2014年3月20日木曜日

無料で出来る宣伝は、適当にやっていい宣伝という意味じゃない、という話

どもっ!商売力養成コンサルタントの福谷です。


インターネット時代になり、今は無料で情報を発信できるメディアがたくさんあります。


メルマガ、ブログ、ツイッター、フェイスブックなどのSNS、ホームページだって無料で作ろうと思えば出来てしまいます。

無料ゆえ、気軽に参加出来るゆえに、企業やお店でも当たり前のようにブログを開設し、フェイスブックページを始め、ツイッターアカウントを取得する時代となりました。

ところが、あまりにも気軽に参入出来てしまうがゆえに、お客様へ向けての情報発信を継続する事がいかに大事か、もっと言えば、それをいい加減に扱う事がどれだけマイナスに作用するかを考えずに情報発信を中座し、そのまんま放置している事業所が多いのにビックリします。


例えばブログ、もう何年も前ですがブログが急激に浸透した時期がありました。

「社長ブログ」という言葉が生まれるくらい、多くの企業ホームページには社長さんの書くブログがリンクされ、ショップのホームページにはスタッフブログが併設されるのが当たり前になりました。

多くの社長は「今日は株式会社なんとかさんの誰々専務とお会いしました、感謝」みたいな、日記なの?みたいなどうでもいい話を書き、スタッフブログはそれこそスタッフ紹介に始まり期間限定のイベント情報なんかを書いたりしていました。


さて、そうやってブログを始めた人々が一年後、何を書いているのか。


何も書いていないんです。


投稿頻度がドンドン下がり、事実上の放置プレイが始まるブログだらけです、体感だけで言えば7割以上は放置なんじゃないかと感じています。


元々は、お客様への情報を発信する為に始めたはずです。

社長の日常や考え方を発信してファンを作る為、お店のスタッフの「顔」を知ってもらい、お客様に親近感を持って貰う為に始めたはずです。

ところが、いとも簡単に途中で止めてしまう。

止めるだけならまだしも、ブログを削除する事もなく放置している。


これは飲食店で例えれば、色あせてボロボロにちぎれたノボリを店の前に掲出し続けていたり、数ヶ月前のお客様が食べたあとの食器を下げずに放置し続け、そのまま隣のテーブルに新しいお客様を誘導してるのと同じです。


もうねぇ、見苦しいわけ(笑)


単純に印象悪いわけです、風化しないような濃~~い話でも書いてるならまだしも「クリスマスフェア、開催中!」ってブログの最終更新を6月に見せられたら「あ、書くの飽きちゃったのね…」って思いますよね。

情報発信者がとっくの昔に飽きてしまってるものを、わざわざ後から見せられる不快感が受信者にはあるわけです。


なぜこういう事が散見されるのでしょう。

考えられる理由の一つは、ブログに必要性を感じて始めたんじゃなく、ただ単に「なんとなく、やらなきゃダメな感じがする」だけで始めたから。

ブログ黎明期には特にこういう人が多かったように思います、「時代はブログやで!有名な社長はみんなやっとる!!」みたいな感じです。

やり始めたはいいが、そもそも必要を感じて始めたわけでは無いので、ぶっちゃけ何を書いていいのかわからない、大した事も書いてないので誰よりも先に書く事に飽きてしまって足が遠のく。


もう一つは、ブログをする目的や効果を設定したり、結果を測定する事を考えずにぼんやり始めたという事。

例えばチラシを打つと、幾らかけて何枚折り込んで何人の人が来て何円購入したかを全て確認する事が可能ですよね、商用のWEBショップでも同様です。

ところが放置プレイに入るブログのほとんどは、この類のものではありません。

「なんとなくファンを作りたい」「なんとなく会社の事や商品を知って貰いたい」ぼんやりした目的で始めて、それがどのような形で手応えや結果に表れるのか考えもせずに更新しているので、やってる方も必然性を感じる事も出来ず、やがて更新もストップしてしまう。

ブログやSNSにはチラシのような即効性はありませんから、目的を見失うと継続するモチベーションが維持できないわけです。


チラシを打った、反応無かった、もう一度打った、またダメだった、もう止めた。

これはこれでいいんです、止めたらもう誰の目に触れる事もありません。

しかしWEBは違います、放置されたクソみたいなブログは、あなたが自分の意志で削除しない限りオンラインで残り続けます。


もし何かのきっかけで、誰かがあなたの事に興味を持ってブログにたどり着いたとしましょう。

そのブログが明らかに放置されてると感じると、その人のあなたに対する印象は間違いなくマイナスになります。

ステイではありません、マイナスです、ブランディングのつもりが逆ブランディングになり得ます。


無料という参入障壁の低さゆえ、誰でも気軽に始めてしまいがちですが、「無料で気軽に参加出来る」イコール「適当に扱っていい」ではありません。

「やらないよりはマシ」ではないんです、中途半端にすればマイナス要因だって発生します。「やらない方がマシ」という状況になるわけです


ついでに言えば、多くのブログはシステム使用料こそ無料ですが、記事を練り更新を管理するには人の労働が発生します。

個人が空き時間をそれに費やすだけだったらまだ「無料」の範囲ですが、貴重な仕事時間の一部をそれに使うのであれば、もはや無料でも手軽でもありませんよね。

「無料やし、とりあえずうちでもブログ始めるか」という思い付きで部下に一任すれば、それはもう立派な有料の仕事です。

その部下が記事一本にどれだけ時間をかけているか、コメント対応にどれだけ時間をかけているか、この人件費に見合った事をブログでしているのかと考えれば「気軽に」なんて言ってられる訳がありません。


個人・法人を問わず、無料のブログで何らかの効果を得ている方は、目的を見失わず、本当にコンスタントに記事を更新し続けています。

取っ掛かりは「何となく」だったかもしれませんが(笑)ずっと「何となく」のままでは続かないくらいの根気も必要です。



「無料」だからと言って「適当」に扱っていいメディアなんて、世の中には一つだって存在しません。

少なくとも商売を目的にするのであれば、最低限のビジョンと、それを達成するまで続ける覚悟は必要です。


「お客様に見てもらえる」という事は、同時に「お客様に見られてしまう」事でもあるという認識をもって、情報発信を行いましょう。




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