2014年3月3日月曜日

ネットワークビジネスから学ぶコストの内訳

どもっ!

寒い冬の外出時にうれしい缶のコーンスープ、いまだに一度も粒コーンをひとつ残らず飲めた事が無い、商売力養成コンサルタントの福谷です。


アムウェイとかニュースキンなどが有名ですが、いわゆる「ネットワークビジネス」と称される販売形態がありますよね。

過去に知り合いから入会を勧められた事のある人は少なくないと思いますし、これをお読みになってる方の中には、実際にネットワークビジネスをやってらっしゃる方もいると思います。

彼らは「3年振りに友達からご飯でも行こうと言われて会ってみたら、13分後にはネットワークビジネスの素晴らしさを語りだした」みたいなアホ会員を野放しにしてるせいで(笑)日本中の見込み客を日々減らし続けていますが、実はこのネットワークビジネスというヤツ、人材教育が致命的にお粗末な事を除けばビジネスモデルとしては非常によく出来ており、その仕組みはある意味理想的とさえ言えます。


例えばテレビCMを流すような上場規模の企業では、売上の実に数十パーセントがメディアでの広告宣伝費や、商品を店頭に置かせてもらう為の小売店へのマージンに流れてしまいます。

しかしネッツ(ネットワークビジネスの事。このブログ限定の造語 笑)は、ほとんどメディア露出しない上に小売店に商品が並んでいないので、その経費が掛かりません。

では、浮いたお金がどこに流れているのかといえば、販売した会員や、会員の「親」の方々への配当として使われます。

メディアを使わず会員自らの力だけで販売し、他社では広告宣伝費に該当するお金を報酬として受け取るという事です。


それだけでも随分とムダの無い、上手いお金の使い方だと思いますが、それだけではありません。

通常私達商売人が出す広告というのは、お客様になるかならないか分からない人達の目にもさらされます。

一般消費者をお客様に変える為の広告宣伝ですので、ある意味当たり前の事なんですが、結果的にお客様にならない人の為にも広告宣伝コストが使われているという事は間違いありませんよね。その大部分は「ムダ金」になります。

ところが、ネッツの報酬は販売という実績に対して支払われます。

アホ会員が着々と見込み客を減らし、アンチネッツを量産する(笑)残念な労働に対しての支払いは一切無く、すべてのお金が実益を伴う事例に対してのみ動く、そこには全くムダな投資がないわけです。

これって、もの凄い事なんです。


冷静に考えれば見込み客を失う方がよっぽどリスクは大きいんですが(笑)まぁそこは今後のネッツを見守るとして、このフローから私達商売人は何を学べるのか、という事です。

例えば、お店が一万枚の新聞折込チラシを打つとすると、デザイン代や印刷代・折込代で、どんなに安いところを探しても軽く10万円以上のコストが掛かります。

何を売っているのかにもよるので厳密には言えませんが、チラシ一万枚で来店するお客様の数は数名から十数名くらいです、ヘタするとゼロなんて事もあります。


では、その一回分のチラシ代10万円の予算を、現在あなたのお客様になって下さっている方々の為だけに使えないでしょうか?

あなたの商品の良さを既に知って下さっているお客様方に、誰かを紹介して頂き、そのお礼として何かを提供する為の10万円として使う、いわゆる「お客様紹介キャンペーン」という事です。


チラシに限らず、広告代金というのは決して安くはありませんよね。

誰もがあきらめ半分で高額の宣伝費を使っていますが、お客様へのプレゼントコストとして同じ金額を見ると「ずいぶんいろんな事が出来る金額だな」って思えるはずです。

販促費として予算を計上した金額が、そのまま材料費や雑出費として使えると考えれば「ちょっとした大盤振る舞い」だって可能だと思いませんか?

見るからに高額な賞品をチラつかせ「ちょっとアンタ!友達連れてきなさいよ!」って下品にやっちゃうと、せっかく今まで築いてきたお客様との良好な関係性が台無しですが(笑)一回分のチラシ代を全部投入するつもりで、そういったプロモーションを考える事は、ひょっとしたらやみくもにチラシを打つよりも、ずっと効果的な方法なのかもしれませんよ。



販促費用に限らず、私達商売人が使えるコストには限りがあります。

どうせ使うなら、出来る限り費用対効果が高く、既存客にもメリットのある「生きたお金」を使いたいものですね。




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