2014年1月31日金曜日

あなたが描く商売のイメージは、お客様が見る夢でもあるという事

どもっ!商売力養成コンサルタントの福谷です。


もしあなたが今から新しくお店を開くとなったら、どういうモノを売って、どういう雰囲気のお店にしたいかという事をまず考えるはずです。

売るモノを決め、どんな人に買っていただきたいかを決め、どんな店舗外装・内装にするかを決め、どんな接客対応をするかを、たぶんワクワクしながら決めると思います。

・あなたが売りたいモノ、売れるモノを選ぶ

・それを誰に買って欲しいか、誰が喜んで買ってくれるかを絞る

・決めた対象のお客様が、ワクワクする店舗外装・内装を決める

・決めた対象のお客様が、ワクワクして「また来たい」と感じる接客対応をする

ずいぶんザックリと書きましたが(笑)このように、商売を始める時には「何を売りたいのか」という商品選定だけでは無く「それを誰に売りたいのか」が固まる事で初めてお店のコンセプトイメージが決定し、その後の具体的な準備が進んでいきます。

要するに、最終的にあなたの想定したお客様が満足するお店を作る為には、商品が持つイメージだけでは無く、その商品を欲しがるお客様までを詳細にイメージして展開していく必要があるわけです。


例えば、私が中華料理店をオープンさせる事を決めたとします。

中華LOVEなのか我愛中国なのかわかりませんが、とにかく「俺が鉄鍋でチャオ(炒)しちゃうぞ!」って思ったわけです(笑)

では、そこからすぐメニューや店の場所が決まり、開店の準備に入るのかといえば違いますよね。


サラリーマンが昼飯食べに来るような、いわゆる「街の中華屋さん」にしたいのか、それとも恋人達が記念日の舞台に選んでくれるような、ちょっとスタイリッシュで前例の無い「しゃれおつチャイニーズレストラン」にしたいのかで、お店の方向性は全く違ってきます。

私が腕を振るう中華料理を、どんな人が喜んで食べてくれるかを絞り込む事で、初めてお店の雰囲気や接客対応まで全てを含む、それ以降の段取りが決まるんです。


私が「しゃれおつチャイニーズレストラン」を選んだ場合は、それ相応の食材・それ相応の内外装・それ相応の接客・それ相応の価格を設定します。

間違っても、一番奥の客席で我が子が宿題してるようなお店にはしません(笑)

なぜ私が「しゃれおつチャイニーズレストラン」を選んだら、客席でわが子に宿題をさせないのか、アルバイトの服装を私服にエプロンではなくチィナドレスを用意するのか、中華のくせにテーブルキャンドルを置くのか。


それはひとえに想定したお客様がお店にガッカリする事無く、満足して次回も来ようと感じてもらいたいからに他なりません。

若い恋人達が、記念日の舞台に選んでくれるようなお店にしたいと思った私には、お客様がお帰りになるまで「徹底してその夢を見続けて頂けるように演じ切る必要」があるからです。


「細部にこだわる」という言葉があります。

要は徹底するという事なんですが、このこだわりが知らない間に薄くなったり無くなったり、時には売り手の個人的な、偏ったこだわりの追求にすり替わったりする事があります。


先程たとえ話として書いた「客席でわが子が宿題してるようなお店」は、実際に街のあちこちに存在しますが、開店当初から「客席の私物化」がアリだったわけではないと思います。

いつの間にか、オーナーご夫婦の「家庭の事情や合理性の追求」で、当初のイメージが歪曲してしまってるわけです。

一見さんのお客様はビックリしますよね、少なくとも看板に「子供がリアルに宿題するお店」なんて書いてないわけですから(笑)そこで違和感を覚えます。


他の例で言えば、店内をアースカラーで統一したリラクゼーションサロンを作り「お客様に究極の癒しを」を合言葉に頑張っているつもりのオーナーさんの、つけてるトワレが何ともキツい人工的な香りでお客様のリラックスを阻害してしまってるかもしれません。

レジ前に何も考えずに置いた、納入業者が持ってきた社名入りカレンダーが、明らかに店の雰囲気を壊しているかもしれません。


どういうお店にしたい、どういうお客様を呼びたい、こうしたコンセプトやイメージは、最終的にお客様が「あなたの狙った通りの印象」を持ったままお会計を済ませ、お店を後にする事が出来た時点で、初めて「狙い通りのお店を運営している」と言えます。

あなたの中にどんなスゴイこだわりがあった所で、お客様に正しく伝わり続けなければ、それは只のマスターベーションに過ぎないという事です。



あなたが今の商売を始める当初、ワクワクしながら描いていたイメージの中で、いつの間にか売り手の勝手な事情だけで基準を下げ、妥協の産物をお客様に提供してしまっているものはありませんか?

今のあなたから見たら「そんな事まで気にするか!?」的に思える些細な事が、それを五感で感じるお客様にとっては、あなたへのリピートを遠ざける原因になっているかもしれません。


ミッキーマウスの首元から、汗拭き用のタオルが見えたらガッカリしますよね(笑)

ミッキーの中に入ってるキャストはたぶん汗だく、そんな事は誰だって分かってます。だからと言ってミッキーは「だってアツいもん!」なんて言いませんよね。

だからディズニーランドはリピートされる。次も間違いなく期待を裏切らないとお客様が確信できるから、出口を出た途端「また来ようね」って言ってもらえるんです。


あなたが描く商売のコンセプトやイメージは、お客様が受ける印象を起点に考え、その着地点を目指して細部まで徹底する必要があります。

売り手が見せると宣言した夢は、お客様に最後まで見せ切る責任がある。ただそれだけの事なんです。




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2014年1月29日水曜日

貪欲に学ぼう!腹立つくらい売れてるアイツや、貰い泣きするくらい失敗してるアイツからも

どもっ!商売力養成コンサルタントの福谷です。


個人的な話で恐縮ですが、私は根がひねくれてるせいか、小さい頃からブームに乗っかるのが大嫌いでした。

流行ってるというだけで嫌悪感を示し、流行に乗っかる友人を見てはケチをつけてました。

実はそこそこ気になっていても流行っている間は我慢して、ブームが去ったなと解ってからこっそり試してみるというね(笑)

結果的にそれがバレて「ドえらい流行に乗り遅れてるヤツ」みたいな図式になる事も度々あるような(笑)何とも痛々しい思春期を過ごしていました。


私のようなひねくれ感覚の人は少数かもしれませんが、全く興味がわかないものが世間ではヒットしている、というのは皆さんの中にもある事だと思います。

全く興味がわかないのに流行ってるアイドルグループ、全く興味がわかないのに流行ってるスーパーマリオ関連商品、全く興味がわかないのに流行ってるキティーちゃん、全く興味がわかないのに流行ってるハロウィン、全く興味がわかないのに流行ってる芸人さん、全く興味がわかないのに流行ってるタブレット端末。

今これをお読みになる方は違うと思いますが、これだけ巨大化して世界中にブームを巻き起こしてるフェイスブックでさえ、全く興味が持てないという方はたくさんいらっしゃいます。


興味がわかない理由も様々です。

そもそも趣味やポリシーが違う、みんながワーワー言って騒いでるけど実は詳しく知らない、これを好きだと言ってるヤツらが嫌い、自分にとってもっと馴染むものが他にある、などなど。

中には「生理的に無理」なんていう、理屈を超えた不愉快さを感じるものまでありますよね。


興味が無いものを好きになる必要は全くありません。

不愉快なものは不愉快だし、どう見ても可愛いと思えない人がもてはやされてる状況を理解出来なくても構いません。

しかし、趣味につけ仕事につけ、興味があろうが無かろうが、売れているモノには必ず売れている理由や売れる仕組みが存在します。

そこには多くの人の心を掴み、時間やお金を使わせる理由が必ずあります。


例えばあなたの競合にあたるお店。

どう考えても商品のクオリティはうちの方が高いのに、何故かあっちの方が圧倒的に売れてる。

腹立ちますよね(笑)

時には「オーナーが美人でお客さんに色目使ってるだけやないか!」なんてやっかんだりする事もあるでしょう。

しかし、例えそれがやっかみだとしても、それが原因で客足に違いがあるのなら、競合は間違いなく「チャラさ」という、あなたには無い武器を持っているという事です。

あなたの好き嫌いは別にして、商品のクオリティよりもそれを売ってるセクシーオーナーとの会話を優先するお客様がいるという事実は変わらないわけです。

じゃああなたもセクシー路線で、という事ではなく(笑)誰がどういう接客をするかで売り上げは変わるという教訓を自分なりにアレンジすればいいんです。



あなたがどんなに興味の持てない事例に対しても、なぜ今それが売れているのかを考える習慣をつけましょう。

その中には、あなたの売り方のポリシーに反しない、応用可能なヒントがあるかもしれません。

逆もまたしかり、悲惨なくらい人気のない物事にも必ず売れない理由が存在します、売れない仕組みがあるんです。


自分自身の事は客観的に見るのが難しくても、他人がする事は意外と冷静に見れるもんですよね。

恋愛どうしよう、将来どうしよう、自分の事は悶々とするのに他人の相談にはズバズバ思った事が言えたりします。

この場合もそう、自己分析するよりもよっぽど簡単に、いろんなケーススタディが出来ると考えれば、あなたの周りには商売のヒントが山のようにあるという事です。


畑違いのジャンルにだって、一見奇異に見えるブームにだって、必ず参考に出来る事があります。

貪欲にあなたの為のエッセンスを抽出し、感性を磨き続けましょう。



人間が何かに近付くのにも遠のくのにも、そこには必ず理由があります。

あなたのお客様が人間以外の動物じゃない限り(笑)そこにはより深くお客様を知る為のヒントが眠っているんです。




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2014年1月26日日曜日

オープンした時から、つぶれる事が想像できるお店

どもっ!商売力養成コンサルタントの福谷です。


最近、私の家の近くに整体院がオープンしました。

前の借主だった不動産事務所が撤退し、空いた物件に入ったようなのですが、私は店の前を通る度にちょっとブルーな気持ちになります。


何故かというと、お店の外観を見る度に「これじゃお客さん入りたがらんやろなぁ」って思うからです。


写真を載せるとわかりやすいんですが、さすがにこの話の流れでそれをやると訴えられますので(笑)簡単にお店の雰囲気だけを説明します。


二階建てビルにある一階で20坪以上ある元事務所、正面はガラス張りで入り口以外はカーテンがかかっていますが店内の様子は丸見え。

中には奥が透けて見える中途半端な籐のパーテーション…とも言えないくらいの、小さな仕切りとも目隠しともとれるついたてがあり、その奥に施術ベッドらしきものがある。

インテリアほとんど無い上にレイアウト適当(笑)元事務所感がアリアリと残っていて、部屋は広いがモノが少な過ぎて閑散とした印象。「今日引っ越してきましたか?」または「明日どこか遠くへ行かれますか?」という感じ。

無駄に天井が高く、事務所時代の蛍光灯そのままなので光の色がやたら白い。

地上3メートルくらいの外壁にお店の看板、入り口付近にはガラスに貼った価格以外のPOP無し。

私は夕方しかそのお店の前を通りませんが、お客様の入店は今まで一度も見た事がなく、トドメはオーナーとおぼしきオッサンが入り口近くのソファーでいつも携帯いじってるという(笑)


重ねて言っておきますが、私は偏った時間帯にしかお店の前を通りませんし、他の時間帯にはお客様がいらっしゃるのかもしれません。

店内に足を踏み入れた事もありませんし、もちろん施術を受けたわけでもありませんので、そのオッサンの腕前も接客もわかりません。

めちゃめちゃゴッドハンドで(笑)人当たりが良くて、一度施術を受けたらリピート必至となるかもしれません。


けどね、

たとえ私が肩こりに悩まされていたとしても、通える範囲で他のお店を選ぶという選択肢がある限り、このお店を試してみようという気持ちになりません。

だって入るの怖いもの(笑)ウェルカム感、永遠のゼロですもん。

内装や看板だけでもツッコミどころ満載、上記の外観がお客様を遠ざけている理由を書き出すとキリが無いんで列挙しませんが、とりあえず施術してる光景が路面から丸見えってどうなん?って思います。

お客様が解体ショーのマグロと変わらん位置づけになってるというね(笑)

インディー・ジョーンズばりの勇気とチャレンジスピリットが無いと入れないお店って、いくら何でもお客様を選び過ぎやろ(笑)って思うわけです。


たぶんですが、このオーナーさん、施術スキルは低くないと思うんです。

腕に自信があるから店舗の見た目を気にしなくてもお客様は来ると思ってるか、開業予算が無い中でギリギリのオープンをしたのか、そもそもこの外観をおかしいと感じてないのかのどちらか、または全部だと思います。


腕がよければ、一度施術を受ければファンになり、リピーターになる可能性は高いですよね。

けど、この外観です(笑)まずトライアルでのお客様集めが難しい。

となると、リピーターが増えるペースって、ホント長期レンジで見なきゃならないわけです。

例えば二年くらいかけて生活できるレベルまでお客様が増えたとして、じゃあそれまでの赤字は自分で補い続けるだけの蓄えを、開業予算として最初からプールしてるのかって話です。

内外装を見た限り、勝手な想像ですがそれはナイ(笑)

じゃあどうなるのか。


お客様が増える前にゲームオーバー、撤退です。



実は、せっかく頑張って独立起業したのに、このような状況に陥る個人事業者さんはとても多いんです。

何故そうなるかと言うと、理由はふたつあります。

ひとつは「独立開業の為の準備のほとんどを技術習得に費やし、お客様を集めて増やす仕組み作り、要するに【商売スキルの習得】まで意識が及ばない」という事。

もうひとつは「開業する事をゴールに据えて準備してしまっている」という事が挙げられます。


誰かが「脱サラ」を決心したとしましょう。

のれん分けのように、サラリーマン時代の仕事がそのまま引き継げるケースは別ですが、多くの場合、サラリーマン時代に培った一部のスキルを特化させるか、全く畑違いの職種を選ぶ事で起業します。

例えば、趣味で蕎麦打ちを始めた部長さんが蕎麦屋になりたいと思ったり(笑)学生時代からオシャレなカフェめぐりが趣味だった人が、OLしながらお金を貯めて、いよいよカフェオーナーになると決めるような感じです。


元々別業種だった人が、蕎麦屋になりたい・カフェオーナーになりたいと考えた時に、その夢に近付く為に何をするか。


技術習得です。

「○○屋さん」の「○○」の部分、お蕎麦屋さんになりたい部長さんは、当然プロとして恥ずかしくない蕎麦が打てるように技術を磨きますし、カフェオーナーになりたいOLさんは、美味しいアールグレーの入れ方やパンプキンパイの作り方を勉強します。必要だったら資格も取るし学校にだって通います。

その業種の商品そのものです、そりゃ力も入れるでしょって話ですよね。


ところが、困った事に「ほとんどの力」をそこに注いでしまいます。

商品技術が高くなり過ぎるという意味ではありません。「このコーヒー美味し過ぎるやろマスター!!」って事じゃないんです(笑)

開業までに費やす限られた時間の中で、商品技術の取得に使う時間と意識の比率が高過ぎる、という事です。


カフェオーナーになってる自分を想像して、ワクワクしながら必要なスキルを学ぶ、技術習得を実感して、独立資金とにらめっこして開業時期を決め、その日を目指してオープンの準備を整える。

このようにザックリ書くと万全の準備が整っているように見えますが、お客様をどう扱うかという、商売で一番大事な部分に意識がほとんど及ばないまま開業を迎えてしまいます。


「カフェをオープンさせる」という「カフェオーナーになる日」をゴールに据えてしまい、二年後・三年後も「カフェオーナーであり続ける」というビジョンで準備が出来ないんです。

無事に開業日を迎えるという目標だけを見据えて、技術習得と開業に必要な手続きにその意識の全てを向け、開店してみたらお客様が集まらない、集まったお客様がリピートにつながらないという「現実」に直面する。

ユーキャンか何かで資格を取って、独立して失敗するのも同じパターンです。


技術習得や資格取得で、確かに「○○屋さん」にはなれますが、技術習得や資格取得のプロセスの中で「○○屋さん」に「なり続ける」為のスキルは教えてもらえません。

難しい資格を取っても食べていけないと言われる理由はそこです。


どんなにスキルが高くても、どんなに蕎麦や紅茶が美味しくても、それを披露するお客様を集めて次につなげる力をつけていないとお店は続ける事が出来ないんです。

出来たお店の前を通る人がどういう印象を持つか、どうすれば入店しようと考えるか、どういう宣伝をすればあなたの商品に喜んでお金を出してくれる人が集まるか、どういう接客サービスをすれば次も来てくれるか。

それを考えるスキルを持たずに商売を始めるのは、ハイリスク・ローリターンな博打をするのと変わらないという事。

潤沢な資金を用意した上で「いつの日か、味だけを武器に常連さんを増やす」という長期戦を覚悟した上でないと、やっちゃいけない事なんです。

けど、ほとんどの人はそんなに豊富な資金を用意してはいません。三年間は赤字でも我慢できるような優雅な商売は出来ないはずです。



これをお読みの、いつか自分で商売をと考えている方!


技術の取得と同時に「商売する力」をつけましょう。

あなたが提供する予定の商品を、どんな人が好むのかを理解しておきましょう。

あなたがどう行動すれば、その方々が振り向いてくれるのかを考えましょう。

入り口に花輪が飾られているオープン日ではなく、開店三周年あたりにどうなっていたいかを考えて、すべての準備をすすめましょう。

あなたが本当に望んでいる「○○屋さん」になるという事は、○○屋さんに「なり続ける」という事のはずです、そこだけは見誤らないでくださいね。






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2014年1月24日金曜日

お客様アンケートの信憑性

どもっ!商売力養成コンサルタントの福谷です。


「よろしければお客様の声をお聞かせ下さい」


顧客満足だの何だのと広く言われるようになり、アンケート会社などに頼らない、独自のお客様アンケートをとるお店が増えました。

よく目にするところでは、ファミレスや居酒屋のテーブルにほったらかしてあるアレです(笑)


お客様のニーズを探る為のリサーチやアンケート、顧客満足度を数値化する為に行う顧客への聞き取り調査、こうして集められた意見は「お客様の声だから!」という大義名分を得て、その後の営業活動内容に対しての「根拠」となります。

売り手としては、お客様の声が集まったアンケート結果は大変貴重な情報ですし、そこに書かれた要望やネガティブポイントを改善する事で、売上や満足度を向上させる取り組みを行います。

ところが、情報の集め方を間違うと貴重な時間やコストを無駄にするばかりか、大切なお客様を減少させてしまう事態にもなりかねません。

今日はそのあたりの話をします。



まず、お客様からのご意見は大別するとふたつに分ける事ができます。。

お客様の「自発的な声」なのか、それとも誰かに「質問された内容に合わせて答えた声」なのか、という事です。


自発的な声、代表的なものは前回のブログで触れた、口コミで伝わる印象やお店への直接的なクレームです。

印象が良いにつけ悪いにつけ、あくまでもお客様自身の意志で、言いたい事を言いたい相手を選んで伝えようとします。


これは、紛れも無くそのお客様が「心の底から伝えたい」と願って、自発的に採ったアクションです、誰に指示されたわけでもありません。

「シェフに一言お礼を言いたいんですが」にしろ、「ふざけるな!」にしろ、黙っていられないような感動、心が大きく動かされ揺さぶられたからお客様はそうするわけです。

この美味しさを誰かに喋りたい、この怒りをぶつけたい、少なくともその時点でのお店への印象や評価はそれが全てです。


一方で他発的な声、これがアンケートやリサーチ、他人に印象を尋ねられた事に対しての返答です。

訊かれたから考えて褒める、訊かれたから思い出して小言や要望を言う、流れとしてはそういう事なんです。


「ええスーパーやで、店員さんも愛想良いし」と言ってる人が、本当に食材の多くをそのスーパーで購入しているのかはわかりませんし、「アカンよこの店、店員の愛想悪やん」と言ってる人が、じゃあ店にはもう来ないのかといえばそうでも無い(笑)

・お店のここは好き、そう答えはするけど、一番多く利用するのは別の店

・お店のここは何とかして欲しい、そう答えはするけど来週も来る


「いいよこの店」と言ってるお客様が別の店でガンガン「浮気」する理由は、品揃えがちょっと少なめだったり、生鮮食料品の鮮度に満足していないからかもしれません。

「ダメだよこの店」と言ってるお客様がそれでもお店から離れないのは、家から一番近いとか安いとか、別の理由で繋ぎ止めていられるからかもしれません。


何が言いたいのかというと(笑)そもそもアンケートはお客様の自発的なコメントじゃないんだから、ちゃんと売り手がナビゲートしないと望んだ答えは得られませんよ、という事なんです。


A4コピー用紙を4つに切ったような簡易的なアンケートでよく目にする、お店の印象やその理由だけを聞くようなものの場合、得られる情報が表面的過ぎて、間違った判断を下しかねない状況になる場合があります。


先ほどの例で言えば「いいよこの店」という意見が多かったところで、今後も「浮気」され続けるという状況は変わらないという事。

「ここはダメだよ」というアンケートの意見を改善すれば、確かに回答したお客様の満足度は上がるでしょうが、その方はそもそも家から近いという理由で来店し続けているのだから、そこは最優先で取り組むべき改善項目では無かったかもしれないという事です。


アンケートに協力して下さるお客様には、いろんなタイプの方がいらっしゃいます。

とりあえず褒めて下さるし悪口は言わないけど、それが本心でもない人。実はそんなに大きな不満を持ってるわけではないけれど、尋ねられたらついつい小言を言ってしまう人。


簡易的なお客様アンケートは、集まった意見を単純集計し、ランキング上位の意見を単純に「一番多い意見イコール最優先取り組み課題」としてしまいがちです。

ところが、単純に得票数でランク付けしてしまうと、浮かび上がった課題が既存客の満足度を上げる為に効果が出るのか、顧客流出を食い止める事に繋がるくらい重要なものなのかが判断しにくいんです。


お客様へのアンケートは、その設問の選択が非常に重要になります。

頂いたお客様の声を反映させると、お店のどの部分に変化が表れるのかを明確に想定した質問をしないと、わざわざアンケートなんてやる意味がありません。


例えばですが、質問がAからJまで10個あったとしたら、

「BとCとEがイエスの人は、うちの店を一番よく利用してくれてるはずなので、その方々が書くHとJの回答に対応する事でヘビーユーザーの満足度は上がると思われる。しかし、すぐに対応しなくても客数は減らないだろう」

「BとCがノーの人は、Dの理由でうちの店を使っているけど、その方々にとっての【一番店】はFの質問で出た競合店で、その理由はGだから、これを改善すれば来店頻度が上がるかもしれない」

という具合、想定して設問する事がとても重要なんです。



せっかくお客様の協力で得た貴重な情報です、その結果にお金と時間を費やしてもファンが増えないなんてもったいないです。

お客様の何を知ってそれをどう活かしたいのか、あなたが望む答えが得られるように設問はきちんと組み立ててからアンケートに臨みましょう。

ひとつの物語を考えるように、アンケートにもストーリーが必要という事なんですね。



【吹いたら負け】 ツイートされまくった失敗画像 - NAVER まとめ





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2014年1月22日水曜日

口コミの「ダークサイド」を知ろう

または「誰が俺の父さんやねん!」的、フォース突っ込みの話(笑)


どもっ!商売力養成コンサルタントの福谷です。


「商品やお店の良さが、口コミで広まればいいな」とは、おそらく全ての商売人が願っている事だと思います。

良質の商品やサービスが評価され、新たに広告宣伝などを行わなくてもお客様が新しいお客様を連れてくるような連鎖反応が起これば、いよいよあなたの商売は「安泰」と言ってもいいくらいの状態になります。

口コミを起こす方法を論理立てて解説した本は何冊か出版されていますし、詳しく知りたい方は本屋へGO!して頂ければと思いますので(他力本願 笑)今日ここでは、そこに至るまでに処理しておかなければならないダークサイドの話をしたいと思います。


例えば、誰かが一人でご飯を食べに行ったとします。


・すごく感じのいい店員さんに「いらっしゃいませ」と目を見て言われた(いいね!)

・注文もすぐに聞きに来てくれた(いいね!)

・注文したとんかつが来るのに20分もかかった(よくないね!)

・とんかつは美味しい(いいね!)

・トイレ借りたけどちょっと汚い(よくないね!)

・おつり100円多かった(やったね!)


よくある(笑)一連の流れですが、食後に出会った友達に「あ、お前あの店行ったん?どうやった?」って聞かれた時になんと言うか。


「うん、まぁまぁ旨かったで」

「めっちゃ待たされたがな。注文入ってから豚絞めてるんかと思ったわ」

「店のネーチャン、めっちゃええ!」

「ひくほどトイレ汚いで」


これまた色んな感想が出ますよね。


さて、当たり前の事ですが、お客様はミシュラン覆面調査員ではありません。

評価やコメントにガイドラインがあるわけでもなく、その時感じた事を「その時たまたま気になった順番」に、そのまんま喋ります。


20分待たされた事が気にならない人は単純にとんかつ旨いと言うでしょうし、少ない休憩時間で食事をとろうとしていたなら20分は相当辛いと感じるでしょう。

最初の「いらっしゃいませ」で心を射抜かれたなら20分ずっと店員さんを眺めていたでしょうし、潔癖症や、そこまでではなくても「飲食店のトイレが汚いのだけはダメ」と思っている人は、味云々より衛生状態が気になるでしょう。


プラス要因でもマイナス要因でも、より強い印象を与えた事から順番に、人は誰かに喋り出すわけです。


とんかつが圧倒的に美味しかったら20分待ちは気にならないかもしれません。むしろ「出て来るん遅いけど待つ甲斐ある、メッチャ旨い!」と肯定的に言うかもしれませんよね。

並みの美味しさでも、他に気になるところが無ければ「まぁ普通に旨かった」くらいは言うでしょう。


ところが、圧倒的なプラスポイントが無い状況で、些細なマイナスポイントがあれば、マイナスポイントから口コミされていきます。

並み程度の美味しさで20分待たされたら「メッチャ遅い店」と言われる可能性があるわけです。


お店が意識していない、または重要視していない「ちっぽけな」マイナスポイントは、お客様が自分から言いふらす事はありません。

すげー旨かった、すげー腹立った、人に言いふらしたくなるようなエモーショナルな事件ではないので、自発的に提供する話のネタとしては成立し難いからです。

しかし人に尋ねられたら必ず口にします。それしか喋る事が無いし、印象に残っていないからそういう話の流れになるんです。


先程も言いましたが、お客様はミシュラン覆面調査員ではありません。

公平にお店の状態全てをチェックして誰かに伝える義務など一切ありませんから、自慢のとんかつの味を詳細に広めてはくれません。

店の印象として、結果的に小言だけを聞かされた友達には、「待たされる遅い店」という情報だけが伝わるわけです。


売り手であるあなたは、あなたの商品そのものや「ウリ」となる強みには意識を向けていると思います。

しかし、あなたが気にもとめてないようなマイナス要因が、意外にもあなたの商売の妨げになっている事があるかもしれません。

よく、長所を伸ばせだとか、ウリを明確にしろなんて言いますが、商売をされている方の全てが圧倒的な商品力、圧倒的なセールスポイントを持っているわけではありません。

実際にはお店の外観から従業員の応対、果ては身だしなみや清掃状態まで、小さなプラスポイントをたくさん集めて差別化を図り、ひしめく競合の中から選ばれるよう日々努力しているわけです。


あなたの「ウリ」では無い部分を時々見直してみましょう。

あなたが放置している、ほんの小さなマイナスが、せっかく磨いた「ウリ」を伝える邪魔をしているかもしれません。


入ってびっくり「トイレが凄いことになっていた」 - NAVER まとめ





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2014年1月19日日曜日

お客様の行動を掘り下げて考えよう

どもっ!商売力養成コンサルタントの福谷です。


今日はまずリンクのおばちゃん達をご覧ください。


なぜか笑える「おばちゃん」たちの生態 - NAVER まとめ


ちょっと感覚がズレていて、おかしな事を口走ったり、新しい時代の流れにも疎い感じのおばちゃん達。

このまとめリンクを作った人の、頭の中にある「オモロいおばちゃん像」がこんな感じなんだろうと思います。


テレビでもよくイジられてる「大阪のおばちゃん」なんかもこれと同じ、ズケズケとマイペースに言いたい事を言い放つキャラになっています。

関西に馴染みのない人の中には「大阪の中年女性は一人残らずあんな感じなの?」って思い込んでる方もいらっしゃると思います。


さて話はここからなんです。関西のおっちゃん代表としておばちゃんを援護射撃しようという趣旨では決してありません(笑)

リンクのおばちゃん達の振る舞い、「おばちゃん」というくくりで眺めると気付きにくいかもしれませんが、ここに書かれている事の多くは、決して「おばちゃん特有のもの」ではありません。

実はこれと同じ事、中学生や高校生も言ったりやったりしていますよね。

若い時から言い間違いはするし、若い時からハシャいでるし、若い時から疎いジャンルには疎いわけです。


要するに、少女がおばちゃんになって突然変異したのではなく、昔からそうだったんです。

何なら、おっちゃんだって同じなんです(笑)


リンクのように「おばちゃん」というくくりで提示され、それを見た人が「おばちゃん」という先入観で見ると「キッついなぁ、おばちゃん」と感じるかもしれません。

しかし、「このおばちゃん達は、若い頃から気持ちが変わらないまま年齢を重ねているんだ」と感じた人は、このおばちゃんを一人のかわいい女性として見るでしょう、たぶん(笑)


目の前の情報をどう解釈するかは、私達受け手次第です。

お客様があなたの商品を欲しがる、または欲しがらない「本当の理由」は、あなたが思っている事とは別のところにあるのかもしれません。


例えば、コンビニでいつもパスタを買う女性がいるとします。

それを見ていたコンビニ店員のあなたは「女の子は好きやね、パスタ」で終わるのか。

それとも「生麺やからか、クリームパスタやからか、そもそもなんで隣のサイゼリアで食べずにコンビニのを持ち帰るのか、なぜ飲み物は一緒に買わんのか、実は頼まれて買いに来てるだけで自分では食べんのか」と掘り下げて考えてみるのか。

掘り下げる事で、次に繋がる「本当の購買理由」が明らかになるかもしれません。

その理由によっては、その女性がパスタよりも満足感を得られる商品を提示してあげる事が可能となるかもしれません、「あ、この店の人、私の事わかってくれてる」と感じてくれるかもしれません。


バレンタイン時期のチョコ売り場に女性が群がるのを見て「女の子は好きやね、甘いのん」なんて思いませんよね(笑)

彼女達はチョコ売り場でチョコレートを買ってるんじゃなく、新しい愛情や、学校・職場での円滑な人間関係を買ってるんです。

そこを見誤ると売り手としてはキビシイわけです。



現象はあくまで現象でしかありません。

その動機や目的を探る事で、その現象に至った「本当の理由」がわかります。

先入観や思い込みで私達商売人の目が曇っていると、お客様の大事な情報を見逃します。

お客様があなたの商品を欲しがる、または欲しがらない「本当の理由」を、先入観ナシで深く掘り下げて考えてみましょう。





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2014年1月16日木曜日

お客様の期待は、裏切る為だけに存在する

「ちょっとアンタ! 肉まん10個頼んだのに9個しか入ってへんやんか!!」って話ではないです(笑)


どもっ!インパクトマーケッターの福谷です。


タイトルを言い換えると「お客様の期待は、それを超える事で初めて応えた意味を成す」という事です。


「感動」という言葉がありますよね。

いい意味で使われる事が多いですが、言葉通り「心が何かを感じ動く」という状況は、その人がいま置かれている精神状態が何らかの「ギャップ」を感じて大きく揺れ動く事から起こります。

想像以上に泣ける映画しかり、サプライズプレゼントしかり、突然のリストラしかり。

それが楽しい事でも悲しい事でも関係はありません、思いがけず平常心を崩された時に人の心は動きます。


例えば、会社やお店で発生するお客様からのクレーム。

このクレームの対応の仕方次第では、今の今まで怒っていたお客様が、それ以降一転してあなたのファンになって下さるケースがあります。

たいていの場合、お客様が想像していた以上に誠実かつスピーディに売り手が対応する事で起こり得る状況ですが、これはお客様が最初に思っていた期待値を大きく超える事で、初めて事態が好転するわけです。


クレーム以外でもそう、お客様が「こういう感じだろう」と漠然と考えている事、これはお客様が「勝手に」抱いていた先入観でしかありません。

過去の自分の経験やそれまでに得た情報、世間一般言われているあれやこれやを無意識に頭の中で組み立てて想像している事が、お客様にとっては「普通であろう事」になっています。


あなたがネット通販で商品を買ったとします。

届いてみたら想像以上に丁寧な梱包だった、梱包を解いたら味気ないダンボール箱に商品が入ってるのかと思いきや綺麗でオシャレな箱にリボンまでされていた、開けたらまさかの手書きお礼状が入っていた。

嬉しいですよね、いいお店見つけちゃったなって思いますよね。

これ全て、あなたが勝手に抱いていた先入観、期待値を超えた事で得られる好印象です。

味気ないダンボールに商品が入って、そこに手書きのお礼状なんて入ってないと漠然と思っていたから感動するわけです。


お客様が抱く期待や先入観は、それを満たすだけではなく「超える事」で「ファン化」が起こりやすくなります。

真上に「超える」か斜め上に「外す」かは問いません、いい意味で期待を裏切る事で発生します。

そしてファン化が起こるポイントは、商品サービスそのもののクオリティだけでは無いという事、お客様の先入観を超える事が出来るタイミングならどこでも発生し得るという事なんです。


本来なら、単純に商品の良さが想像以上だとストレートに嬉しいのですが、これを売り手がコントロールするのは意外に大変です。

売り手としては、商品の良さは購入頂く前の集客・宣伝の段階で余す所なく伝えたいでしょうし、あえて「購入して初めて解る商品の魅力」を隠したまま売るというイキな方法も出来ますが、それを隠しておけるくらいの「他に余りあるセールスポイント」が無いと実際にはキビシイ(笑)

「思ってた以上に旨い」と言われるのは確かに嬉しい事ですが、見方を変えるとそれは、どれだけ美味しいかを宣伝では上手く伝え切れてなかったという事でもありますよね(笑)別の意味で残念なわけです、それを最初から伝える事が出来ていればもっとトライアル客は増えてますもん(笑)


売り物の質がいいのは当たり前、それ以外のステップでお客様の期待や先入観を大きく超える事が出来るポイントをいくつか探してみましょう。

お客様自身が、そもそもそんなに意識も期待もしていない「ガードがら空き」なところ、探せば結構あるもんです。

DMを手書きにしたり切手をシャレオツな記念切手にするだけでも、心配りにグッとくるお客様だっていらっしゃるんですよ、そういうジャブを散りばめる事が出来ないか考えてみましょう。


かわいくてクスっとくる「サンタさんへの手紙」 - NAVER まとめ





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2014年1月14日火曜日

目立つとは、埋もれないという事

どもっ!インパクトマーケッターの福谷です。


「目立つ」「人目を引く」という状況は、実はとても簡単に出来てしまいます。

同じように「目立たない」という状況も簡単に作れてしまいます。


どちらも「多数派は何か?」「普通って何か」を知る為に周りを見回し、違う事をするか、その通りにするか、というだけの違いです。


先人が試行錯誤を繰り返した結果、一番「良い」と支持され、自然淘汰でたどり着いた多数派。

または、誰かと同じという事に安心感を求め、多数派である事に価値を求めた人達で構成される多数派。

はたまた、ただ単に、たまたまそこに多く存在するというだけの多数派。

「普通」と言われる「多数派が占める状況」には、このように幾つかの理由が混在していますが、販促で目立つ、人目に付くという状況は「多数派が多数派になる理由」を、自分の販促物の中から排除するだけで生まれます。


「もうねぇ、オイラは全てにおいて控え目だから、チラシなんかも出来るだけ目立たないようにこっそり折り込みたいわけ。同業他社さんのチラシと見分けがつかないくらい似せたいし、出来ればたまたま上に重なってたユニクロのチラシに引っ付いて一緒にめくられて、誰にも気付かれないぐらいが理想かな」

こんなヤツはおらんわけです(笑)自分が発信した情報はお客様まで確実に届けたいと思うはず。


誰かが過去にどれだけスゴイ効果を出した広告パターンだったとしても、みんなが真似して多数派になってしまったら、そいつの広告効果はもう「おも湯」くらい薄い(笑)

過去の情報や誰かの実績に惑わされる事なく、今の自分の目や耳など五感を信じ、無価値な安心感とも決別し、多数派に埋もれない「届く販促、伝わる販促」を考えましょう。


「販促の正解」は、決して一つや二つではありません、探せばいくらだってあるし、置かれた状況でも正解は変わってきます、自由かつ柔軟にいろいろやっていい。

「あなたが発信した情報が、お客様まで届かない・伝わらない、他との違いも判らない」という「販促の不正解」に陥る事さえ無ければいいんです。


インパクトありすぎて笑った『友達のお弁当』 - NAVER まとめ





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2014年1月11日土曜日

絶対にやりたくない事以外は、出来る事を「全部」やる

どもっ!インパクトマーケッターの福谷です。


商売人はモノやサービスを提供してお金を稼いでいますが、稼ぐ為には何だって出来るのかと言えばそのデッドラインは人それぞれです。


「ここまでして売らなアカンのやったら売らん方がマシじゃ!」という一線。


人によってはそれが値下げの割合だったり、指紋が無くなるくらい相手に媚びへつらう事だったりすると思います。

「俺の靴舐めたらソレ買うたるで」と言われて、それを実行しなきゃならない状況なんて尋常じゃないと誰もが思うでしょう。


お客様が買う相手を選ぶ権利を持つのと同じように、あなたには売る相手を選ぶ権利があります。

自分がしたくない売り方をする必要は全くありませんし、売りたくない相手には売る必要が無いわけです。


「ンな事してたら飢え死にするわ」と言う人もいるかもしれません(笑)


生活の為に、本当は売りたくない相手に頭を下げて買ってもらわないといけない状況もあるかもしれません。

しかし、少なくともその瞬間を楽しいだなんてあなたはきっと思っていないはずだし、その生活を一生続けたいとは思っていないはずです。


売って幸せ、買って幸せ、WIN-WINでの商売を誰だってしたいと思いますし、最終的にそうなる為には「ここから先はしない」というルールを、自分の中で明確にしておく事はとても重要です。


ただ、これは高飛車になれ、天狗になれ、傲慢になれ、という事とはだいぶ違った話です。


お客様が同じ製品似たサービスの商品を誰から買うか、選択基準は人それぞれでしょうが、どの基準で選んだとしても、それ以前に存在する間違いの無い基準は「嫌いなヤツから商品は買わない」という事です。

あなたに売りたくないお客様のタイプがあるように、お客様にも買いたくない売り手のタイプがある、日頃消費者でもある売り手のあなたなら実感できると思います。


相手にしたくないお客様は相手にしなくてもいいですし、何もしてあげなくていいです、けどそれ以外のお客様には「あなたの言動や立ち居振る舞い」を含めて、出来る事は全部してあげましょう。


逆に言えば、出来る事を惜しみなく全部してあげようと思える人を、あなたのお客様として選びましょう、という事です。

「他の誰でも無い、あんたから買いたいねん」と言ってくれる人になら、あなたは何だってしてあげたいと思うはず。

ただ「してあげたい」という気持ちでしたアクションがお客様に伝われば、あなたが提供するサービスは、もうそれだけで立派な差別化・独自化がなされた事になるんです。



今日この話を読んで、明日からお客様をガラッと変える事が無理なのは百も承知です。

しかし、こういう行動基準を自分の中に持ってお客様と接し続ける事が、最終的に心からWIN-WINの商売を実感できる事につながるのだと私は思います。

お客様があなたの、あなたがお客様の、どうせ続ける商売ならお互いがお互いのファンになれる商売を目指しましょう。




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2014年1月8日水曜日

アルバイトの位置付けと待遇を見直そう

どもっ!インパクトマーケッターの福谷です。


会社やお店が「社員」ではなく「アルバイト」を使う理由、これは一言で言えば、雇い主にとって「都合がいいから」に他なりません。

社会保険など無駄な出費を出さないで済む、時給そのものを安く設定できる、忙しい時間帯や細切れの時間を埋める事ができる、一部の単純な業務だけをさせ続ける事ができる、などの理由が挙げられます。


一方で、社員としてではなくアルバイトでの勤務を希望する人にも、いろんな理由があります。

本業や学業の後で数時間働きたい、家事の合間に働きたい、フリーターとして誰にも縛られず自由に働きたい、社員に登用される事を目指してまずはアルバイトとして頑張りたい、などなど。


会社やお店の都合でアルバイトを募り、自分の生活リズムの都合でそれに応募する。

それぞれの職種でお互いのニーズや条件が一致して働く事になります、それはそれで何の問題もありません。


さてこのアルバイトやパートという雇用形態、雇い主のアルバイトへの認識次第では、個々の才能や能力が勿体無いくらい見事に開花しない(笑)という状況が生まれます。

どういう認識かと言うと、雇い主の思惑通り「都合よく」採用されたアルバイトを、いつの間にか「本当に都合よく扱っていい、簡単な人達」だと勘違いしてしまう、という事です。


手続き簡単、給料簡単、保障簡単、勤務時間簡単、仕事内容簡単、条件さえ合えば誰でも出来る「はず」の仕事だと思い込んでしまいます。

一口に「社員」だの「アルバイト」だの言っても、会社の数だけ形態はありますので異論がある事をあえて承知で言いますが、多くのお店は「わざわざ社員がしなくても」と思ってる仕事をアルバイトにさせるわけです。

何らかの理由で「社員にしか出来ない」と判断した業務以外の、アルバイト「でも」出来る仕事を、社員では無く「アルバイトの待遇」で雇うわけですから、そこに明確な差が存在します。


例えば会社の組織図なんかがそうです、どの会社の人事を組織図にしてもそのピラミッドの頂点は社長、底辺はアルバイトになります。

「そんなん当たり前やがな」と感じる人も多いかもしれません(笑)


しかし、10年間現場の一線で働いているアルバイトが、今までお金なんて稼いだ事も無い新卒の社員さんの下に、少なくとも組織図の上では位置するわけです。

アルバイトが新人社員に業務をトレーニングしている姿は見掛けますが、社員を部下に持ってるアルバイトの姿なんて見た事ないです。

「そういう優秀なアルバイトは、社員に登用する制度があるよ」という事業所は多いかもしれませんが、では家庭の事情でフルタイムで働けない人も社員に登用しているのか、といえばそれは無い。

同じ現場で働いていても、社員が受ける研修とアルバイトが受ける研修は、量も質も投資金額も全く違う。


要するに、職務規定でも雇用条件でもなく、事実上の「身分制度」になってるんです。

どれだけ素養も経験もポテンシャルもあるアルバイトよりも、何かのはずみで採っちゃった(笑)みたいな社員の方が給料も福利厚生も手厚い、フルタイムで働けないというだけで仕事の幅も限定的で社員登用の道は閉ざされる。

必要ですかね、この「カースト制」は、って思うわけですよ(笑)

週三回の勤務でも、素養があって本人が希望するなら給料や福利厚生は時給換算ででも社員待遇にしたらええやん、仕事の幅や権限も責任も与えたらええやん。

終身雇用なんて鼻クソ同然の今の世の中、正社員を立派なモノだなんて幻想を押し付けてないで、雇用形態で能力評価が偏らない新しい人事考課制度を、そろそろ本気で考えないとアカンのとちゃうん?って思うわけです。



と、ここまで読むと、まるで雇い主がアルバイトを軽視冷遇している「悪いヤツ」ように見えますが、実は雇われるアルバイト側にも大きな問題があります。

それは多くの雇い主と同じように、多くのアルバイト自身も、というか世間一般の認識として、アルバイトという勤務形態を軽視冷遇しているという事です。


例えば学生時代の私です(笑)

私は大学時代に長期短期含めて30種類以上のアルバイトを経験しましたが、只の一度も仕事を頑張ったという記憶がありません(笑)

そりゃあ最低限仕事は覚えて人並みにこなしはしますが、どうでもいいような理由や適当なウソをついてよく休んだりサボってたりしましたし、仕事へのやりがいも情熱も感じた事はありませんでした。

根はマジメですがモラルは低く、仕事の意義や目的を教えてくれた社員さんもいませんでしたし、当然自らそれについて考える事なんてありません。

私にとっての職場は「ただ小遣いを稼ぐ場所」でしか無かったわけです。

今振り返っても「クズやったなぁ、俺」って思います(笑)


ところが大学を出て就職すると、私は一転して全くサボらなくなりました。

遅刻もしなきゃ嘘ついて休んだりもしない、それどころか仕事が上手くいく事を考えて、その為の準備にかける時間や手間も惜しまない。


この驚きの変化は、私が大学やアルバイト先で責任感について学んだからではありません。

所詮はアルバイト、バイトなんて簡単に始めて簡単に辞めていい仕事だと思っていたからです。

就職という形で正社員になったから「あ、仕事ちゃんとしなきゃ」って思っただけの事なんです。


もちろん当時の私の感覚がスタンダードだとは言いませんよ(笑)

アルバイトの全てが当時の私みたいな感覚じゃない事は充分解っていますが、それでもこの感覚は多かれ少なかれ、雇う側にも雇われる側にも広く世間一般に根ざしている感覚だと思っています。

「所詮コイツらアルバイト」

「どうせ私らアルバイト」

労使のどちらからともなく生まれ、蔓延しているこの空気、労使お互いが多かれ少なかれ心のどこかでこう思ってるから、多くのアルバイトは「とりあえずバイトでも」と、仕事への覚悟も無く応募して仕事という名の「作業」を始め、多くの雇用者は仕事の意義や楽しさ、会社のミッションを伝えようともしないで、志しもへったくれも感じさせない「作業」として仕事をさせる。

職種によっては純粋に「限定的な作業」だけしてくれりゃ充分だというケースもあります。

しかし、少なくともその仕事内容に接客などの直接的な対外サービスが含まれる場合、労使双方の心にに根ざした「アルバイトカースト制」は、人の可能性や伸びしろを著しく制限しています。


社員とアルバイト、お客様にとってはどちらも自分の相手をしてくれる「店の従業員」である事に変わりはありません。

限定された仕事内容、限定されたパートタイムだからといって、接客業として理解しておくべき内容や心構え、会社のビジョンの伝達まで簡単に済ませてしまっていいわけが無いんです。

ところが先ほども書いた通り、実際には同じ現場で働いていても社員が受ける研修とアルバイトが受ける研修は量も質も投資金額も全く違う。

社員は会社の理念やミッション、いろんな事を研修を通して直接学ぶ機会が与えられるのに、アルバイトはぺらっぺらの接客マニュアルで済まされたりしている。


そもそもここが誤解されているポイントのひとつでもあるんですが、例えば社員10人とアルバイト10人、会社の目的やビジョンを共有して一緒に働こうというというモチベーション教育をしたとして、どちらに時間が掛かるか、どちらが大変かといえば、これはもう圧倒的に社員ではなくアルバイトなんです。

新入社員が簡単に辞めるようになったと言われて久しいですが、それでも社員として入るのとアルバイトとして入るのでは、どちらがより「組織に属する、参加する」という気持ちが強いかといえば、これは私を例に出すまでもなく(笑)社員のほうです。

もちろん平均値ですので、素晴らしいアルバイトもクソ社員もいっぱいいるんですよ。

けど、「就職する」と「バイト始める」 という、この二つの言葉が表してる意識の差は相当大きいと言わざるを得ません。


帰属意識の平均点が高いほうが、会社のビジョンや仕事の意義を伝えても単純に理解度が高いのは当たり前ですよね。

帰属意識が低いのなら、それを高める事も同時に行いながら、仕事の意義や会社のビジョンを伝えていかなければなりません。工数がひと手間多いわけです。

社員さえ押さえときゃトップダウンでアルバイトには伝わるという考えもあるのでしょうが、理念やミッションという「新しい種」を蒔けるくらいに従業員の心の畑を耕し、発芽に必要な土の温度を上げる為の労力は、社員よりもアルバイトの方が掛かるんです。


アルバイトを雇う理由を「手続き簡単、給料簡単、勤務時間簡単、仕事内容簡単、条件さえ合えば誰でも出来る仕事」に求めるのは勝手ですが、簡単な条件で入って来る人ほど、その後の教育に時間とお金をかける必要がある、という認識は必要なのではないかと思います。

重ねて言いますが、お客様にとってはアルバイトも社長も同じ「店の人」でしかありません。

じゃあ、一番お客様に接する最前線に位置するアルバイトにこそ、一番いい啓蒙教育をしてあげなきゃマズイでしょって事なんです。


では、教育して責任を押し付けるだけで、待遇はそのままでいいですか?

お客様の「ありがとう」だけをモチベーションに何でも出来ると思ってますか?

雇い主の「ありがとう」は言葉だけで充分なんですか?


ずっと元気に働き続けて欲しいと思う大事なアルバイトには、ソレ相応の突出した待遇があってもいいと思うんです。

職場が好きで仕事が好きで、あなたのビジョンに共感してもう何年も実践してくれ続けている大事な大事なアルバイト、お客様で例えればリピーターだしヘビーユーザーだしあなたのお店のファンですよ。

そういう人を厚遇しないで一体誰を大事にするんだって話ですよ。

「バイトだから」なんて前時代的な枠組みを抜本的に見直して、思いっきりえこひいきしてあげればいいんです。

そういう突出した待遇を受けるアルバイトがいる事が、他のアルバイトのモチベーションにだってなりますよ。

何ならそれがあなたの職場で働きたいという理由になるし、ブランドと呼べるものになるかもしれません。

そして前時代的な「社員とアルバイトの住み分け」という「既製品の枠組み」を外すのは、雇い主であるあなたであって欲しい、そう思うわけです。



アルバイトだろうが社員だろうが、「ひと」は「ひと」。

個々の才能や資質を、へんちきりんな身分制度でリミットを設けるのは機会損失です。もうそういう時代じゃないですよね。

一日三時間しか働かないパートやアルバイトが、ピッカピカの笑顔で責任ある仕事をバリバリに任され、部下の中堅社員を教育する姿があっていいと思うし、少なくとも私はそういう姿をこの目で見たいと思います。



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2014年1月5日日曜日

理屈じゃない部分の販促

どもっ!インパクトマーケッターの福谷です。


折り込みチラシはもちろんDM、ショップカードや街頭配布のポケットティッシュ、果ては名刺やカタログに至るまで、お客様の手元に渡った販促ツールには、課せられた使命があります。

それは、お客様がアクションを起こすその日まで、いかに捨てられる事なく生き延びるか、という事です。


例えば宅配のピザ屋や、すし屋のメニューがポストに入っている事がありますが、あれはそのまま家の中に持ち帰ってもらい、家族の誰かが「ピザ食べたい」「シースー食いた~い!」ってなった時に「あ、そういえばメニューあるで」と、取り出してもらえる事で、はじめて使命をまっとうした事になります。

「その日」がポスティングされた当日なのか一ヶ月後なのかはわかりません。

しかし、間違っても他のDMと一緒に、コーラの空き缶みたいにクシャッと握り潰してポイされたら困るわけです。


広告としての寿命を延ばす為には、捨てようと思わせない為の工夫が必要で、多くの場合は上記のピザ屋やすし屋のメニューのように、いつかここに書いている情報を必要とする時が来ると思わせる工夫がポイントとなります。

本物のメニューにように厚い紙に印刷して高級感を出す事で保管する事を感覚的に促したり、次回の発行は半年先まで無いと書いて捨てる事に抵抗を生み出したり、長期的に使えるクーポンコードを載せたり、使うシーンを連想させるキャッチコピーを載せたり、はっきり「捨てないで」と書いたり(笑)

例えば「急なお客様やちょっとしたホームパーティも、わずか30分で準備オッケー」みたいな事がメニュー書いてあれば、「来週いとこが来る時はこれでいっか」と、メニューを保管してもらえるかもしれませんよね。


このように理詰めで保管を促す事が一番確実な方法ではあるんですが、業種によってはそのPOPを手元に置いて貰えるような明確なメリットを打ち出し難いものも存在します。

例えばショップカードの類がそうです。

お店に行って、レジ前あたりに置いてあるヤツをなんとなく手に取って持ち帰る、アレ。


財布の中か家のどこかに置いてもらって別の日にそれを目にする事で思い出してもらいたいのか、友達に紹介させる目的なのか、その目的に沿った内容で構成しないといけませんが、何よりもまず「手に取ってもらう」という行動を促さないと何も成立しないわけです。

明確なメリットを打ち出せれば反応は一番良いんですが、残念ながらそういうモノは用意出来ない、けどお客様には持って帰ってもらいたいというワガママ千万を言いたいというのであれば(笑)とりあえず思わず手に取ってしまう外観、キャッチコピーを含む「見た目」が必要になります。

あなたのお客様になる方々の趣味嗜好を考慮し、可愛い・綺麗・カッコいい・変わってる・オモロい・ショボい、何でもいいです、「え?何これ」って平常心を崩す事が出来ればどんな感情でもいいです、「圧倒的」に精神的にアンバランスなモノを考えましょう。

ちょっと綺麗め、とかなんとなくカッコいい、じゃダメです。圧倒的に、です。


あなたのお客様が「いいモノ見つけた」って気分で持って帰る、家であらためて見直す、友達や家族に「ちょっと見てぇやぁ」って見せびらかす、そこまでさせる事を想定して考えましょう。

理屈で説得出来ないんなら、感情を刺激するしか道は無いという事。

話題になるくらい圧倒的に、あなたのお客様の感性や想像力を掻き立てるテイストは何か?理詰めで明確なウリが出せない時ほどそれを考えてみましょう。

それをきっかけにあなたの「カラー」が印象付けられたり、あなたの認知が加速するきっかけになるかもしれません。


ここで大事なのは眉間にしわ寄せて考えるんじゃなく、楽しんで、面白がって考えてみるという事です。

「遊んでる、楽しんでる」という気持ちは必ずお客様に伝わります、その余裕が「理詰めでは無い部分」を形作り、あなたのファンを作る事につながるんです。

理屈じゃない部分は、まずあなた自身が楽しみましょう。


ショップカードの印象に残るデザイン画像集 - NAVER まとめ




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