーズカフェ・オンラインに記事をアップしました。
 
 
【企業理念を経営者のエゴで終わらせないようにしよう】


2014年7月30日水曜日

枝葉ではなく、根っこから変えよう


アーノルド・シュワルツェネッガーみたいなムキムキになりたいと思った時、あなたなら何をしますか?
 
食事を見直し、ボディービルを始めますよね。
 
高須クリニックの院長みたいに、脂肪を彫刻してシックスパックを作ろうという人は、かなりレアだと思うんです(笑)
 
 
目に見える華やかな現象に憧れたとしても、それが出来るまでの経緯や裏側を理解しないと完コピは出来ませんよね。
 
みんなが憧れ、真似たがるけど続かない有名サービスについて、シェアーズカフェ・オンラインに記事をアップしました。
 
 
【ディズニーランドやリッツ・カールトンのサービスが、自社で展開出来ない理由】


2014年7月28日月曜日

目に見えないものが、いろんなものを見せてくれる

「目に見えないものは、一切信じへん!」という人がいますよね。
 
 
幽霊的なもの、超能力的なもの、UFO的なもの、引き寄せ的なものなど、スピリチュアルなジャンルに対してはこういう方が多いように感じます。
 
ちなみに私は、こういうものすべて「出来れば、全部あって欲しい」と思っているファンタジーボーイです(笑)思春期に『ムー』読んでました。
 
 
さて、人の心の中は見えませんか?
 
見えますよね(笑)意外にあっさり。
 
見えるのは、私達に特殊な能力があるからではありませんよね。
 
ちょっとした態度や表情に出てくるから、見えないものが見えてる気がするだけで、実際には見えてるんですよね、かなりの部分が(笑)
 
だから、商売人は外見がすべてなんです。ブログを更新しました。
 
 
【接客業は、見た目が10割】


2014年7月25日金曜日

知ってる事に、価値はナイ!


交差点で目の前の信号が赤やったら、とりあえず一旦は止まりますよね。
 

信号のルールを暗記しているからじゃなく、事故を起こしたり事故に巻き込まれたくないから、その都度交通ルールを思い出しては守ろうか破ろうか判断するわけです。
 
結果的に赤で止まるか進むかはともかく(笑)この交通ルールは私達が信号を見る度に思い出し、その状況で何らかの判断をする材料になっています。
 
このルールは、私達の中で「生きてる」という事です。
 
 
商売においても様々な取り決めやルールがありますが、それを知ってる事自体には何の意味もありません。
 
暗記してても使わないルールなら、覚えるだけ時間のムダ。ものすごく高価な道具を買い与えても、使い方を教えなければお金のムダ。
 
どんなに崇高な経営理念を掲げたって、現場に反映させる習慣を身に着けなければムダなんです。
 
経営者であるあなたの想いが絶対に伝わらない「悪しきパターン」について、シェアーズカフェ・オンラインに記事をアップしました。
 
 
【理念経営を成功させたいのなら、朝礼での企業理念唱和は即刻中止しよう】


2014年7月23日水曜日

おもろいは商売を救う(ココ、愛は地球を救う風で!)

どもっ!ベネッセの問題が表面化するまさに数日前、あのジャストシステムから子供用教材の勧誘電話を頂いた、個人情報ダダ漏れ一家の世帯主 福谷です。
 
自分の情報が漏れたと知ったうちの息子は「ベネッセ嫌い」と言いながらベネッセの教材を消化してますが、なんか「あんたなんて大っ嫌い!」って言いながら彼の胸に飛び込む、みたいな気持ち悪い恋愛ドラマとダブって見えて若干おもろいです(笑)
 
 
さて、何を「おもろい」と感じるかは人それぞれですが、そこにはある「共通点」があります。
 
お客様、従業員、取引先。人が集う事で成り立つ「商売」という場に必要な「おもろい」について、ブログを更新しました。
 
 
【お客様も従業員も、おもろい場所に集まる】


2014年7月16日水曜日

目立つトコから語られる


あなたにはめちゃめちゃオモロい友達がいたとして、別の知人から「あの人ってどんな人?」って尋ねられたら何て答えますか?
 
「アイツ、めっちゃオモロいで」って言いますよね。
 
多少気が短かったり、多少の服のセンスが悪かったりしても、最初に出てくる内容は一番特徴をとらえているであろう「めっちゃオモロい」になると思います。
 
それを耳にした知人は「へぇ~、あの人オモロいんや」って認識します。
 
 
では、つまらなくは無いけどめっちゃオモロいという程でもなく、特別やさしいわけでもなく、特別オシャレでもなく、やや気の短い友達がいて、同じように別の友達から「あの人ってどんな人?」って尋ねられたら何て答えるでしょうか?
 
「けっこう短気やなあ」って言いませんか?
 
それを耳にした知人は「へぇ~、あの人短気なんや」って認識しますよね。
 
 
この違い、なんでしょう。
 
お客様の口コミをコントロールする上で、私達商売人が注意しないといけない「見え方」について、シェアーズカフェ・オンラインに記事をアップしました。
 
 
 
口コミの「ダークサイド」を知ろう 福谷恭治(商売力養成コンサルタント)


2014年7月14日月曜日

プレゼント難民


プレゼントを選ぶ「センス」ってありますよね。

自分では買わないようなモノなんだけど、もらって身に着けてみると「お、なんかええやん!?」みたいな新しい発見をさせてくれたり、言った本人も覚えてないような話を覚えててくれて、それにまつわるモノをくれたりする人。

お金なんか全然かかってなくても、私に合うモノを考えてくれた想いが伝わると、もうそれだけでテンション5割増しです(笑)

残念ながら、私には気持ちいいくらいそういうセンスがありませんので(笑)イキなプレゼントが出来る人をホントにうらやましく思えます。


だいたい私のようなプレゼント音痴は、日頃から相手に関する情報に気付けていませんので、誕生日などの「いざ贈る!」って時になって初めて「何にしよう」って考え出します。

もうねぇ、すべてが遅いわけ(笑)

何にも浮かばないもの。

けど、こういう人達って多いんですよ、直前でワタワタする人。

そういう「プレゼント難民」に私達商売人が出来る事について、ブログを更新しました。



【商品を「モノ」から「想い」に変えよう】


2014年7月11日金曜日

接客マニュアルと、マライア・キャリーに歌で負けない方法の関係


カラオケで、歌ったら点数が出るヤツがありますよね。

オリジナルの音源を基準に、どれだけ外さずに歌えるかで点数が表示されるアレです。


出た点数が高いの低いので結構盛り上がったりするんですが、歌の上手い人が必ずしも高得点になるとは限らないというのをご存知でしょうか。

何を歌わせてもバツグンに上手い友達が歌っても90点、なのにオリジナルを意識して「寄せて」歌える人は96点を獲得したりします。

どっちの歌が上手く聴こえるのかといえば圧倒的に前者なのに、得点は後者の方が高いわけです。


おかしな話ですが実はおかしくない、どっちやねんって話ですが(笑)カラオケの点数はその人個人の歌の上手さを採点する為のものではなく、オリジナルにどれだけ近いかを基準にしているから仕方のない事です。

オリジナル以上に上手く歌えても、判断する基準がカラオケにはそもそも備わってないわけです。

一般的には、カラオケで高い点数を取る人は「歌の上手い人」という認識になっていますが、実情はその感覚からややズレているんですね。

ですので、もし何かの間違いで私が歌手デビューしてカラオケになったら、マライア・キャリーがチャレンジしても私を超える事が出来ないという怪現象が起こるわけです(笑)


これに近い状況が、いわゆる「接客マニュアル」を誤用するお店に存在します。

最低限のルールや原理原則のはずが、やがて評価のすべてになるマニュアルの怖さについて、シェアーズカフェ・オンラインで記事をアップしました。


【サービス業における、接客マニュアルとの正しい向き合い方】


2014年7月8日火曜日

商売あるある早く言いたい

♪しょうば!いあ~るあ~るぅ、言いたぃ早く言いたい~よ!
  しょうば!いあ~るあ~るぅ、言いたぃ早く言いたい~よぉ~♪
 
この部分は、レイザーラモンRGが歌うワム!の『ウキウキ・ウェイク・ミー・アップ』の感じで脳内変換して頂けると助かります、福谷です。
 
 
「ちょっと聞いてぇやぁ~~!!」
 
顔を見るやいなや駆け寄って話し出す友達の「こんにちは」に位置する言葉がこのフレーズですが(笑)この流れではじまる話に対しての合いの手は「マジで!?」「ウソっ!?」「ホンマに~!?」をループさせる事でほぼ事足ります。
 
一通り話を聞くと、言い終わってスッキリしたのか「誰かに言いたかってん。ほな」と去る友人。
 
 
いやいやいや、待て待て!と(笑)
 
そうじゃないでしょ、と。
 
会話!言葉のキャッチボール!!
 
せめてこっちの質問にも答えてくれんと疑問が残るでしょうよと思ったりもするんですが、まぁしゃーないなと今では半分あきらめてます(笑)
 
 
自分にとってはどうでもいい話でも、友達がそれを言う事でスッキリ出来るのであれば、話を聞いてあげるのはやさしさかもしれません。
 
けど、お客様は相手が友達の時ほど、優しくも寛容でも辛抱強くもありません。
 
今あなたが言おうとしてる話は、お客様の知りたい話ですか?ブログを更新しました。
 
 
 
「言いたい事」より、「知りたい事」を伝えよう


2014年7月5日土曜日

見てないようで見てる(by イエモン)


フェイスブックで友達申請が来た時にピロッ!て数字が出てくるパソコン右上のアイコンありますよね。
 
あれ開くと「知り合いかも」みたいな欄が下に出るんですが、さっき覗いてゾッとしました。
 
ここに書いてる経歴や、つながってる友達からは絶対にたどり着くはずのない知り合いの名前がわんさか並んでるんです。
 
怖い!マジで心臓に悪いわフェイスブック!いったいオレの何を握ってるんや!?
 
何ならトランプをモニターにかざしてENTERキー押したら「スペードの2です」くらい言うんちゃうかってマジック感ですよ。怖いコワイ!
 
 
きっと、あっちがウォールを何回か覗きに来てくれたら、FBが「コイツ友達かな?」って認識するシステムなんでしょうね。
 
んで今度は私が覗きに言って、あっちの「知り合いかも」に私の名前が載って。
 
「そうそう、知り合いやし~」って言いながらクリックして。
 
クリックされてまた私のほうに「知り合いかも」って表示されて。
 
「せやんか、知り合いやで」ってついに友達申請して・・・
 
 
ってなるかボケ~~!!(笑)
 
誰でもカレでもFBでつながる思うなよ!!
 
 
記事の案内を書くつもりだったのに、取り乱してだいぶズレた話になりましたが(笑)シェアーズカフェ・オンラインさんに記事をアップしました。
 
お客様にバレなきゃラッキー、クレームにならなければオッケー、受動的で短絡的な商いの先にある姿とは?
 
 
【「詐欺師」と「詐欺師的商売人」の微妙なスタンスの違い】


2014年7月3日木曜日

お財布断捨離

子持ちシシャモみたいにふくらんだ財布の中身を、定期的に整理する人がいますよね。
 
捨て損なったレシートや、なったはいいけど全然活用していない会員カード・ショップカードの類、現金以外の不要なモノをポイし、スッキリさせる儀式が数ヶ月に一度行われます。
 
過去にもらったカードを2~3秒ながめては「要らんな」とつぶやいて捨てる、この時点でお店との細~~~い糸は完全に切れてリセットされます。
 
ショップカードを渡したお店の人が見たら、さぞガッカリするであろう光景です(笑)
 
 
あなた自身のファン、あなたのお店のファン、あなたの商品のファン、あなたのお店の会員カードやポイントカードを持ってる人、これらはすべて別のものです。
 
iPodのファンが、iPodを取り扱うお店のファンだとは限りませんし、配布したポイントカードの枚数が、あなたのお店のファンの数ではありません。
 
あなたがどのお客様に何をどのタイミングで配るのか、これによってあなたが手にする顧客情報が持つ意味や価値はまったく違ったものになる、というブログを更新しました。
 
 
 
【会員さん、いらっしゃ~い!】


2014年6月30日月曜日

アットホームな印象をお客様に与える、商売人にとってのイメージ戦略


今回から『シェアーズカフェ・オンライン』さんでも、記事を書かせて頂く事になりました。
 
 
バリバリ、という頻度では書けませんが(笑)ブログ記事と同様に、お読み頂けると嬉しいです。
 
【アットホームな印象をお客様に与える、商売人にとってのイメージ戦略】


2014年6月26日木曜日

言わずに伝わるほど、他のみんなはヒマじゃない

実は、私にはFBのIDがふたつあります。

 
今使ってるIDを登録した同じ日に作成しました、同じ顔写真を貼ってます。
 
どちらも作ったまま半年放置し、その後、今使ってる方でだけ記事を投稿するようになりました。
 
残りのひとつは作成後、一度もログインしていませんし、今となっては何の為に複数作ったのかさえ覚えてません(笑)
 
 
どっちも同じ名前、同じ写真、ですがこちらのFBには、友達やフォロワーと言われる人達がいます。
 
いいね!して下さる方、コメントを下さる方、メッセを下さる方、イベントにお誘い下さる方、いろんな方々がいらっしゃいます。感謝感謝です(笑)ありがとうございます。
 
 
ところが、もうひとつのFBには誰も来ません、メッセも来なけりゃお誘いも頂けません。
 
この違いは何でしょう。
 
 
…って、言うまでもありませんよね(笑)
 
こちらでは、私が情報を発信しているからです。
 
 
情報ったって、なにもウォールの文章だけじゃありません。
 
顔写真や投稿記事はもちろん、自己紹介やブログのリンク、友達のページに表示されるシェアやタグ付けに反応して下さる方々のおかげで、今のFBページとなっています。
 
いまだに丸コピのあいさつコメントや、そういう「あいさつ族」を非難しているくせに、自分で用意した定型文にどうでもいいような一言を加えて「しめしめ、これでうまく相手に合わせたコメントが出来たゾ」と勘違いしてる残念な方々からのコメントも後を絶ちませんが(笑)そういう「いろはす」くらい薄いコメントを毎回削除して差し引いたとしても、ふたつのFBの違いは歴然です。
 
発信するから反応する、こちらから何かを投げ掛けるから、相手はそれに返してくれるわけです。
 
 
当たり前、あったりまえの事なんですよね。
 
 
一年中部屋にこもってネットも電話も使う事なく過ごし、挙句に「オレの良さ、世間に伝わンないね~」って考えるほうがどうかしてます(笑)
 
あなたが姿を現し、相手の五感に訴える何かしらの情報を発信するからこそ、相手はそれに反応するんです。
 
 
これって商売でも同じです。
 
商売人が発信する情報をお客様が受け取る事で、コミュニケーションは成立します。
 
情報発信は、あなたが口と舌を動かして喋り続けるという「会話」という方法だけに限った話ではありません、というブログを更新しました。
 
 
【店内POPは、お店とお客様の「関係そのもの」を変える】


2014年6月19日木曜日

いい思い出のない場所に、戻りたいと思う変態はいない

「彼女が欲しい!!」
 
と、これをお読みになってる独身男性の誰かがそう思ったとします。
 
彼には気になってる女性がいて、出来ればその人と付き合いたいと考えています。
 
「今度の土曜日、オレんちで呑もうよ」みたいな感じで家呑みデートをする事になりました。
 
 
部屋、片付けませんか?
 
しますよね、掃除。
 
足の踏み場もないくらい散乱した洗濯物や、彼女候補には見られたくない、独身男性ならではの持ち物(笑)は、片付けておかないと嫌われそうな気がします。
 
「土曜はムリやけど、今からならいいよ」って言われると、逆に困ってしまい「いやいや、今日は勘弁して!」って言ってしまう男性だっているでしょう。
 
チャンスではあるけど、見られたくないモノや、見せたら印象悪くなるって分かってるモノを片付けもせずに女性を家に呼ぶのは、一種の「バクチ」でしかありません。
 
そして予想通り、結構な確率でその賭けには負けることになります(笑)
 
あきらかに掃除してないと分かる不潔感漂う部屋、コンビニ弁当の容器を捨てなさ過ぎて変な臭いのするゴミ袋、挙げ句の果てに絶対に見られたくないジャンルのDVDがデッキからチュイン!って出てきたりすると(笑)彼女になるとかならない以前に、もう友達としても呑みに来てはくれなくなるかもしれません。
 
彼女候補が不満を感じないように部屋をウェルカムな状態にしてからお招きする、そこで呑んで盛り上がって告白という流れで付き合いたい、そう考えるから「今から」ではなく「今度の土曜日」なわけです。
 
彼女候補を家に招くのが先じゃないんです、家をウェルカムな状態にするのが先、楽しく呑んだ流れで告白してOKが出る環境を整えるのが先なんです。
 
「今からならいいよ」という、一見するとチャンスに思えるオファーに乗っかると望んだ状況にならないから、順番を間違わないように我慢するんですよね。
 
 
いやぁ、語ったわ(笑)
 
商売においても、とても家呑みからの告白でOKをもらえるような状況でもないのに、ガンガンに彼女候補を誘うようなことを平気でしているお店が数多くあります。
 
それ、順番おかしくない!? みたいなブログを更新しました。
 
今回、大事だから!! いろんな意味で(笑)
 
 
 
お客様が流れる方向と、商売の重要度は「逆向き」


2014年6月14日土曜日

シャネルの5番を着て眠るオレ(リバース禁止 笑)

私は、スターウォーズの最新作が上映されれば、たとえ評論家がどんなに酷評していたとしても映画館に行きます。
 
ハーゲンダッツが新しいアイスを出したら、とりあえず食べてみようと思います。
 
40年前に活動していたレッド・ツェッペリンというバンドは、定期的に昔の音源を「リマスター」と銘打って、同じアルバムを何度もこねくり回して再リリースしていますが(笑)今年販売された再々々リマスター版も聴いてみようと思っています。
 
 
これらはすべて、私にとっての「ブランド」となっています。
 
簡単に言えば「別格」って事です。
 
スターウォーズは、私にとって「スタートレック」や「ハリーポッター」とは別格、ハーゲンダッツは、私にとって「サーティーワン」や「ガリガリ君」とは別格、レッド・ツェッペリンは私にとって「ビートルズ」や「エアロスミス」とは別格なんです。
 
 
こういう「別格扱い」って、誰にでもありますよね。
 
他人がディスってくるくらいじゃビクともしない好き具合、何なら「この良さが分からんなんて、お前ら脳ミソ『もろみ』で出来てんじゃねーの?」くらいの気持ちでいるわけです(笑)
 
 
このような「誰かにとってのブランド」という称号は、上に例示した「世界的に有名なモノ」にしか与えられないわけではありません。
 
近所の駄菓子屋だってそうなり得ますし、もちろんあなた自身がそうなる事だってあります。
 
ありますというか、相思相愛で商売を続ければ、最終的には必ずそうなるんです。
 
 
私達商売人レベルでの「ブランド」とは一体何なのか、ブログを更新しました。
 
 
 
【ブランドとかブランディングとか言っちゃってる話】
http://www.impact-m.net/?p=531

2014年6月10日火曜日

「知らない」というだけで、閉ざされる「可能性」

パソコンのセキュリティソフトには、無料で使える優秀なものがいくつもあるという事をご存知ですか?
 
割りばしで、瓶ビールの栓が抜けるという事を知っていますか?
 
生クリームを振り続けると、バターになるという事を知っていますか?
 
 
これらは全て、知らなくても困らない事ですが、出来るという事実を知っているだけで、いざという時の選択肢や可能性はグッと広がります。
 
あやしいサイトを覗いたり、変な方法でファイルのやり取りをしないのでしたら(笑)セキュリティソフトは無料のものでも問題はほとんど起きませんし、家に栓抜きが無いからという理由で、もらった瓶ビールを飲むのをあきらめる必要もなくなります。
 
まぁバターが必要になったからといって、家の生クリームをシェイクし出す人は実際にはいないと思いますが(笑)知らないというだけなのに、それが「イコール出来ない」という思い込みになってしまっていると、無駄に挫折したりあきらめたり、いろんな可能性の扉を閉ざす事にもつながります。
 
 
さて、お店の商品POPを、手書きで作る人とパソコンで作る人がいますよね。
 
たいていは手書きの方が訴求力があって、しかも手早く作れるという認識です。
 
私もそう思います(笑)
 
しかし、パソコンで作ったPOPが見劣りするのは、パソコンで作る事自体が原因なのではなく、パソコンで何がどこまで出来るのかを知らないまま使っている売り手の、知識の無さが原因となってる場合がほとんどです。
 
POP作るのにエクセルやワードなんか使ってたら、永遠に手書きPOPには勝てませんよ。
 
という「武器は使えるようにしてナンボ!」なブログを更新しました。
 
 
 
手書きのPOPを超えるパソコンPOPは作れる!


2014年6月6日金曜日

何回目のデートで、する?

「なぁなぁ、何回目のデートでホニャララする?」みたいな問い掛けで始まる、甘酸っぱい思春期トークがありますよね。
 
あ、一応確認ですが、ホニャララのとこには「キス」とか「エッチ」とか「それ以上の何か」が入りますよ、それ以上って何や!?(笑)
 
そこそこ汚れた中年の皆さんなら、ホニャララにどんな言葉が入っても「一回目!!」と即答するかもしれませんが(笑)恋に恋する若い世代にとっては、まだまだこういう「基準合わせ」が気になるところなんじゃないかと思います。
 
 
実際にこうした基準や感覚が合っていないと、デートではトラブルの元になりますよね。
 
「え?一回目で!?」とか「え?もう五回目やのに!?」みたいな、たとえデート回数にこだわってないにしろ、感覚で「もう?」とか「まだ?」という感情がどちらかに芽生えてしまうと、時にそれは「不安」や「不信」に発展する可能性もあるわけです。
 
 
さてこの甘酸っぱい感覚、付き合い始めの男女に限らず、付き合い始めのお客様との間にも起こっています。
 
停止している車にエンジンの回転数をマックスにしてクラッチ合わせが出来ないように、私達商売人はお客様の「何か」を見極め、それに合わせた対応をする必要があります。
 
お客様をリピーターに育てる為に、私達が「感じ取らなきゃならないモノ」について、ブログを更新しました。
 
 
 
お客様との「体温」を合わせよう
http://www.impact-m.net/?p=516

2014年6月3日火曜日

気持ちいい差別主義

あなたが、2年前に月給20万円で採用された新卒のサラリーマンだとします。

今年、月給25万円で新卒採用された後輩が出来ました。

あなたの給料は2年前と変わっていません。
 
 
モチベーション、維持出来ますか?
 
私は無理です(笑)
 
かわいい後輩に矛先が向いたりはしませんが、会社への不信感は、この事実を知った瞬間にハンパないくらい増大すると思います。
 
「オレって、そんなに会社に貢献出来てませんでしたっけ?」とか「一度退職して入り直したら給料上がるんかな?」とか、後ろ向きな事しか考えられなくなる気がします(笑)
 
 
こういうモヤモヤした気持ちを、お客様に味わせてしまってませんか?
という、快適な不平等について(笑)ブログを更新しました。
 
 
【リピーターを、とことん「えこひいき」しよう】


2014年5月31日土曜日

踊るアホウに、躍らせるアホウ

ネットを見ていると、時々ドキッとする情報を目にする事がありますよね。
 
やれコンビニの食品には添加物がてんこ盛りだ、牛乳を飲むな、紫外線を浴びるな、水分を取り過ぎるな、いや水は毎日2リットル摂取しろ、小じわが増えるから笑うな、いや毎日笑って過ごせ、ってどっちやねん!!(笑)というくらい内容も様々です。
 
「うわ!これってオレの事やん」
 
そう感じた情報は熟読しますし、それをきっかけに生活習慣を改めようと考えたりすると思います。
 
 
私達商売人にとっては、自分が発信した広告宣伝を目にした人が「うわ!これってオレの事やん」とか「え!?これって私の為にある商品やん」って感じてもらいたいわけです。
 
何ならお客様にそう感じて頂く為だけに宣伝してると言っても過言ではありません。
 
だからと言って、何をどう表現してもいいって事ではないんです。
 
という、情報発信者としての商売人の「良心」について、ブログを更新しました。
 
 
※今回のブログは、薮田織也さんがFBでシェアしたニュースを読んだ事がきっかけとなりました。
薮田さん、勝手にありがとうございます(笑)
 
 
 
商売人が発信する、情報の良心


2014年5月28日水曜日

ダジャレネームについて、ちゃんと考えてみた!

先日『R25』への記事掲載の話をここに書かせて頂きましたが、へき地に住んでる私の為に記事の写真をアップして頂いたり冊子の現物を送って頂いたり、様々な形でお心配りを頂き、みなさんに守られてるようなあったかい気持ちで過ごしている福谷です。
 
感謝の念でいろんな方向に足を向けて寝られなくなり、ココんトコずっと立って寝ています、みたいな話をここで差し込むから「ありがとうの気持ち」が伝わんなくなるんだよと、アタマの中でもう一人の私が突っ込んでますが(笑)そこは爽やかにスルーしたいと思います。
 
 
というわけで、今回は「残りの95%」分の取材原稿でブログを更新しました。
 
ダジャレを使った商品名はなぜ強いのか、クドいくらい書いてます。
ブツ切りの取材回答をつなげたので後半やや文章の流れがおかしいですが(笑)そこも爽やかにスルーしたいと思います(笑)
 
 
 
ダジャレネームは、なぜ使われるのか


2014年5月25日日曜日

あの~、ご職業は?

突然ですが、あなたは何人(なにじん)ですか?

 
まぁいろんな答え方があると思うんですが、この質問に対するベストの答え、鍵を握っているのは「誰がそれを尋ねているのか」という一点に尽きます。
 
 
例えば宇宙人に尋ねられればベストの答えは「地球人」ですし、外国人に尋ねられればベストの答えは「日本人」です、東京の人に尋ねられればベストの答えは「関西人」みたいな感じですよね。
 
私が海外で誰かと知り合って「どちらの国の方ですか?」と聞かれた時に「地球人です」と答えるのは相当イタいわけです(笑)
 
 
さて私達商売人の中には、お客様に職業を伝える際に、これと同じくらい「どうかしてる」自己紹介をしている人がいます。
 
質問するお客様が望む答えの「ベスト」に、まったく対応出来ていない商売人の「立ち位置」についてブログを更新しました。
 
今回からご案内するブログのリンク先が、勢いだけでリニューアルしたホームページになってます。しかもまだサイト本体が未完成なのに公開してしまっているという「サグラダファミリア感」満点でございま~す(笑)
 
 
 
お客様に伝える、あなたの「職業」


2014年5月20日火曜日

競合リサーチと、あなたの想像力


どもっ!商売力養成コンサルタントの福谷です。


今日の話は、前回の投稿の中に書いた「ほなライバルが何やってるか調べまひょか」
からの続きです(笑)

まだの方は先に【お客様リサーチと、あなたの想像力】をお読みください。


さて前回の投稿では「売るモノが決まったら、あなたのお客様になり得る人達について掘り下げて考え、想像力を発揮する」という話でしたので、今回はその次のステップ「それを踏まえて競合他社との立ち位置の違いを見つける」という話となります。


立ち位置を決める。よく「ポジショニング」なんて言ったりします。

お客様から見て、その商品を扱うあなたが「どういう位置付けになるのか」という事です。


今までに千回くらいあちこちで言ってますし、この先まだ七万回くらいは言う予定ですが(笑)競合他社との「違い」がお客様に伝わらないと、あなたの商品は決して選ばれる事がありません。

何故なら、違いが無いとお客様が「あえて」あなたの商品を選ぶ理由を理解するチャンスが無いからです。

お客様が「誰に頼んでもええわ」と、求める最低条件をクリアした競合6社をサイコロで決めるのでしたら、中学で習った確率の計算通り1/6の割合でお客様は来るでしょうが(笑)そんな事を期待しながらお客様を待っていたら、私達の生活は成り立ちません。

確率が1/2だったらまだしも、1/150だったらおそらくどんな業種でも生き残れないでしょう。

「どうせやったらこの人に頼もう」「是非ともこの店で」と、お客様があなたを選ぶ「何らかの理由」を提示する必要がある、要するにお客様の流れをコントロールする必要があるわけです。

競争優位性なんて言い方もしますが、ポジショニングはお客様に、他の誰でもなく「あえて」あなたにお金を払って仕事をお願いする理由、を教える意味を持つんですね。


さてその「他との違い」ですが、具体的な違いは皆さんが扱う商品に合わせて考えて頂くとして、ここでは立ち位置のパターンをいくつか紹介したいと思います。

例えばあなたに高校生の娘さんがいて、来年は大学受験の予定だとします。

娘さんが町のマドンナ的存在だったせいか、あなたが「誰かに家庭教師をお願いしようかな」と口走った為に、娘さんとお近付きになりたい街中のありとあらゆるメンズが立候補を表明し、履歴書を送り付けてきたとしましょう(笑)

「誰にしようかな」

そう考えた時、真っ先に家庭教師の候補から消えるのは、高校生以下の学生ですよね(笑)間違っても中学生に依頼する事はない。


というわけで、一つ目は「上に立つ」です。

大学入試の為の勉強を教えて貰うのにお金を払おうってんですから、少なくとも大学入試を経験しているという経験は相手に求めますし、子供に勉強を教える学力が無いと話になりません。娘さんを合格という幸せに導いて欲しいわけです。

最低でも大学生以上で、どうせなら聞いた事の無い大学の学生より東大生の方が単純に勉強を教えてくれそうですし、何なら家庭教師の経験と実績のある人の方が我が子を大学に導いてくれるにふさわしい資格を持っているように思えます。

これは商品で言えばスペックの差に該当します。

何を食べてもバツグンに美味しいと評判のレストランや、従業員のホスピタリティが徹底している快適なお店なんかもこの中に入ります。


では出来るだけ高学歴の学生さんを探そうと考えていたところ、候補者の一人が帰国子女で、英語なら私にお任せください的な自己アピールが書かれていました。

娘に尋ねると彼女は特に英語がダメ、受験する上で大きなネックになっているらしい。


二つ目は「絞り込む、または特化する」

娘さんが欲しいのは学力アップを通して得られる「合格という幸せ」です、決して家庭教師を付けるという事自体が目的ではありませんよね。

「合格という幸せ」に直結するピンポイントな訴求は、それを悩みだと自覚している人にはダイレクトに響いてきます。より具体的に、対象となるお客様が抱える不満や問題を絞り込んで訴求する事で「専門家」としての信頼を得るという事です。

離婚問題専門の法律事務所、アトピーの人だけを対象としたエステなんかもこれですね。


さて更に履歴書を精査していると、現役大学生ではありませんが、大学時代に塾講師のアルバイトを経験し、現在は心理カウンセラーとして活躍しいている社会人がいました。

人に勉強を教えた経験がある事、高校受験の際に何度も心が折れそうになっていた我が子を思い出し、この人ならメンタルケアまでしてくれるんじゃないかと考えます。


三つ目は「2つ以上を備える」

商品そのもののウリとは別に、それとリンクした別のウリがある、例えばソムリエ資格のある酒屋さんがあなたにピッタリなお酒を用意するだとか、インテリアコーディネーターが設計に携わる工務店のような、ダブルスキルを用意するという事です。

ダブルスキルと書きましたが、これは資格に限った事ではなく、お客様に与える印象全般も対象となります。

どうせやるならワクワクする楽しくとか、快適に感じられる場所でとか、本来の目的を達成出来るのであれば、それ以外の「選ぶ理由」は個人的に「快」が感じられる方を選びます。


ざっくり三つほど挙げましたが、細かく見ていけばまだ他にもあると思います。

大事なのは、お客様が選ぶ理由こそがあなたの商売の「強み」だという事、あなたがどんなに得意だと思っていても、それを理由にお客様があなたを選んでいないのなら、それは強みでもなんでもない、という事です。

あなたが狙った通りに選ばれたという場合もあるでしょうし、思いもよらない想定外の理由で選ばれている場合もあるでしょう。



今までにあなたを選んで下さったお客様に、選んだ理由を伺ってみましょう。

実際に選ばれた理由を把握する事で、あなたの強みはより強固なものになりますし、自分では意識していなかった意外な理由で選ばれている可能性もあります。

逆に「え、そんな事で?」と思う理由で選ばれない事もあるという事です。


なぞなぞみたいで何ですが、

「あなたに有って、競合さんに無いもの、なぁ~~んだ?」

の答えがお客様に伝わっているかどうかを確認してみてください。


お客様が思わず二度見してしまうような(笑)あなた独自の立ち位置を探してみましょう。




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2014年5月16日金曜日

お客様リサーチと、あなたの想像力


どもっ!商売力養成コンサルタントの福谷です。


売るモノが決まっているにせよ、まだ販売ジャンルしか決まってないにせよ、この段階であなたのお客様となる「可能性のある」人達が、まだアバウトでぼんやりした状態かもしれませんが存在します。

家を売るのなら、その購入動機はともかく最終的にあなたから家を買う事を検討する人達、ネギを売るなら、同じくその購入動機はともかく最終的にあなたからネギを買う事を検討する人達、リップクリームを売るなら、同じくその購入動機はともかく最終的にあなたからリップクリームを買う事を検討する人達が、あなたのお客様になる「可能性」があります。


家を売る人もネギを売る人もリップクリームを売る人も、世の中にはたくさんいますので、並み居る競合他社の中から、あえてあなたから家やネギやリップクリームを買って下さる人を見つける事があなたの仕事になります。


「ほなライバルがどんな事やってるか調べまひょか」と言いたいところですが、それはこの次回の投稿で書く予定です(笑)

今回はその前の段階、お客様が抱える「問題」を知ろうという話。


私達が市場に投入するほとんどの新商品は、既に世の中に競合商品が出回っている状態での参入となります。

ですので、新参者としてはすぐに競合他社との差別化について考えてしまいがちになりますが、大事なのはその前の段階、あなたのお客様になり得る人達について掘り下げて考える、という事です。

ここをすっ飛ばして、やれ差別化だ独自化だオリジナリティだとホザいたところで、顧客不在の不毛な差別化競争をするだけになります。

競合他社が扱っていない機能を製品にプラスし続けた結果、極めて多機能な「誰が全部使うねん」的な機器が販売されていたガラパゴス時代の携帯電話、けど多くのユーザーが日常使うのは電話とメールくらいだったという笑えない話は(笑)顧客不在の差別化競争を代表する例かと思います。

買うのはお客様、そしてそれをリピートするのもお客様、競合他社との間に「違い」が無いと、あなたの商品は決して選ばれる事がありませんが、購入する事でお客様の中の「何か」が満たされないと、リピートされる事もありません。

「売り続ける」為には、お客様になり得る人達の事を、その人達以上に理解する事がとても重要になります。


では、先程「お客様が抱える問題を知ろう」と書きましたが、どんな「問題」があるのでしょうか、抱えているのは問題だけなんでしょうか。


例えば先程の例で続けるなら、家というのは住む為に購入されます、これ当たり前です(笑)

しかし、何故いまこの時期に家を購入しようと考えているのかという理由は多岐にわたります。

一軒家を持つ事が元々の目標だった、賃貸と月の支払いが変わらないなら資産として購入したいと考えたから、子供が大きくなり今の家では手狭になった、土地だけ遺産として譲り受けたから、とにかく今の家から離れたい、親が買ってくれるらしいから、住む気はないけど誰かに貸そうと思っている資産運用などなど、いくつか考えられますよね。

これらの理由はお客様に聞けば簡単にわかります、家の購入を考えている人を集めて話を伺うなり、あなたの周りにいる持ち家のある方に質問すれば答えは返ってくるでしょう。

もし一軒家を持つ事が元々の目標だったという人達をお客様にしたいんだったら、「自分の城」がある暮らしがいかに優雅で素晴らしいかを謳う宣伝をすればいいでしょうし、もし賃貸と月の支払いが変わらないなら資産として購入したいと考えている人達をお客様にしたいんだったら、賃貸で毎月家賃を支払い続ける事がどれだけ勿体無い事なのかを訴えかければいい、という「切り口」を見つける事ができます。

リサーチした事実を元に、あなたの想像力で切り口を見つけていく、という事です。


あなたが「自分の城のある暮らしが、いかに優雅で素晴らしいか」を謳う宣伝をする事で、一軒家を持つ事が元々の目標だったという人達は「あ、これ俺の事やん」「この会社は俺の夢を叶えてくれるんかも」と感じ、あなたの商品に関心を示す。

ネギにだってリップクリームにだって購入理由はありますし、その理由に沿った切り口、商品の訴求方法があるわけですね。


さて、ここまでの話はお客様自身が購入する理由を明確に自覚している場合です。

それとは逆に、お客様が欲しいと思う理由を自覚すらしていない、考えもしないような全く新しい提案をする方法もあります。


例えばSONYのウォークマン。

今はiPodや携帯で音楽を聴くのが当たり前になりましたが、そのさきがけとなった商品です。

私が中学の頃に販売が開始され、大学時代は通学が片道二時間かかっていたという事もあり(笑)本当にお世話になった商品でもあります。

このウォークマン、要はカセットテープの再生機器なんですが、今までコンポやラジカセでしか音楽が聴けないのが「当たり前」だったのを、小型化して文字通り歩きながら音楽を聴けるようにしたイノベーション商品です。


開発前の段階で、誰を集めてどんなリサーチをしても「歩きながら音楽を聴きたい」なんて意見はほとんど出ていなかったと思います。

出るわけないんです、そんな事だれも望んでいなかった、というかそんな事が出来ると考えた事もなかったんですから。

これはSONYが新しい音楽との付き合い方を世界中に提案し、みんながそれを受け入れたという事です、少なくともそこにお客様のニーズなんて存在してはいません。


リサーチの力ではなく、想像する力や提案する力で新しいお客様を作るという事。


もちろん、ウォークマンみたいな商品を作りなさいよって話ではないです(笑)こんな商品がポコポコ簡単に生まれるわけはありません。

しかし、新しい使い方を提案する事で売上を伸ばす例は他にもいろいろあります。

例えば調味料や食材のパッケージに添えられた「お酢を飲んで、身体の中から健康」「冬はあったかにゅうめんで!」みたいな提案。

例えばバレンタイン。義理チョコ、友チョコ、どこまで行くねんっていうくらいある(笑)配り方の提案。

これだってお客様が自覚していた「欲しい理由」ではないですよね、提案された事で健康に敏感な人がお酢を飲もうと思い、人間関係に敏感な人が彼じゃない人に仕方なく義理チョコを渡すという(笑)現象を生み出したわけです。



お客様が置かれた状況を元に、先回りして動機となるものを想像してみましょう。

お客様の購入動機は、必ずしもお客様の中にあるとは限らないんです。

「あったらいいな」は、私達商売人が生み出す事も出来るという事です。




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2014年5月10日土曜日

「地に足の着いたコミュニティ」のあり方

どもっ!商売力養成コンサルタントの福谷です。


数日前、FBで一通のメッセを頂きました。

全国の歯科医院から絶大な信頼を得ている「デンタルクリニック清潔化職人」小林 宏さんからのもので、興味深い記事の紹介として添えられていたのが以下のリンクです。

私が興味を持ちそうだというお心遣いでわざわざご連絡を頂き、小林さんのご想像通り、このように食い付いた私ですが(笑)いろいろと考えさせられる記事でしたので、あらためてここでシェアさせて頂きます。

まずはリンクをお読みください。


【話題を食い荒らす、ネットの「コンテンツイーター」を防ぐには】


人によっていろいろと感じるモノは違うだろうとは思いますが、私がこの記事で強く感じたのは「私達商売人は、本来何を目的として、その活動を行っているのか」という「軸」を見失わない「地に足の着いたコミュニティ」のあり方です。

平たく言うと「ソレ、何の為にやってんだっけ?」を忘れない、という事です(笑)


比較的身近な例で言えば、実店舗をお持ちの方がFBでお店のFBページを運営されてるケースがありますよね。

「いいね!」の数を増やしたり、時にはシェアをお願いしたりして拡散を狙います。

もちろん実店舗の認知や集客を上げる為にそういう活動をしているんですが、それを通じてお店のファンになって下さった方々にとってのFBページは、ただの集客ツールではなく「自分が好きなお店のコミュニティに参加する」という側面を持っています。


例えば、折り込みチラシでお店の存在を知った人にとっては、自分の足で一度でもお店にたどり着く事が出来れば、手にしたチラシは不要になりますよね。

お店に足を運んで頂く事がゴールとして作られているんですから、そこで用無しです。


ところが「集客を兼ねたコミュニティ」である、FBページの場合はそうではありません。

お店のファンクラブとしてや、コミュニケーションツールとしての機能が残っています。

残っているというより、一定数のお客様はそれを求めて集っているんです。

自分のページにお気に入りとして公表されるわけですから、気に入ってるという意志表示をしているわけです。


集客の為だけに存在するチラシを大量にまいて集客する事と、集客とコミュニティ形成を兼ねた機能を持ってるFBページで「いいね!」を増やし、露出する事だけを考えた活動をする事。

このふたつの活動は同じ「集客」でも、持ってる意味や、その集客活動に巻き込まれたお客様の認識は同じではないという事です。


友達やお客様にFBページのリンクを貼ってもらったり、シェアや「いいね!」で拡散してもらったり、それは集客やお店の認知を広める活動としてはたぶん正しいんだろうと思います。

「いいね!」が増えて参加者の「分母」が増えれば、その分単純に「分子」も増えるでしょうからお客様も増えるでしょう、売上も上がるでしょう。

けど、忘れちゃいけないのは、あなたがその宣伝活動を依頼している相手こそが「あなたが求めていたお客様そのものだったんじゃなかったでしたっけ?」という事です(笑)


インディーズバンドをメジャーに押し上げようという気概に近い感覚で、あなたのお店のFBページをシェアして下さるお客様は確かにいらっしゃると思います、特に導入初期は多いでしょう。

お店の成長が私達ファンの幸せ、みたいな人々、ありがたい話です。

ですが、そういう方ばっかりでは無いですよね。規模が大きくなり全体のファン人数が増えると、そういった「コアファン」の比率は減少するはずです。


しかし、比率が変わっても全てあなたがFBページで集めた、あなたのお店のファンなんです。

大事ですよね、一番欲しかったものなんだから一番大事でしょ。

その人達が一番大事なはずなのに、オーナーさんが自分で作ったコミュニティ活動を軽視して、インディーズ時代と同じ感覚でファンを使って、FBページの規模拡大だけに血道を上げるのって、なんかおかしくないですか?

それってコアファン以外のお客様にとっては、何の意味も充実感も得られない事ですよね。

意味が無いというより、ないがしろにされてるわけです。

何で私ら「いいね!」したんでしたっけ? みたいなね(笑)

興味を持ってのれんをくぐってみたら「じゃあ君達はコレ配って!」ってチラシ渡されたようなもんです。

ニキータかっ!? リュック・ベッソン作かっ!?(笑)


何を気に入ってファンになってくれてるんでしたっけ?

そこに入ったらそれは満たされるんでしたっけ?

よく「100いいね!」とか「1000いいね!」とか言ってますが、「1000いいね!」は「1000いいね!」が一個ついてるんじゃなく、それぞれの想いがある「1いいね!」が1000人分集まって出来てるはずです。

そこを十羽ひとからげで考えると、この先大事な支援者になって下さる可能性を秘めたお客様の芽まで摘んでしまう事にもなり得るんじゃないかと思います。


数は力です。

大きい方が、たいていは強いです。

けど、お客様個々の想いは数字ではありません。

何かにつけ、規模の拡大は商売人として誰もが願う事ですが、質をないがしろにした規模拡大に軸足が向いてしまうと、本来大事にされるべき「誰か」が置いてけぼりになる可能性があるという事です。



何の為にその活動をしているのか。

その活動の結果、どういう人達が、どういう想いで関わるようになっているのか。


お客様との関係性を考える上では、この「軸」になる部分って大事です。

私達商売人が設定した「軸」に、お客様を巻き込んで一緒に育とうとしてるんですから当然ですよね。

上手くすればタダで宣伝集客が出来るソーシャルメディアですが、お客様が求めているのはチラシとしての機能ではなく、気に入ったお店との関係性のはずです。



という、記事の趣旨をずいぶん歪曲して解釈してますが(笑)おおむね私が思うのはそんなところです。

あなたはこのリンク記事を読んで、どうお感じになったでしょうか。





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2014年5月7日水曜日

最初から「売り続ける」イメージを明確に持とう


どもっ!商売力養成コンサルタントの福谷です。


「そうや、これ売って商売しよ!」な~んて閃きがあったかどうかは分かりませんが、誰かが何かを売る為に「商売人になろう」とする瞬間が訪れます。

最初に売りたいモノや自分の強みありきでスタートする場合もあるでしょうし、「海賊王に俺はなる!!」とか言ってる身体の柔らかい誰かみたいに、はじめに「商売をしたい」という決意や願望から始まる場合もあると思います。


とにかく動機がどうあれ、商売をすると決めた日から準備が始まるわけです。

屋号を決め、売る場所を決め、内外装を決め、商品を決め、仕入れ方法を決め、価格を決め、スタッフが必要なら人数を決め、販売開始日を決め、宣伝方法を決め、それらの決定に伴う契約や備品の購入など雑多な作業に追われ、ヒーヒー言いながら販売開始の時を迎えます。

「ワクワクにしてバッタバタ」

準備時期というのは正にこういう表現がピッタリくる感じで、販売開始という「Xデー」に向け、何とも慌しく忙しい日々を送る事になります。

そして晴れて販売開始、商売人としての一歩を踏み出す事になるのですが、売り始めたら売り始めたで、今度は「お客様が来ない」だの「従業員が足りない」だの「クレームが多い」だの様々な問題が発生します。

目の前で起こる状況を解決する為に、対応を迫られ続ける事になるわけです。


さて、私達商売人は日々変化していく状況・環境に、対応・適応していく事を求められますが、どの選択肢を選ぶのか、そしてその根拠をどこに求めているのかで状況は大きく違ってきます。


売りたい ⇒ 売ると決める ⇒ 準備バッタバタ ⇒ 売る

売り始める事を「ゴール」に設定して商売の準備をした人にとって、開業後に起こる現象は全てゴール後に起こった「アクシデント」です、対応策や方針をあらかじめ用意していませんので、「リアクション」で対応する以外の選択肢がありません。

お客様が来ない ⇒ チラシ打とうかな

従業員が足りない ⇒ 募集しようかな

クレームが多い ⇒ 扱う商品変えようかな

一つひとつのリアクションは間違っていないかもしれません、その状況で一番良いと思った対応をしたんだと思いますが「リアクション」は、どこまで行っても「所詮はリアクション」でしかありません。

何かが起こった事に対して、ただ反応しているだけです。


例えばオセロゲーム。

売り始める事をゴールに設定した人は、昨日オセロを初めて覚えて「誰かオレとオセロやろーぜ!」みたいな人、とにかく誰かとオセロをするって事をゴールにした人と同じです。

オセロする事がゴールなので、ゲーム展開に戦略まではなく、相手の黒であなたの白がひっくり返されたら、その時一番多く白に反転させられる場所にコマを置き返すという行動を繰り返します。

コマを置くごとに形勢が逆転し、一見スリリングで楽しいんですが、先は見えないし最後はどうなるのか本人もわからないという状態です。


ところがこのオセロゲームに最後の石を置いた盤の状態をイメージして臨む人、要するに「勝つ事」を目標にしている人の試合運びはそれとは全く違ってきます。

対戦相手が一手ごとに新しい不利な状況を作る事は変わりません。

しかし最終的に盤面に自分のコマが多いという状態を目指して試合をする人は、置かれた状況にただリアクションをとるという行動をしません。

何手も先を読み、最後に勝つ為に、一度に5枚返せる場所にはコマを置かず、あえて1枚しか返せない場所に白を置いたりします。


「リアクション」ではなく、「アクション」。

この違いは「自分がどうなりたいか」というビジョンが明確な事、そしてそのビジョンを達成する為に何が必要で何が邪魔かを理解しているかどうかの差です。

同業他社が商品の値下げをしたからあなたも下げる、アルバイトの募集価格を100円上げたからあなたも上げる、クーポンチラシを撒いたからあなたも撒く、これはただ単に同業他社の戦略にあなたが巻き込まれているだけ、誰も喜ばない「身体を張ったリアクション芸」を披露しているだけです。

誰も見てない部屋で「ひとりアツアツおでん対決」をしてるようなモンなんです(笑)

目先の事象に囚われ、それにただ反応するだけの闘い方をしていて、商売という長期戦に勝てるわけがない。


氷河期で絶滅した恐竜を例に出すまでもなく、日々変化する状況・環境に対応・適応する能力がないと滅びを招きます。

停滞は下りのエスカレーターに乗っているようなもの、前に進む為のアクションを採らないと現状維持すら難しいと言われる現代です。

しかし、膝を叩いたら足がビクッと動く条件反射みたいな場当たり的な目先の対応ではなく、あなたが理想とする状態のビジョンを持って、それを達成する為に必要な舵取りを行う事が商売では重要です。

ビジョンやミッションを持って商売に臨むと、目先の小さな流れに足をすくわれる事が激減します。

高くても喜んであなたから買って下さる商売をしようと決めてアクションを起こしている人は、ライバルが値下げしても動揺して追随する必要がありませんし、アルバイトが働き甲斐と誇りを感じる職場作りをすると決めてアクションを起こしている人は、ライバルがアルバイトの募集価格を上げてもうろたえる必要はありませんし、実際に求人に困る事はありません。

何故なら、あなたの商品は値段の安さで選ばれていませんし、あなたと一緒に働く事は時給以上の価値を与えているという事を、あなた自身が知っているからです。



燃えてから火を消す「消火」と、そもそも火事を起こさない「防火」

病気になって病院に駆け込む「治療」と、そもそも病気にならない「予防」

商売においても、どっちが良い状態かは分かりますよね。

これが出来るのは、あなたが商売で手に入れたい理想の状態である「ビジョン」を持ち、それを達成する為のアクションを、日々の商売に落とし込んでいるからです。


設計図の無い家作りや、航海図の無い船旅に付き合うような奇特な人はいませんよね。

商売もしかり、場当たり的な商売に付き合いたいと思うお客様や従業員なんて居ないんですよね、何より経営者であるあなたがツラいと思います。


商売を「始める事」は誰でも出来るんです、小金持ってりゃホント誰でも参加出来ます。

けど続かない、商売を「始める事」をゴールにしてる人は見事なまでに続きません。

商売を始めるのであれば、生涯ずっと「売り続ける事」をイメージして行動しましょう。






■インパクトマーケティングのホームページが少しずつ更新されていってます(笑)
商売人であるあなたにの悩みを解決するヒントがきっと見つかります。


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2014年5月2日金曜日

販促ツールのデキが悪くなる、ふたつの理由


どもっ!商売力養成コンサルタントの福谷です。


チラシ・名刺・DM・バナー・ホームページ・ポスター、あなたは商売に必要な販促ツールを作る際、どこまでその「デザイン」に関与しているでしょうか。

フェイスブックをしているという事は、間違いなくパソコンをお持ちですので、一部を、または全てを自作している人もいるでしょうし、逆に全てを外注している人もいるでしょう。

「そんなもん自作する時間が有ったら、その分商売に専念したいわ」とか「美的センスが無いんでプロに任せる以外考えられへん」とか「コピーや文章は考えるけど、ビジュアル部分はちょっと…」とか「そもそも商業印刷じゃないとダメ」という理由で、デザイン設計を外注する人が多いのではないかと思います。


確かにこうした理由には一理あるのですが、お客様の「反応」を設計し、デザインに落とし込む為に販促物のデザインやレイアウトを具体的にイメージ出来るようになる事は、最終的にはあなたの集客効率を上げ、時間を節約する事につながります。

これは「絵心がある」とか、そういう趣味や資質に根ざした次元の話ではなく、あなたの「売る為の仕組み化」を構築する為に必要なアクションだと言えます。


例えば、あなたがお店のチラシを作りたいと考えた時に行われる一般的な工程はこうです。

・広告代理店やデザイン事務所に作成を依頼

・内容の打ち合わせ(こちらの希望を伝える)

・校正(これを何度か繰り返す)

・完成

あっさりザックリ書くとこういう事になるのですが、最初の打ち合わせの際にあなたがどれだけ具体的な要求を出せるかで、後に控える校正の頻度も濃度も、出来上がったチラシの効果も大きく変わってきます。

口頭だけで希望をデザイナーに伝えたり、希望の箇条書きや簡単過ぎる下書き(下絵)をデザイナーに渡して出来上がる校正を待っても、きっと一度であなたがオッケーを出す事は無いでしょう。

あなたが伝えたつもりのイメージとは違う形でビジュアル化されたり、逆にあなた自身の求める内容が途中でガラッと変わってしまう事もあります。


何故そういう状況になるのかというと、理由は2つあります。


一つ目は、デザイナーへの過大評価。

多くのデザイナーは仕事上、数多くの販促物を作成してはいますが、実は商売に関しては素人同然で、デザイン界のセオリーに則って言葉やイメージを「上手くまとめる」事しか出来ないという事実を知らずに、あなたが過大評価して仕事を「お任せ」してしまうという事。

二つ目は、あなたの、ビジュアルをイメージするチカラと仕組み設計への怠慢。

逆にあなたはデザインに関しては素人で、自身の希望を視覚的にイメージ出来ない、または、お客様がどのようにチラシを見て行動するかという設計図作りが出来ない、という事です。


自分には「絵心が無い」と引け目を感じている人は特にですが、あなたの販促ツールのデザインを担当するデザイナーは、過去に様々なクライアントと販促デザイン作成の仕事をした経験がある「この道のプロ」である上に「自分に出来ないイメージのビジュアル化を、いとも簡単にやってしまうすごい人」だという妄想を描いてしまいがちです。

しかし、残念ながら多くのグラフィックデザイナーは、何をどうすれば商品が売れるのかという「商売の仕組み」すら知りません。

そもそも、マーケティングを知らないんです。

ましてや、あなたがどういう戦略で商品を売ろうとしているのかなど、知る由もありません。


彼らはまるで販促の全てを知ってるかのように打ち合わせでは振舞いますが、多くの場合それは、デザイン業界内の通説や過去のクライアントの販促物を作成した経験を基にした「通説」と「思い出話」を語っているだけです。

もしそういうデザイナーに広告を「お任せ」で作成させると、「かっこいい」「かわいい」など、商品イメージからベタでステレオタイプな価値基準を勝手に当てはめ、同業者であるデザイナーか、売る事を突き詰めて考えた事も無い素人や、絵心が無い事に引け目を感じているクライアントしか褒めないような、本当にただ「かっこいい」「かわいい」だけでしか無いクソデザインを平気であげてきます(笑)

商品が売れる・売れないに関するこだわりも根拠も無く、彼らが言うデザインの上手い下手の基準は、ほとんどの場合「デザイン業界での内輪ウケ」でしかありません。

エンドユーザーの反応が良い「売れる」デザインを上手いデザインというのではなく、上手くまとめたカッコいいデザインを上手いと言っているだけなんです。


私達商売人が彼らデザイナーに求めて良いのは、あくまでも私達が「指定した」作成条件を「上手くまとめる」という技術だけです。

あなたが売るのはあなたの商品です、デザイナーはあなたの「販促設計」を、言われた通り形にする「只のオペレーター」でしかありません。

デザインのイニシアティブは、絶対に「あなた」が握らなければならないんです。



ここまでを読み返すと、デザイナーに対してずいぶんヒドイ事を言ってるように聞こえますが(笑)彼らに悪意はありません。


彼らデザイナーは、デザインする事が好きでデザイナーになったに過ぎません。

たまたまアートではなく仕事として商業グラフィックデザインに携わっている為、または商品が売れるデザインを作るという体裁がある為、クライアントに対しては、まるで売れるデザインというモノを理解しているかのように振舞い、時にはしたり顔でアドバイスまでカマして来ます(笑)

しかし、そもそも自分が作った商業グラフィックデザインの、エンドユーザーの反応をクライアントから詳細にフィードバックされる機会など皆無に等しいわけですから、自分が作った広告の、どの部分がどれくらいお客様を刺激出来ているかなど、知っているわけが無いんです。

商業グラフィックデザインをやってるなら、マーケティングの事や商売の事を当然勉強しておくべきでしょうし、実際勉強しているデザイナーさんもいらっしゃるでしょう。

しかし個人的にその数はまだまだ少ないと感じますし、問題はどのデザイン事務所も一様に「さも、お客様をたくさん呼び込めるかのように」自社デザインの事を謳っている、要するに、私達商売人がデザインの依頼をどこに頼むかという段階では、デザイナーの「当たり外れ」を見極めるのは非常に難しい、という事実があるわけです。

ですので私達商売人は、そんなデザイナーの当たり外れに惑わされる事が無いように、モノを売る為に必要なキャッチコピーや文言を自ら推敲し、それを目にしたお客様が思った通りの行動を取ってくれるよう仕組みを設計し、その詳細をデザイナーに伝える必要があるわけです。

あなたの商品を売る為の設計図、アナタの商品を売る為に必要なデザインは、あなたの頭の中にしかありません。

売る為に必要な設計図はあなたが全て用意し、その条件を全て満たした上で広告として「上手くまとめる」スキルだけをデザイナーに依頼すればいいんです。



と、ここまではデザイナーとそれを過信している商売人の問題。

ここからは私達商売人だけの問題です。


私達が詳細に販促物デザインの希望を伝えたつもりでも、「言葉にしたら確かに要求した通りに仕上がってるんやけど、出来たのを目にすると考えてたイメージと違うんよなぁ…」となる事があります。

何が理由かわからんけど何かが違う、校正でそんなやりとりを無駄に繰り返すだけで、それこそあなたの貴重な時間が奪われていきます。


例えば「キャッチコピーをチラシのこの場所に、目立つ文字の太さや色でレイアウトしよう」と考えたとします。

もちろんチラシの他の部分にも、いろんな希望や指示を行います。

ところが、出来上がりを見ると色や文字の大きさ・太さがイメージしたモノと違っているという基本的な部分に始まり、キャッチコピーが想像していたより目立たないと感じて「もっと目立たせて」と修正を依頼したら、今度は価格が目立たなくなり「プライスもっと大きくして」と再度校正を出したり、みたいな事態になったりします。


この原因は、100%あなたの「イメージする力の不足」からくるものです。

作りたい販促物を、頭の中で正しく視覚化しないまま発注指示を出してしまうから、こういう事態に陥るわけです。


「目立つ」「目立たない」というのは、これ全て「対比」の結果です。

表現がちょっと抽象的になりますが、例えばチラシのキャッチコピーを目立たせたいとあなたが考えた時、結果的にそれは一体どこより目立つ事になるのかというと「チラシの中のキャッチコピー以外の部分」という事になりますよね。

本文や商品写真、問い合わせ先などの構成要素の中で、キャッチコピーが目立つように、という事です。

「ある部分が他より目立つ」という事は、言い換えると「他の部分はそこより目立たなくなる」という事ですから、キャッチコピーが目立つようになれば、それに反比例して他の要素は目立たなくなります。

言われてみると当たり前、しかしそれを「実感」できないでいるのは、私達自身がそれを頭の中で鮮明に「視覚化」する作業を怠っているからです。


チラシを作る作業で例えると、まず私達はチラシに盛り込む文面を考えます。

どういう目的で、どういう順番で読まれ、最終的にお客様にどう感じてもらいたいかを頭で組み立てて、その中であなたが重要と思える部分を「目立たせよう、強調しよう」と考えて、デザイナーにこう伝えます。

「このキャッチコピーとプライスは大きくしてっ!!」

そこで考える事を終えてしまうんですね。

漠然と強調したい所にフォーカスしただけで発注してしまうので、フォーカスされない部分が結果的に、より目立たなくなってしまうという事まで気付けない。

そして校正デザインを見た時に、フォーカスしていない所とのバランスが取れていないような感覚に陥り、その後も正解がイメージ出来ないまま更に無駄な校正を続ける事になるわけです。

校正などという、外部業者とのやりとりを無駄に重ねるだけで、あなたは貴重な時間も労力も集中力も消費してしまいます。

付き合わされるデザイナーさんも、たまったモンじゃありません(笑)ずいぶんな時間のムダ使いです。


さて、この問題を回避する方法はたった一つです。

それは、「一度実際に自分で考えた販促物をきちんと視覚化させ、頭の中の漠然としたイメージとのギャップを埋める」という事です。

文字が大きくなったらどうなるのか、文字が太くなったらどうなるのか、キャッチコピーをもう少し右にレイアウトしたらどうなるのか、背景が赤くなったらどうなるのか、ロゴを入れたらどうなるのか、URLと電話番号の順番を変えたらどうなるのか、顔写真を入れたらどうなるのか、似顔絵ではどうだろうか、望んだ事は全部一度視覚化してみる。

全てを自分で検証し、想像と視覚化された現物との感覚誤差を縮める。


今まで漠然としていたイメージを視覚化する習慣が出来ると、あなたはより一層具体的な提案や改善点の指示を出す事が出来るようになります。

頭で考えた「理想の販促物」を自分でまず視覚化する事で、デザイナーへの指示もより正確で的を射たものとなります。

あなたのイメージに近い、具体的なデザインを叩き台にして行った打ち合わせは、デザイナーの仕事をクリエイティブな方向へ集中させる事が出来るだけでは無く、その後行われる校正もそれまでとは比べ物にならないくらい内容の濃い、充実したモノとなるでしょう。

そして何よりも、今後あなたが新しい販促ツールの構想を練る時、以前よりも圧倒的な効率の良さで、圧倒的に具体的なイメージが頭の中で視覚化される事に驚くと思います。


絵心なん必要ありません、ボールペンを片手に、どこにどの言葉をどのくらいの大きさで置けば狙い通りにお客様が反応してくれるのか、自分自身の為に視覚化する習慣をつければいいだけです。

手書きはちょっと…とか色味も見たいといういうなら、パソコンで再現する為の無料ソフトもあります。



そもそも、あなたが具体的にイメージ出来ないモノを、他の誰かに正確にイメージさせる事など出来ません。

ましてや、直接やりとりしたデザイナーにさえ正しく伝えられない事を、お客様に正しく伝える事なんて出来るわけがないんです。

こうなると、あなた以外の誰も正解を知らない「最悪の伝言ゲーム」です(笑)



具体的にイメージしましょう!

そしてそれを正確に伝達するスキルを身に付けましょう!

あなたがもくろむ「商売の設計図」は、あなた自身がきちんと視覚化・言語化する事が出来ないと、お客様まで正しく伝わらないという事を忘れないようにしましょう。





■インパクトマーケティングのホームページが少しずつ更新されていってます(笑)
商売人であるあなたにの悩みを解決するヒントがきっと見つかります。


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2014年4月27日日曜日

お客様の「属性」を軸に、提携を考えよう

「提携、でっきるっかな? でっきるっかなぁ? はてさてふむぅ~~~♪」


どもっ!商売力養成コンサルタントの福谷です。


20代の方には全く伝わらないタイトルで申し訳ありませんが、今日は提携の話です(笑)
あ、ノッポのほうです念のため(笑)


あなたが扱う商品があって、それを使うお客様がいらっしゃいます。

世界中の全ての人が、購入の対象となるような商品を扱っているわけではないでしょうから、やみくもにマスメディアでの広告宣伝を行うよりも、購入する可能性がより高い方々に向けてピンポイントに商品の存在をアピールするほうが、コストを考慮しても効率的なのは間違いありませんよね。

大阪で開店する居酒屋の告知を、よりによってニューヨークタイムズに出す必要は全くありませんし(笑)かといって「ほな日本か」とばかりに、たまごクラブに広告を出す事も、費用対効果を考えればずいぶん無駄な事をしていると誰もが思うはずです。

居酒屋を開くのであれば、店舗近隣の住民や事業所に出入りする20歳以上の、お酒を飲める人にだけ伝われば充分事足りるわけです。


そういった「属性」を絞り込んであなたの商品を露出する事が、宣伝においてはコストを無駄にしない効率的な方法ではあるんですが、それでもやはり一定の販促費用はかかってしまいます。

そこで一度検討して頂きたいのが提携、「他の商品を扱っている方とタッグを組む」という方法です。

どんな商品でも成立するわけではありませんが、ぜひあなたの商品に置き換えて考えてみてください。



例えば、お客様があなたの商品を使う時に、あなたの扱う商品以外で「必ず使うもの」はありませんか?

もし私が画家だとしたら、私が売っているのは「絵」です。

お客様が私の絵を購入して、その前後で必ず買うのは「額縁」ですよね。

キャンバスむき出しのままで絵をリビングに飾るアバンギャルドな人は少ないので(笑)その絵や飾る部屋にマッチした額装を行います。

絵を買う人の多くは額縁を必要としていて、額縁を買う人の多くは絵に高い関心があるって事です。


私の目から見ても素敵な額を用意している、センスのよい美術用品店があるとします。

取り扱う額の種類も豊富、お店のオーナーが絵を見ておまかせでチョイスする額のセンスも素晴らしい。


そこで私は、美術用品店のオーナーに提携を申し込みます。

本来私が扱う商品は絵だけですが、絵を引き立てる為に額縁選びがどれほど大事かを、お客様に告知するようにします。

絵の価値を最大に生かすには、絵にマッチした額装をする必要があるという事、絵のプロの私から見ても、美術用品店オーナーの額縁を選ぶセンスは驚きに値するという事などを、お客様に知って頂きます。

一方の美術用品店では、私の描いた絵を額装したものがいくつかディスプレイされています。

本来なら額だけを売るお店ですが、私の絵に関してはオーナーが厳選した額を装着した状態で販売もしています。

また、そこには私の画業がいかに素晴らしいか、様々な絵に額装してきた人生の中で、私の絵に合う額を選ぶ時がどれほどワクワクするか、なんて話が語られています。


簡単に言うと、ものすごく「濃密な相互リンク」という感じです。

「ちょっとレジの横にチラシ置かせておくれやす」とか「相互リンクきぼんぬ」みたいな軽い話ではありません(笑)

あなたの商品に惚れて下さっているお客様が、その商品に関連して必要になるであろう商品で、あなたも自信を持ってお勧め出来る他の方の商品を、力を入れて紹介し合う。

双方の紹介を目にするお客様の属性はバッチリ、お互いが本当に良いと思っている商品を紹介し合うだけなので、お互い熱の入った紹介が出来るしコストもかからない、お客様にとってもそれが必要な情報である可能性も極めて高い。

この「WIN-WIN-WIN」な関係は、新たなコミュニティになる可能性も秘めています。


フェイスブックでは普通にありますよね、いいと思った記事をシェアする事。

価値観が近い友達がシェアしている記事は単純に興味が持てますし、その内容も共感できるものが多いはずです。

共感出来る内容が多いのは、あなたがその友達と同じ「属性」だからです。



より一層、属性の高いお客様に出会う方法を考えてみましょう。

関連性の無い雑多な業種が変な実行委員会作ってイベント集客するくらいなら(笑)こっちの方がよっぽど「濃い」お客様を増やせます

あなたの商品を使うお客様の属性を軸にした「提携」というネットワーク、企業同士が行う業務提携なんて大袈裟な話ではなく、これなら個人事業主同士でも作れるんじゃないでしょうか。

ぜひご一考ください。





■インパクトマーケティングのコンサルティングメニューが細分化して、お選び頂きやすくなりました。


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2014年4月24日木曜日

「売り続けるイメージ」を、明確に持とう


どもっ!商売力養成コンサルタントの福谷です。


今日は少し観念的な話になります、気持ちの上ではとても大切だと私は思っていますが「辛気臭いのはちょっと」という方はスルーしてください(笑)


商売を植物の成長に例える事がありますよね。

「タネをまいて、水をやって、刈り取る」みたいな。

「見込み客を集め、その方々をお客様に育て、お金を払って頂く」という流れを説明する際に、稲などの成長に例えてよく用いられるのですが、私はこの表現をイメージする度に多少の違和感を覚えています。


【タネをまく】
何をするにせよ、これは必要ですよね。

【水をやる】
お客様を育てる・教育する、従業員を育てる・教育する。
人は育てるもんだとか、イヤイヤ人は育てるもんじゃなくて勝手に育つもんだとか、人材育成の場ではいろんな意見が交わされますが、それはまた別の機会に(笑)今日は触れません。

【刈り取る】
コイツですコイツ、違和感の原因(笑)


例えばこの言葉、寿命のある商品単体に関してや、短期・中期で完結する商品プロジェクトなどで使われるのなら、私は全く気になりません。

「アレを売るぞ!」と、誰かが販売プロジェクトを立ち上げ、お客様になってくれそうな人を探し、買ってもらえるようにあれこれやって、販売開始して、完売して解散!

商品には必ず寿命がありますので、その商品が一番売れる「旬」の時期を「収穫期」と呼ぶ事にも何ら抵抗はありません。


しかし、何でも取り扱う総合商社ならともかく、あるジャンルに特化した商品のみを扱う事がほとんどの私達商売人が「新たに扱う商品は、常に過去の商品とは畑違いのモノで、顧客となるターゲットは毎回全く違う」というシチュエーションになる事は、ほとんどありません。

カフェの新商品にエッグベネディクトが加わる事はあっても、経営コンサルティングのメニューにエッグベネディクトが加わる事は考えられませんよね(笑)

いわゆる「新商品」を扱ったとしても、その購入対象となる顧客層は、それまでの販売商品で得られた顧客リストと同一か、かなりの部分が重複しているのではないでしょうか。



では、せっかく植えて育てたお客様を、刈り取っちゃダメですよね(笑)

刈り取ると枯れます、実や種子を頂いたから枯らせていいってのも、ずいぶんとヒドい話です。



私にとっての収穫イメージは、稲ではなく果物です。

同じ植物ですが、一回実がなったら枯れる「草」ではなく、毎年成長する「木」、果樹です。

刈り取るのではなく、実った果物を頂戴するという感覚。


よく育つ事を願い、土を耕しタネをまく、水や肥料や日当たりに気を遣いながら成長を見守り、太く根を張った果樹はやがて実を膨らませ、私達商売人は、たわわに実った果実を頂戴する。

果実の一部は完熟して地面に落ち、そこから芽吹いた新しい果樹も同じ場所で大きくなる、その連鎖でやがて大きな果樹園となる。

これが私が考える「売り続ける」イメージです。



「そんなん言葉遊びやん」

と言われればそれまでで、実際これは私の言葉遊びでしかありません(笑)

しかし、あなたが蒔いたタネでお客様が集まり、お客様があなたを支持して何度も訪れるようになり、時には新しいお客様を連れてきて下さったりしながら、やがて「あなた」を軸にした商売というコミュニティが形成されていく、という商売のプロセスって、このイメージに近いはずです。


「稲を刈り取るのではなく、実った果実を頂戴する」

最初から「売り続ける」という長期スタンスで商売に臨めば、少なくとも目の前のお客様に対して「いい加減な対応をしても、まぁいいかな?」なんて選択肢は無くなるはずですよね。

水やりの時間だけど、手元に水がないので「さっき沸かした熱湯でも、まぁいっか!」なんて考える事は出来なくなるはず(笑)

「このお客様に、次回もご利用頂く為にはどう振舞えばいいのか」という事を、常に考えざるを得なくなります。

そういう心構えでお客様に接すると、ただ漫然と「作業としての接客」をするだけでは不十分だという事がわかってきます。

お客様がどうしたら喜ぶかを考えて行動せざるを得なくなりますし、そうする為には、お客様の行動や心理を先回りをして考える事が必要になるからです。

「接客●大用語」とかが入ったマニュアルを作った事に満足してしまい、「これさえ守られていれば、お店の接客サービスは及第点」なんてアマアマの認識で営業を続ける事が、どれだけファン獲得のチャンスを台無しにしているのかが分かってきます。

仕事の趣旨もゴールも教えられてない上に、満足な研修やトレーニングも受けさせていない、お金だけで釣ったアルバイトに「ィらッしャいまフェ~~ぇぇ」と言わせている事が、どれだけお店の将来にとってリスキーなのかが分かってくるはずです。



前回の投稿でも書きましたが、商売人が生涯を通してお客様との関係を維持し、「売り続ける」というスタンスで商売に臨むのであれば、目の前のお客様への対応は決して「捌く」や「処理する」のではなく「未来の自分自身に、お客様を送り届ける」という感覚で接する必要があります。

あなたが具体的にイメージ出来ないゴールは、お客様に見せる事も従業員に伝える事も出来ません。

来週の、来月の、半年後の、来年の、五年後のあなたに、いま目の前にいるお客様を届ける為には、今の何をどう変えたらいいのかを具体的に洗い出してみましょう。





■インパクトマーケティングのコンサルティングメニューを大幅に改定しました。


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2014年4月20日日曜日

【商売力養成ギブス】フィッシュ!

どもっ!商売力養成コンサルタントの福谷です。


商売力の養成に役立つ本を、完全な私見でシェアする不定期シリーズ。ド定番からキワモノまで(笑)ピンと来たら手に取ってみてください。


今回はコレ。


スティーヴン・C・ランディンさん 他著
【フィッシュ! 】



組織を変えたい、チームを変えたいと願う経営者やリーダーは多いと思いますが、何から着手すればいいのか悩みますよね。

実務そのものを変えたい場合とムードを変えたい場合では、プロセスとして持ってくるアクションも違ってきます。

ただ、ひとつ言えるのは「チームの個々が、同じビジョンと価値観を共有するベースがあり、その上で個々が仕事を行う」という仕組みを作らないと、後々訪れる「人の入れ替わり」に対応出来る組織にはならないという事です。

奇跡的にウマが合う10人が、たまたま集まって出来たチームになんて、大した値打ちは無いわけです。

だって再現性がありませんもの、人が入れ替わったらズタボロです。


この「仕組み」って、パソコンで例えるなら「OS」です。

共通のプラットフォーム(環境)の上でソフト(仕事や個々の技量)が機能しているイメージ。

すっごいマクロが入ったエクセルファイルもLinuxでは動きませんし、ハイスペックなMacを用意しても、使えるソフトがメモ帳とテトリスだと宝の持ち腐れです(笑)

必要なソフト(仕事や個々の技量)が、一番快適に動くプラットフォーム(環境)を用意する事が、組織やチーム作りには必須なわけです。


さてこの本は、シアトルのパイク・プレイス魚市場を舞台に、チーム活性の為の4つのルールについて書かれています。

・態度を選ぶ

・遊ぶ

・人を喜ばせる

・注意を向ける

商売なんて特にそうなんですが、つまんなそうにモノ売ってる人から買いたいなんて気持ちにはならないわけです。

「それ買ったらおまえのシケたツラが伝染するわ!」とまでは思いませんが(笑)売り手がかもし出すムードって、お客様にもテキメンに伝わります。

やらされてる感満点のアルバイトと、親身になって応対してくれたアルバイトの「またお越しくださいませ」の違いなんて、誰にだってわかりますよね。


厳しいルールでがんじがらめにする事が「売る組織」を作る事ではありません。

仕事を楽しんでる人のまわりに、お客様が集まるんです。

細々した仕事のルールを教える前に、もっと大事な「OSルール」を教えましょう。


チームや組織のリーダーは、ぜひお読みください。

2014年4月17日木曜日

「商売力」を養おう!


どもっ!商売力養成コンサルタントの福谷です。


平均すると週2~3回、私はここで商売に関する話をアレコレ書いていますが、お読み頂いている方々にとって「ビックリするくらい斬新で突飛な話」だった事は、たぶん一度もないと思います。


・あなたの商品の存在に気付いてもらいましょう。

・お客様に、自分にとって必要な商品だと気付いてもらいましょう。

・あなたの商品を、喜んで買ってくれる人だけを相手にしましょう。

・リピートしてもらえる仕組みを用意しましょう。

・その仕組みを作る為に、あなたのビジョンを従業員に移植しましょう。

・その為には、お客様も従業員も「ひと」だという事を、充分に理解して接しましょう。


みたいな話を、身近な例を挙げて事細かに書いているだけです。


商売に関する知識を外部に求めた時に、きっと一度はどこかで耳にした事があるであろう話、何なら「もう耳タコでっせ」くらいの話も含まれていると思います(笑)

今日はそんな「耳タコ話」を、何故わざわざ私が伝え続けているのかという話をしたいと思います。



消費者は「他との違い」という相対的な感覚で、新しいモノ、つまり「あなたの商売」を認識します。

どんなにスゴい集客や接客方法があったとしても、その方法を同業他社もやっていたら、お客様にとっては「全部同じようなモノ」にしか見えませんよね。

スゴいと噂の集客方法も、同業他社がこぞって同じ方法を採用していれば、お客様の反応は予想よりはるかに薄いですし、逆に他人がせせら笑うような「おいおい、マジっすか」みたいなショボい方法が大目立ちで功を奏する事もあります。


逆にお客様にとっては、違いが分からないと類似商品からは選べないし、選ぶ理由も気付けない。

すべては、お客様があなたの「商売」を目にする環境によって決まります。

お客様からのあなたは何色に見えて、隣の同業他社は何色に見えるのか、あなたが何色であれ(笑)この差がお客様の判断基準になるわけです。



たったひとつの事をするだけで売上や利益が何倍にもなるような、都合のいい魔法の杖はたぶん世の中にはありません。

しかし、見込み客の発掘からリピーターの育成までの流れの中で、広告宣伝も商品構成も従業員の教育も、全てのステップで並み居る競合他社との「ちょっとした差別化」を積み重ねる事で、その効果を相対的・総合的引き上げる事は出来ます。


前回の投稿を例にとるなら、白いシャツを値札だけ付けてそのまま販売している競合他社がほとんどなので、購入を促す為にお客様がそれを手にする事で満たされる「願望・欲求・欲望」をPOPで教えてあげましょう。そうする事で、いつもなら商品の前を素通りしている「ただの通行人」を「お客様候補」に変えましょう、みたいな話です。

ただ漫然とシャツを陳列していた売り方を、大きなコストを使う事なく競合との違いを表現し、お客様になり得る人を1人でも多く見つけ、次のステップにいざなう。

接客だってそうです、笑顔でお迎えしてお客様に寄り添って「ありがとう!また来るわ」って言ってくれるお客様を増やす。

こうした見直しを、見込み客の発掘からリピーターの育成までの流れの中で「お店の仕組み構築」として行う、という事なんです。



こういう事って、突飛な事例でも何でもない、商売をする上では「当たり前」と言われている部類の話ですよね。

商売に関する話題になるとよく出てきます、本でもブログでもしょっちゅう目にしてます。

白シャツに値札しか付けてないお店の店長さんだって、POPの書き方くらい聞いた事あるはずです。


けど、あなたのまわりにあるお店を思い出してみてください。


やってないですよね。


大半はやってないんです、POPでお客さんに語り掛けるだけで売れるのに、多くのお店はプライス表示しかしてないし、お客様の笑顔を引き出せばひいきにして頂けると知ってるのに、多くのお店はそういう教育を徹底しない。

やらない理由は知りませんよ。

POPでお客様に語り掛けるよりも、仕入れを頑張ってロープライスで売った方が分かりやすくお客様が増えるのかもしれませんし、オーナーや従業員が楽しそうに接客してる姿からお客様にワクワクを伝染させる時間と手間をかけなくても、安い商品でお客様を呼んでいれば自販機みたいな適当な接客でも何とかなってるとか、それぞれの思惑があるんでしょう。

とにかくやってない。やったらいいと知ってるハズなのに、やってないんです。


じゃあ、やればいいんですよね(笑)

奇をてらった事なんてしなくていいんです、やったら喜ばれると誰もが知ってる「テッパン」を、ちゃんとやったらお客様に選ばれるようになるんです。

だって、多くの競合さんはやってないんですもん、やったら効果あるって知ってるのに。



「売り続ける組織と仕組みを作る」

商売が続くというのは結果的にはこういう状態なんですが、最初から「売り続ける」という意識で臨めば、必然的に今目の前にいらっしゃるお客様が次も使って下さる事を考えざるを得なくなります。

「目の前に現れる客を捌く、処理する」のではなく「あなたのお客様を、未来のあなたに送り届ける」という感覚で商売をする事はとても大事です。


「商売力」の高い商売人が、売り続ける為に精査して磨き上げたそれぞれのステップは、流行や慣例に縛られない「本来の売る機能」を持っています。

お客様という「ひと」を見て対応し、従業員という「ひと」を巻き込んで「仕組み」に変える。

ひとつひとつのステップが一番良い状態になるようチューニングして「売り続ける」為の仕組みを作る。

その仕組みで出来た「流れ」という道は、きっとあなたにとっての商売の「王道」となるはずです。

自分の商売のオペレーションを、既成概念と聖域を取っ払って見直してみてください。



競合他社との違いを追求し続けると、結果的に商売は「王道」に還ります。

「王道の商売」を通じて、あなたの「商売力」を養いましょう。




◆【売れるお店の仕組みと、それを支える従業員が育つ組織を手に入れたい経営者さんへ、   社内研修・コンサルティングのご案内】

・お店の現状の客観的なチェックを受けて、今後の発展につなげたい

・販促POPや集客方法を徹底的に見直したい

・お店のウリを姪確認して、お客様をリピーターとして根付かせたい

・従業員がミッションを軸に一丸となって機能する、強いチームを作りたい

・何よりも、商売は楽しいものだと実感したい

あなたがもし、こんな悩みを一つでも抱えているのなら、その状況を好転させる「きっかけ」を一緒に作りましょう。

インパクトマーケティングがコンサルティング依頼を受ける条件はたった一つ、ブログなどの発信情報に共感して頂いている、という事だけです。


「商売は楽しい」

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