2013年12月29日日曜日

ミッションを問い掛け続ける、という仕組み作りの重要性

どもっ!インパクトマーケッターの福谷です。


今日はまずこのリンクをご覧下さい。

海外で"Like!"され過ぎな天才的広告まとめ - NAVER まとめ


はい、ご覧になりましたか?


ニヤニヤ出来るモノを期待された方には申し訳ありません(笑)

それでも「ほぅ~~」とか「う~~ん」とか、いろいろ感じる事があると思います。

ACのコマーシャルなんかでも時々そういうのがありますよね。

現代社会を生きる上で、とても大事に思える何かが、刺激的な表現を使って啓蒙されているのが分かります。


ところがここからは憶測ですが、これを見てドキッとしたり何かを感じたからと言って、今までギャンブルやタバコの歩き吸いを続けていた人がその日を境にやめたりするのか、ミンク大好きな人が毛皮を買うのをやめたりするのか、ゴミのポイ捨てが習慣になってる人がそれをやめたりするのかといえば、その効果としては正直なところ期待出来る程では無いのではと思っています。

見た時はハッとして「ああ、気をつけよう」と感じるでしょうが、そのまま即行動に移せる人なんてホントに僅かだと思うんです。

ホンマいい事書いてるって分かるし納得もしてる、なのにいざその状況になったら忘れてる、または自分の行動に置き換えては考えられない。


これが会社やお店がミッションや理念を掲げた「だけ」の、言い換えると「絵に描いた餅」の状態です。


例えば社是、企業理念なんかには「私たちはお客様を第一に考え・・・」とか「真心でお客様に接し・・・」とか、一つひとつは誰も文句を言えない程真っ当で当たり前の、商売人としの心得が書かれていますよね。

しかしこんなものを壁に貼ったり朝礼で唱和するだけで、みんなが行動に移せてるなんて考える事がどれだけ甘い目論見なのかが、これで実感して頂けると思います。


先ほどのリンクを例にして続けると、例えばどこかの街でのタバコの歩き吸いを本当に止めさせたいのであれば、喫煙所以外のいたる所にあのポスターを掲出したり、折に触れて歩き吸いについて考える機会を設けるようなキャンペーンを展開するでしょう。

毛皮の購入を本気で止めさせたいのであれば、上のタバコと同じような方法を採るか、無理を承知で言えば毛皮売り場の入り口にあのポスターを貼ったりするかもしれません。


要は、正したい行動をしてしまう前後に、強制的にでもそれについて考える機会を作り、習慣になるまでその環境を保つ事が、特に初期の段階では必要なはずなんです。

そもそも無意識にしている事や、好きでしようとしている誰かの習慣や嗜好を変えようとするんですから、新しい価値観がその人の習慣になるまでは徹底的に寄り添う必要があるわけです。


仕事で言えば、現場での仕事中やその状況になった瞬間に「お客様に寄り添う」を思い出し、それに沿った行動が採れる環境を作るという事。

ミッションは日常の行動に表れないと何の意味も無いし、せっかく掲げた職場の理念やミッションを、実は誰も実践してない「絵に描いた綺麗事の餅」だと従業員自身が感じ始めたら、むしろミッションを掲げた事そのものが逆効果にだってなりかねないんです。

ミッション経営をしたいのなら、もっともっとそれについて全員が顔を突き合わせて「考える」機会が会社の制度として必要ですし、お客様に接してる直前直後に改めてそれを意識する仕組み作りが必要です。


理念を作って、飾って、暗記させる、ここまでは多分パンくんでも出来る(笑)

「仕組み」と呼べるのはここからです。


お客様や従業員、会社・お店、あなたがその全てを愛しているなら、あなたが掲げた理念やミッションで会社全体が考え・動く「仕組み」を作りましょう。


「ルール」を生きた状態に保つ為のルール、それが「仕組み」、言い換えれば「システム」です。

それが無い組織は、やがて執行部が発する言葉に重みを失って、言いっ放し、やりっ放し、やらせっ放しが横行するようになり、あらゆる決め事が短期間で形骸化していきます。

誰も実践していない理念をありがたがって大事にしているというだけで、経営者であるあなた自身が、ミッションの本音と建前という二枚舌の存在を認めている事になるんです。

あなたのお客様が、笑顔でリピートして下さる組織を本当に作りたいのであれば、そのイメージを文章化しているはずの理念やミッションの浸透に手を抜く事など許されていい訳が無いんです。

仕組みを作る為の大前提は、あなたやあなたの側近にあたる幹部クラスが身をもってミッションを実践している、身体で従業員に表現して見せているという事です。

誰が見ても「ミッションの体現者」であるあなたが、その「熱」を伝えようとして仕組みを考えるから稼動するんです。


仕組みというシステムは、決して仕組みそのものの良し悪しだけで稼動するのではありません。

特に導入初期においては、その仕組みをどんな想いで作ろうとしているかという、あなたの「熱」が伝わるからこそ稼動するのだという事を忘れないようにしましょう。

2013年12月25日水曜日

「くくり」という商品提案を考えてみよう

くくる。結ぶでも縛るでもなく、巻き付けるでも併せるでもなく、括る(笑)


どもっ!インパクトマーケッターの福谷です。


ブログなんかでよく目にする「カテゴリ」という区分けがあります。

ブログ記事の内容をテーマ分けしてタグを付け、興味のあるテーマの記事を一括で表示したり出来ます。


例えば私、毎日食べてる料理の写真をグルメブログとして公開しているのですが、昨日はチキンカレーの記事をアップしました。

もう3年くらい、全ての食事をアップし続けていますので、一日だいたい三食、のべ3000食分の記事がストックされてるわけです。

一年に一回はチキンカレーを食べるので「チキンカレー」というカテゴリだと3件くらいあり、月に2回は鶏肉を食べるので「チキン」というカテゴリだと約80件くらい、カレーは好きで10日に一回食べますので「カレー」だと100件以上ヒットします。

チキンカレーは香辛料たっぷりで「スパイス」というカテゴリを加えてもいいですし、子供も大好きな料理なんでハンバーグやオムライスと同じ「子供のごちそう」というカテゴリを作ってもいいですね。


さて何を言いたいのかというと話は二つあり、一つは私がグルメブログを書いてるなんてというのは真っ赤なウソだという事(笑)、もう一つは「商品はその構成要素や背景でいろいろな側面がある」という事です。


例えばスーパーマーケットの陳列棚は冷凍食品、味噌醤油、乾麺など商品カテゴリで分けられていますが、これを産地や発祥地でくくり直す事で、新しい商品コーナーやフェアのアイディアが生まれるかもしれません。

エスニック雑貨屋にある様々な動物の木彫りオブジェ、羊とウマをペアにして「この先2年の干支の置物が家にある事で得られる日本人としての精神的な充足感」を提案して売る事が可能になるかもしれません。


あなたが仕分けた新しい「くくり」で、今までお客様が考えた事も無かった組み合わせの商品セットが成立する可能性があります。

新しいくくりに気付き、それを提案するだけで、新しい単価・新しい客層・新しいお客様に出会えるかもしれないんです。



あなたの商品を今までと違う視点で眺めてみて、新しい括り方が出来ないか考えてみましょう。

そこには、いわゆる「死に筋」が甦るチャンスが眠っているかもしれませんよ。



アメトーークに学ぶ企画術!採用されるヒット企画の作り方。 - NAVER まとめ

2013年12月22日日曜日

カッコウィーものを選びたガール事の無意味さ

カッコウィーもキャワウィーも無ウィミー(笑)


どもっ!インパクトマーケッターの福谷です。


カッコいいモノ、憧れますよね。

どうせならカッコいいモノを所有したいと思いますし、何なら自分自身もカッコよく生きたい、出来れば周りからもカッコよく生きてると思われたい、なんて考えたりします。


「オシャレとは我慢である」という言葉がありますが、これは例えば機能性が低く着心地や使い勝手がよくないモノでも、スタイルやデザイン性を優先して使用するという、見た目のカッコよさを最優先したファッション哲学の中のひとつです。

これはこれで真理だと思いますし、私だって「骨盤にベルト当たってちょっと痛いがな」と思いながらも無理してピチピチのローライズを穿いたりします(笑)

しかし、大事な販促ツールを作る際にこの「カッコいい」を優先条件にする人が、ビーーーーックリするくらい多いという事実には正直驚きを感じています。

これは10年前、私が初めてお客様の販促ツールデザインオファーを受けて以来、ずーーーーっと感じ続けている驚きと違和感です。


カッコいい名刺がいいなぁ、ポスターもカッコよくね、もちろんチラシもカッコよくないと、ホームページはビュンビュン動くカッコいいのにしてよ、カッコいい看板やなあ、口を開けばカッコいい、カッコいい。


必要それ?(笑)


その「カッコよさ」とやらで、一円でも売上増えるんですか?


「どうせならカッコいい方がええがな」

そりゃそうでしょう、100枚配って10人から仕事が獲れる名刺が5種類あるのなら、その時はその中で一番カッコいいのを選べばいいでしょう。

けどそういう理由では選んでませんよね、こういう人は大抵「カッコいいモノを所有してる自分」でいたいから、カッコいいモノを選んでるんです。

しかも圧倒的にカッコいいまでは行かない、なんとなくカッコいい、ぼんやりカッコいい、どっちかというとカッコいい部類、みたいな何とも煮え切らんカッコよさに落ち着くという(笑)

「カッコいい名刺を持つ自分」になりたいだけなんじゃないの?「御社のホームページ、カッコいいですね」って言われたいだけなんじゃないの?って思ってしまいます。


販促ツールには全て「販売を促進する」という目的があります、当たり前です。


だったら「販売を促進する」という目的を達成する販促ツールが一番「カッコいい」んです、輝いてるんです。

陸上競技でヘアスタイルが乱れるからと100メートルを20秒で走るイケメンと、全力で10秒で走る普通の人、トラックではどっちがカッコいいですかって話です(笑)


みんなが「何となく」カッコいいと思ったモノを作る、そういう人達がいっぱいいる。

という事は、もうそれだけで「同類さん達」に埋もれてしまい、人目をひきつける事は出来ない状況なんです。


お客様の目を引いて、その流れで内容に興味を持たせて誘導する。

何となくシュッとした何となくカッコいい程度のモノには、もはや持ち主が考える程のお客様の目を引く力もありませんし、そうなると当然その流れで内容に興味を持っても貰えません。


「じゃあ笑ろてまうくらいカッコよかったらええん?」


それはあなたがその後に用意する「仕組み」次第です。


私は今までに何度も、変わった名刺など販促ツールのリンクをここでアップしていますが、それには理由があります。

世間でよく目にする「一般的な販促ツールデザイン」の中からあなたが使うモノを選ぶ必要なんて全く無い、という既成概念の打破の為。発想はもっと自由であっていいという事に気付いて頂きたいと思っているからです。

ただ単にカッコいいもの、クールなものやオモロいものを見て頂きたいのではなく、誰に言われた訳でもなく勝手に「これ以上はやっちゃダメ」だと思い込み、無難なものをヨシとしてしまいがちになる風潮から脱して頂きたいからです。


そのリンクには、それこそ「笑ろてまうくらい」カッコいいモノも沢山掲出されていますが、私はカッコいいモノをすすめているわけでは決してありません。

確かに「一般的で無難なモノ」しか目にした事のない多くのお客様の目を引く、あなたの存在に気付いて貰うアイキャッチとしては極めて有効だと思います。

しかし、注目させた後にちゃんとそこに書かれた内容に興味を持たせる「流れ」を用意していないと意味は無いんです。

お客様を導く「仕組み」も持たずに、ただ目立つだけの「ワル目立ち」ではもちろんダメ。かと言って、販促でお客様の目にとまらない事は害悪だと思っているから「アイキャッチの一案」として紹介しているわけです。


「死ぬ程カッコいい!!こんな名刺持ってる人ってどんな仕事してるん!?」

そこまで人を虜にするくらいの素敵さを求めるのなら話は別ですが、そこまでトンガった事をする程の勇気も無い人達が求めてしまいがちな「なんとなくカッコいいと思われてみたい」程度の希望が優先されて出来た販促ツールに価値は無いわけです。何ならゴミに近いわけです(笑)


並み居る競合他社の中からお客様の視線を集めて、そこに書かれた情報に沿ってお客様を導く事が販促ツールの目的。

ライバルとの違いを伝える事が目的のはずなのに、どういうわけか誰の目を気にしているのか何の体裁を取り繕うとしているのか、結局たいして違いも表れない程度の、何とも中途半端に「ちゃんとして見えるモノ」「シュッとして見えるモノ」を選ぼうとするんです。


知らんがな、勝手にシュッとしてたらええねん(笑)


仕組み!! まずは仕組みを作りましょう!!

仕組みを実現する為の様々な条件をデザインに落とし込み、それに影響しない範囲でなら好きなだけオシャレして下さい。

売る仕組みも持たないまま、集客に貢献もできない程度のカッコよさやかわいさを求めるなんて、商売の神様にとってはホンマ迷惑なだけです。



意外にも、仕組みコンシャス(仮称 笑)でデザインされたものはカッコいいものが多いんですよ。

たぶん機能美のひとつなんでしょうね。



【Webデザイン】惚れぼれするとにかくカッコイイ企業ホームページ - NAVER まとめ

2013年12月20日金曜日

最初も最後も商売は結局「ひと」

どもっ!インパクトマーケッターの福谷です。


製品そのものや設備は「モノ」ですが、商売の仕組みを考えるのも、それを実践するのも「ひと」でしかありません。


「ひと」は商売の実務を担っています。


設備機械には長く稼動し続けてもらう為、油をさしたりメンテナンスしたりというケアを当たり前のように行いますが、これは人に対しても当然行う必要があります。

経営者と従業員には商売上の「お客様」が存在しますが、経営者にとっては従業員も「お客様」だという認識で、同様の扱いや心配りをする必要があるという事です。


以前も書きましたが、従業員を「只の使用人」と取るか「ビジョンに共感し、仕事に参画し続けてくれる、自分にとってのお客様」と取るかで、社員の帰属意識は天と地ほども違ってきます。


お客様も従業員も同じ「ひと人」


お客様がまた来たいと感じる売り場つくりと、従業員が明日も楽しく働きたいと感じる職場つくりの原理原則は全く同じです。

口先やきれい事で「従業員は我社の宝です」と言ってるだけで無く、目に見える形で、心に響く形で、その気持ちを還元して見せているチームは強い。

「全ての従業員は経営者の視点を持て」とか言いながら、権限も与えられず褒められもせず、その扱いは丁稚そのもの、こんな達成感の得られない職場でポジティブに働き続ける事が出来る人なんて、ほとんどいません。

従業員自身が惚れる事も出来ないような会社が行う接客サービスに、お客様惚れる程の魅力なんているわけが無い。

満たされていない人間が、他の誰かを満たし続けるなんて出来るわけが無いんです。


「ひと」というものをナメてる会社は、最終的に「ひと」にナメられる事になります。

それはリピーターが育たない、従業員が育たないという形で還ってきます。


返報性の法則というものが商売で使われる事は多いですが、これはお客様に対しても従業員に対しても同じ事。

お客様に何かをして頂きたいのであれば、まずはこちらからお客様に何かをして差し上げる必要があるし、従業員に何かをして貰いたいのであれば、まずはこちらから従業員に何かをしてあげる必要があるという事です。


末端の従業員一人の意識が変わったところで、組織に及ぼす効果や影響は残念ながら小さい、しかし会社のトップの意識が変われば全体が変わる、そのくらい組織の長たるあなたが「誰の為に何を考え何を大事にし、それをどう表現しているのか」という事は重要なんです。


社員重視の経営で愛されるスゴイ社長たち - NAVER まとめ

2013年12月18日水曜日

お客様に浮気されない、最もシンプルな方法

どもっ!インパクトマーケッターの福谷です。


浮気をされない、私の知る限り世界で最もシンプルな方法があります。

知りたいッスか?(下衆笑)


それは、浮気する気にならないくらい相手をメロメロに惚れさせる事です。


言うのは簡単ですな(笑)シンプルとは書きましたが簡単だとは言ってませんからね(笑)


まぁ相手の好みがあっての話なんで、具体的にどう惚れさせるかというのは色々と策もあるだろうと思うんですが、少なくとも人格や性格・気質、ありのままの自分をちゃんと受け止めてくれる人とじゃないと、お互いに末永く付き合いたいとは思いませんよね。

どんなに特殊な好みや性癖の人同士でも、ベースとなる信頼関係が成立していないと長期にわたる良好な関係は難しいという事です。


下のリンクをご覧下さい。こんな話の流れですが、変なサイトではありません(笑)

『客を犯罪者扱いしてるみたい』 avexポータルサイトの違法ダウンロード警告表示に批判の声 - NAVER まとめ

2012年の10月、法律改正により違法ダウンロードが刑事罰の対象となりました。

それにあわせて音楽会社のホームページが一斉に警告表示を開始、その当時の警告表示をまとめたものです。


どうよコレ(笑)ナイわぁ。


念の為に言っておきますが、この警告が表示されるのは違法ダウンロードサイトじゃないんですよ、版権を持つ音楽会社のサイトですよ。

そのレーベルに所属するアーティストの音楽を、正規でダウンロードしようとする善良なファンが訪れるサイトですからね、それを泥棒呼ばわりですよ。

万引き抑止の為、お店の中に「万引きアカン!」的な張り紙をするのはまぁ100歩譲ってヨシとしても、これはアカンでしょうよ。


ファンとの関係、台無しですよね。

ファンのモチベーション、下がりますよね。

この後で、お客様に感謝!みたいな事言われても、誰か信じます?アホかって思いますよ。


しかし、これと似た状況って私達の身近にもあるんです。

お客様に宛てた、やたらと細かく厳しい注意書き、どんだけあるねんって思うくらいの例外規定の表記、店内のお客様を見守るのではなく「監視」している従業員の目。


ホンマにね、築いたものを壊すなんて一瞬ですよ。

商売人としてあなたが発信する何かに対して「ふぅ~ん、そうなんや」って、一瞬で冷めるお客様がいる可能性だってあるんです。


で、お客様を冷めさせない、私の知る限り世界で最もシンプルな方法があります(笑)

知りたいッスか?(デジャヴ、かつ下衆笑)


それは、あなたが先にお客様を信頼するという事です。


お客様を信じても無いくせに、さも信じてるような事を言ってるから、ほころびが見えた時に困るんです。

最初から信じていれば、そもそも起こらない問題ですよね。


バンバン万引きされてるのに笑ろとけ!って話じゃないですからね(笑)そういう事じゃないんです。

お客様に対して性善説で向き合ってるのか、性悪説で向き合ってるのかという、あなたの立ち位置、お客様にあなたが求める関係性の問題なんです。


「お前ら、万引きしようと思ってるんちゃうやろな?!」という立ち位置のお店が採る防犯対策と、「お客様はコミュニティの一員」という立ち位置のお店が採る防犯対策は違います。

監視カメラを置くか万引きGメンを配置するか管理タグを付けるかは知りませんが、「変な事すんなよ!」って思ってる店員さんの目と「楽しそうに商品を選ぶお客様の姿って素敵ですねぇ。あ、万が一何かあれば毅然と対処はしますけど」と思ってるお客様の目が違う事は想像に難くないですよね。

要は、あなたがお客様をどう思ってるかが、ふとした時に表れてしまうという事なんです。


ふとした時、気を緩めた時にボロを出さない方法は、最初からボロなんか持たない事です。

少なくともお客様との良好な信頼関係を望んでいるのであれば、「これを言ったらお客様はどう感じるかな」くらいは考えますよね。

あなたが信じなきゃならないお客様と疑わなきゃならないお客様、一体どっちが圧倒的に多いんですかって話なんです。



愛し合い、信頼し合ってると思ってた彼氏に突然

「お前、浮気はアカンねんぞ。浮気は犯罪やねんぞ、罰金やねんからなっ!!」

って言われたら、そら恋も冷めるってモンでっせ、avexはん(笑)

2013年12月15日日曜日

販促はプレゼンテーション

どもっ!インパクトマーケッターの福谷です。


戦後すぐの闇市ならともかく、モノと情報に溢れかえってるこの世の中において、商品は「こんなん扱ってまっせ」と言うだけで売れてしまう程、簡単ではなくなっています。


様々な同類商品の中から、あえてその商品を選ぶ事でどれだけお客様の生活に素敵な未来が訪れるか、どれだけ楽しい気分になれるか、どれだけ悩みをズバッと解決してくれるか、それを気付いていただく事で購入を促すアクション、あなたが扱う商品を選んでもらう理由を提示する必要があるわけです。


つまり、お客様へのプレゼンテーションに成功したモノが売れていくという事です。


プレゼンと聞くと、営業職の人が新規顧客に向けてパワーポイントなんか使って小洒落たページをサクサクめくってる印象を持つ方もいらっしゃると思いますが、お客様に自分の商品を訴えかけて購入してもらう為の働きかけという趣旨を考えれば、販促活動全般がプレゼンにあたります。

あなたがかける声も、商品の横に立てるPOPも立派なプレゼン、お客様に訴えるメッセージなんですね。


記憶に残る、心に刺さる、感情を揺さぶられる。体験したくて堪らなくなる。

他の商品ではなく、あなたの商品を見たお客様をこういう気持ちにしたいなら、隣に並んだ他社製品と同じ切り口では、その効果が薄れてしまうという事は想像できます。


あなたのプレゼンを見聞きして、商品を購入してそれを確認する事でお客様の「買い物という名の冒険」が完結するのであれば、全二巻のうち、プレゼンが第一巻で商品が第二巻だと言えます。

まずは横に平積みされた類書ではなく、あなたの書いた冒険の書第一巻を手にとってもらう。

読んだお客様の中で「続きが読みたい、体験したい」と感じた方が第二巻、つまりあなたの商品を購入する、という事なんですね。


見つけましょう、「あなたの商品」を選んでもらえるプレゼンの視点や切り口を。


アメトーークに学ぶプレゼン術!記憶に残るプレゼンテーション。 - NAVER まとめ

2013年12月11日水曜日

「喜楽」の力

どもっ!インパクトマーケッターの福谷です。


今回も、その道のプロとしての技術だけで食べる事が、実は損しまっせという話(笑)


餅は餅屋などと言いますが、仕事はそれぞれ専門の技術や商品をプロとして扱う事で収入を得ています。

大工は家を建てる技術、医者は医療技術、エステティシャンは美容技術、アナリストは分析技術、予備校講師は入試攻略技術、その技術がその人のウリだしそれを求めて人は集まりお金を払う。

プロとしてその技術に日々磨きをかけ続ける事は当然ですし、だからこそ、その技術がどこに出しても恥かしくない「商品」として成立しています。


ところが、技術を求めて来るお客様が必ずしも「技術のみ」を求めているのかと言えばそうとは言えません。

どうせなら良いモノ、優れた技術にお金を払いたいというのは、お客様としては当然の心理でしょう。

けど、ほとんどの商売人は世界で只一人しか持ち合わせていない、桁違いに圧倒的なイノベーション商品や技術を扱っているのでは無いハズです。


そんな中で、お客様があえてあなたの技術に、あなたの商品にお金を払おうとするのには、それ相応の理由があります。

それは従業員の笑顔の良さかもしれないし、単に家から一番近いからかもしれない。

あなたの商品説明が解り易いからかもしれないし、出してくれるお茶が美味しいからかもしれない。

趣味丸出しの内装に共感してるのかもしれないし、トイレが綺麗だからかもしれない。


商品が良い、技術が良い、そんなのはプロなんだから当たり前。

その「本業」以外に人を引き付けている部分こそが、今のあなたが同業他社とは違う「サービス」を提供しているという事になるんです。


下のリンクをご覧ください。

鉄道会社初の女性社長が繰り出す生き残り戦略がすごい!まとめ - NAVER まとめ


この鉄道会社、もし本業である輸送業務だけにこだわって経営を続けていたら、もうとっくに廃線となっていたと思います。

鉄道業なんだから駅周辺の人口が減ったらもう終わりだと普通は思いますよね、住民は引っ越せても線路は引越しも移動も出来ません。


ところがここからがスゴイ。

再建策の中で、輸送業務に直接関係するモノなんてほとんど無い(笑)

極めて幅広く、しかも貪欲に、様々なくくりで「自分たちのファンになる可能性がある人達」を集めた事が実を結んだと言えます。

鉄道業が運送業・輸送業だという狭い認識を、サービス業であり、アミューズメント業だという視野で捉えた結果です。

電車が移動に必要だから乗車しているお客様の数はおそらく変わっていません、乗りたいと感じたお客様が集まってきたんです。

これが「喜楽」の力だと言っていいと思います。


しかし、この鉄道会社が商品力だけでなく、それを軸にして提供できる様々な武器を「最初から」理解していれば、ひょっとしたら一度も経営危機に晒される事は無かったのかもしれません。

本来売りたい商品や技術も「武器」なら、それに付随して提供できる可能性があるモノも「武器」

大事なのは、自分が使える可能のある武器を、自分自身でちゃんと理解しているという事なんです。


あなたが使える武器の棚卸しをしてみましょう。

あなたのお客様になり得る人の新しい「くくり」を見つければ、新しい武器が見つかるかもしれません。

あなたの本業のスキルを軸に、あなたが誰に何を訴求するかという切り口を変えただけで、今まであなたの前には現れる事がなかった新しいお客様を呼ぶ事が出来る可能性がありますよ。


それにしても枕木に名前って(笑)

私がもしこの権利を買ったら、枕木見たさに線路ウロウロして電車にひかれる自信があります(笑)

2013年12月9日月曜日

商品を取り巻く環境を意識しよう

どもっ!インパクトマーケッターの福谷です。


お客様の悩み、不安や不満を解決する事、商売においてはそれが商品選びや広告宣伝でのアプローチにおいて重視されています。


商品を軸に商売を考えた場合、お客様の不安や不満を解決するという視点は「商売の原点」とも言えるくらい重要なんですが、お客様とのコミュニティを作り、その関係を永続させるという長期のお付き合いを視野にいれた場合、商品力だけに頼るのには限界があります。

限界があるというより、お客様が「ふるいに掛かり過ぎる」と言ったほうがいいかもしれません。


「商品は素晴らしい」「悩みや不安・不満を解決してくれる」確かにこの為にお客様はお金を払って下さいます。

しかし例えば「愛想や雰囲気は悪いけど、扱ってるモノは良い」という印象をあなたが得ていた場合、あなたの目の前には愛想の悪さを我慢してでも商品を欲しいと思っている人が残っているだけで、愛想の悪さに耐えられない人は既に去ってしまっている可能性があります。

これってもったいない話ですよね。

商品品質が魅力的なのはもちろん大事なんですが、その商品を取り巻く環境にも魅力が備わっている方が、より多くのお客様を集める事は間違いありません。

なんとかカントカ「だけど」商品「は」良い、よりも、なんとかカントカ「の上に」商品「も」良い、の方が単純にお客様は嬉しいし快適なわけです。


お客様を引き付け、あなたが扱う商品を、より一層魅力的に感じさせる要素、それはお客様があなたと接触する際に感じる「喜楽」です。

喜怒哀楽という感情の中の「イイ感じ」のモノふたつ(笑)それが「喜楽」


喜楽、多少荒い言い方をすれば、それはあなたの「やさしさ」と「オモロさ」から作られます。

これは別に、半分がやさしさで出来ているというバファリンの宣伝ではなく、「ワッハッハ、こら傑作や」という笑いのハードルを商売に設けようという提案でもありません(笑)

「やさしさ」と「オモロさ」とは「思いやり」と「サービス精神」という事です。


商品が「物」であろうが「人的サービス」であろうが、商品を取り巻く購入環境全てを含めて商売を考えると、商売はひとつ残らず「サービス業」だと言えます。

お・も・て・な・・・言わんけどね、流行語大賞なんて(笑)けど「おもてなし」なんですよ、思いやりとサービス精神って。

お客様に何をして差し上げる事が出来るかという事なんです。


お客様の不安や不満を解決するという視点が「商売の原点」だとしたら、お客様にどんなサービスをして差し上げる事が出来るかという視点は「おもてなし発想の原点」だと思います。


お客様を面白がらせよう楽しませようワクワクさせよう、それよりもまず自分達が面白がってそれをお客様に伝えよう、取っ掛かりやスタート位置は、それぞれあっていいと思いますし、それは個性の範疇だと思います。

最終的にお客様がワクワクしている姿をイメージして、売り手がワクワクしながらあれこれ考える、言い方ややこしいですが(笑)このスタンスが商品とお客様を取り巻く環境を作る為に必要な、柔軟な発想の源になるんです。


出来そうもないような、一見突飛なアイディアが浮かんでしまっても、それが実現したと想像した時のあなたのワクワクが止まらないのなら、何とか実現する為にあれこれ策を練る事でしょう。

ボツネタ同士が合わさって、別の新しい何かが生まれる事もあるでしょう。

あなたがオモロいと感じる事はきっと他の誰かもオモロいと感じるでしょうし、何よりお客様がワクワクすると思える事を考える習慣を職場に作る事こそが、おもてなしの風土を職場に作る事につながるわけです。



世間や業界、時にはあなた自身の理屈や慣例に囚われ、大人ぶってバカバカしい事を考えないで済まそうとする日常が、元々は柔軟だったはずのあなたのクリエイティビティを腐らせてるのかもしれません。

立位体前屈マイナス20センチの私が言うのもなんですが(笑)頭も身体も、たいていの場合、柔らかい方が強い。

商品そのもののように目に見えるモノより、店の雰囲気や従業員がかもし出すムードや繰り出す会話、商品を取り巻く環境のように目に見えないモノの方が、お客様に与える印象は強いんです。


商品が良い、そんなの今の時代当たり前です。

それ以外の、目に見えないものを大事にしましょう。

お客様は五感をフル稼働させ、感性で買い物を行うんですから。



とにかくすごい!!カスタムPC画像集【改造】 - NAVER まとめ

2013年12月5日木曜日

サービスこそ「仕組み化」を

どもっ!インパクトマーケッターの福谷です。


ここの所、マニュアル経営が陥りがちな問題について書いていますが、私はマニュアルの存在そのものを否定しているわけではありませんし、職場のルールや決め事が明文化される事を否定しているわけでもありません。

むしろ接客にこそ「仕組み化」の為のルールの構築や整理が必要だと感じています。


本屋のビジネス書コーナーに行くと、ディズニーランドやリッツカールトンの関連書籍が山のように売られていますよね。

ずいぶん前から売られ続けていますし、年々その種類は増えているような気がします。

それはそのままニーズの高さを証明している事にもなりますが、逆に考えると、もう長い間ディズニーランドやリッツカールトンのサービスが、目標に「され続けている」という事になります。


昔から、ディズニーランドやリッツカールトンのサービスは凄いスゴイと言われ続けていますが、何故いまだにそう言われ続けているんでしょう?


それは、多くの方が「結局まね出来ずに終わっている」からに他なりません。

ディズニーランドやリッツカールトンのサービスを、自社に導入したいと関連書を手にして導入を試みても、一時的な猿真似で終わってしまい、自社の文化として根付かないから、いまだにアイツらは「永遠のあこがれ」で居続けているわけです(笑)


「ディズニーランドでは細部にこだわったり全員が清掃作業にあたってるらしい、ではうちもそうしよう。」

「リッツカールトンにはクレドというモノがあるらしい、ではうちもそれを作ろう。」


こういう、上っ面だけをなぞる行為を猿真似と言います(笑)


賭けてもいいですが、と最近ここでよく書きますが(笑)ことサービスに関しては、形から入って成功する事は決してありません。

何故なら、考える順番が逆だからです。


ディズニーランドやリッツカールトンは、まず自分たちのお客様が、その場所でどういう気分や状態で過ごす事がベストかという「明確な」ビジョンがあり、それを達成する為に必要な事を細分化して「仕組み」にし、あとはそれをただ「愚直に実施」し続けているだけです。

ビジョンや想いがカタチになったモノの「ほんの一部」が全員清掃だったりクレドだったりするだけの事で、本当に見習わなきゃならないのは、自分の商売のビジョンや想いをカタチに「し続ける為の仕組み」なんです。


何を売って何を提供する商売であっても、漠然と「お客様が笑顔で過ごし、また来て頂く」というイメージは出来るでしょうが、駄菓子屋のお客様と高級ホテルのお客様が求めるモノは違いますし、その商売の客単価以上のコストが掛かるサービスの提供も出来ませんよね。

自分のお客様が、あなたに何を求め、何をどういう形で提供したらその人は喜んで「また来よう」と思ってくれるのか、起点となるのはあくまでもココ。

あなたのしている商売の中の「起点」を常に意識して仕事が出来る環境を作る事、それがその仕事でのサービスの「仕組み」となるわけです。


従業員という「他人」を巻き込み、ひとつのチームとしてお客様をもてなすのだから難しいのは当たり前。

だからこそ、あなたのお客様の「最高のもてなされ方」を、常に追求「し続ける為の仕組み」が組織内には必要なんです。


どういう言葉をいつ投げ掛けられたらあなたのお客様は嬉しいと感じるのか、どういう心配りがあなたのお客様に一番伝わるのか、どんな気持ちで扉を出る時にあなたのお客様は「また来よう」と決心してくれるのか。

その答えはあなたの職場の中にしか落ちていません。


あなたの商売に必要な「理想の仕組み」をまず考え、それを実現する為に必要な方法やヒントを内外に求め続ける。

この順番が正しい、逆はあり得ないんです。


ディズニーがやってるから良い方法、リッツがやってるから間違いない、こういう動機であなたの会社にコピペできるノウハウはほとんど存在しないと思ったほうがいい。

コピペしたいなら、まず先にあなたのビジョンを従業員全員と共有できる「風土」を作る必要があるんです。

耕してもいない自社の畑に、あのご陽気な黒ネズミを放ったところで、そいつはきっと、ただでさえ育ちの悪い作物を食い荒らす害獣にしかなりませんよ(笑)



すごすぎる『ディズニーランド』のスタッフ伝説 - NAVER まとめ

2013年12月3日火曜日

ダジャレやパロディーのコストパフォーマンス

どもっ!インパクトマーケッターの福谷です。


個人的な話で恐縮なんですが、私は学生時代に「ダジャレは口にしない」と決めて、もう30年くらい暮らしています。

メルマガやフェイスブックの記事のタイトルに言葉遊びとして入れる事はありますが、日常会話の中で口にする事はほとんどありません。

その分たまに、言うつもりも無いのに言葉の流れでちょっとダジャレっぽくなってしまった時などは、必要以上に「いや、今のダジャレちゃうから!ホンマにちゃうからっ!!」と必死なくらい否定したりして恥ずかしさを逆に加速させてしまう事もあります(笑)


ダジャレ。こんなどうでもいい事を、わざわざ言わないと決めたのには幾つか理由があります。


いわゆる普通のダジャレは、誰でも比較的簡単に言えるけど、失笑程度以上のウケが期待出来ないという、言葉通り「洒落」の「駄作」だという事がまずひとつ。

ダジャレを好んで使う人に限って、ダジャレを言い放った後で「どう?今の」的なドヤ顔をするのが個人的に耐えられない事(笑)がひとつ。

要するに、言葉遊びとしてはアリだと思うし、よく出来たダジャレには「上手い!」と感心もするけれど、決して激しく感情が揺さぶられたり横隔膜が痙攣する程「オモロいーーっ!!」とはならない事が経験上わかっているので、じゃあ最初から言わない、と「禁じ手」にしたわけです。


さて、これだけ冒頭からダジャレの事をディスって、ここまでで数人は敵を作ったわけですが(笑)これを宣伝広告で使うとなると事情が違ってきます。


商品名やキャッチコピーの中で、このダジャレ的な言葉遊びを目にする事はよくあります。

言葉遊びだけでなく、何かを元ネタにしたパロディーを使うケースも目にします。


日用品や、どっちかと言うとB級指向のモノ程、こういったダジャレ傾向が強いように思いますが、これは実に理にかなった手法なんです。


ダジャレもパロディーも、どちらも「元ネタ」が必要です。

オリジナルネタありきのダジャレ、オリジナルネタありきのパロディーなのですが、どちらも広く認知された元ネタの力を借りて簡単にイメージしてもらう事が出来るというメリットがあるんです。


例えば映画。

産みの苦しみで製作され、膨大なコストで宣伝されて大ヒットしたとします。

それをちょっとイジって、パロディーのコントをテレビのバラエティ番組で放映する。

よく見る光景ですよね。


面白いコントをオリジナルで作ろうと思えば、相当なセンスや労力が必要です。

ところがパロディーは、既に誰かが苦労して産み出して、宣伝の限りを尽くし世間に認知させたオリジナルを、ちょっと触って茶化すだけ。

とんでもなく楽ですよ、多分これを読んでるほとんどの人にも作る事が出来ます。


一方で観る側の人間は、勝手にオリジナルネタを頭に描いてパロディーとの対比を楽しみます。

頭の中でオリジナルとリンクされるので、とても記憶に残りやすい。

パロディーのコントは3分やるだけですが、受け手はバックグラウンドとしてオリジナルの映画2時間をちゃんと頭の中に呼び戻した上で観てしまいます。


他人が英知を集めて作って広めた「100」の力を利用して、それに「1」の労力を足しただけで「30」くらいの効果を得る、これがパロディーです。


オリジナリティにこだわり、いばらの道を登り、「100」という創作活動の頂点を目指す事はもちろん素晴らしい。

ダジャレやパロディーも、他力本願でメインストリームに乗る事など出来ないけど、かける労力と効果のコストパフォーマンスは素晴らしい。

どちらが優れているとかではないんです。

私達商売人は、状況で使い分ければいいと思います。

商品のネーミングやキャッチコピーで、言葉遊びや語呂合わせを用いたモノが耳に残りやすいのは、頭の中で勝手に「オリジナルネタ」との関連付けが行われるからなんです。

利用しない手はありませんよね。



とはいえ、ダジャレもパロディーも、結局オリジナルをどうイジるかはセンスなんですけどね(笑)

商売人は言葉を大切に選ぶ習慣をつけましょう。



リンクの悪戯結社、オモロイとは思いますが、そういう観点から言えば
「お前らずいぶんラクしてるやん」という感じ。


Twitterに突如出現した悪戯結社【反広告社】が謎すぎる!!! - NAVER まとめ

2013年12月1日日曜日

満足しているお客様を見て頂こう

どもっ!インパクトマーケッターの福谷です。


メジャーなモノ、マイナーなモノを問わず、マニアックなユーザーがいる商品には、たいていネット上にファンサイトがありますよね。


マニアがその商品についてアツく語り合う、マニア以外の人から見れば微笑ましさ半分キツさ半分というサイトです(笑)

メーカーが自ら用意するサイトもありますし、ファンが自ら立ち上げるサイトもあります。


そこに参加する方々は非常に楽しそうに見えます。

実際に楽しいんでしょうし、同じ趣味や感性の人達と盛り上がるのは、この上なく気持ちいいんだろうと思います。


元々は「ややファン」くらいだった人が偶然目にしたファンサイトの雰囲気に触れ、そこで商品についての更に深い知識とユーザーのアツい思い入れを知り感化される事で、その仲間に加わりたいという人が現れます。

ファンサイトを見るまでのその商品は「ただの選択肢の一つ」だったのに、ファンサイトに後押しされる事で、自分からディープファンになろうとするわけです。


このような効果を生み出すファンサイト、売り手にとっては通販番組ではお馴染みの「使用したお客様の感想」の、極めてポジティブで強力なヤツを手に入れたに等しい状態です。

お客様が「好きだ!」と、自ら名乗りをあげて商品についてアツく語りに集まるわけですから破壊力は抜群です。


こういった状況を、あなたがこだわりを持って扱っている商品で用意する事が出来ないかを一度考えてみましょう。

お客様のポジティブな声は、他のお客様への呼び水になります。

ライトユーザーをヘビーユーザーに変える力を持っています。

「好き」を自覚していなかったユーザーに「あ、私コレ好きやったわ」という自覚を与えます。

物販でもサービス提供型の商品でも大丈夫、ユーザーの声やユーザーの存在そのものを、他のお客様に知らせる方法はありませんか?

サイトでもお店の壁でもニュースレターでも落書き帳でも形式は何でもいいです、ラブホの落書き帳でさえ実は立派なファンコミュニティーツールなんです(笑)



下に用意したリンクの馬のマスク、あのamazonが事実上のファンサイトになってます。

馬ズラかぶった人間が好き放題やってるという楽しそうなコミュニティー、ここに入りたいが為に購入のクリックをする人もいるでしょう。

好循環、とはこういう事です。



他のお客様の前で、お客様があなたの商品について何かを語ってくれる場所はないかを探してみましょう。

ただ、いろんな事をさせられ過ぎて、ここの馬はもはやウマではなくガチャピンみたいになってます(笑)


Amazonで売っている「馬のマスク」の写真が大変なことになっている dailynewsagency.com