2013年10月18日金曜日

詐欺師と商売人の違い

どもっ!インパクトマーケッターの福谷です。


詐欺師と商売人、片方は犯罪者、もう片方は私達の事です。


人をだまして金品をせしめる行為を詐欺と呼びますが、実はこれに近い意識で商売を行う人が私達の身近にも存在します。

近所にある、いかにも胡散臭いリサイクルショップで働く目つきの悪い店長とかではなく(笑)もっと普通に商売をして暮らしています。

もちろん法律に触れるような事はしていません。

しかし、私に言わせれば「結果的に法律には触れていない」というだけの事で、お客様に対する向き合い方という点でいえば、詐欺師のそれと大きな違いはありません。


詐欺師と商売人の違い、それは

「あなたの商品を求めて現れたその人を、一生のお客様として売り続ける事を心から望んで接しているか」

という一言に集約されます。


売ってる商品が毎日買う食料品か、一生に一度しか買わない墓石かの違いは全く関係ありません。

あなたの前に現れたお客様に「また来よう」「今度は誰か連れて来よう」と思わせる事に心血を注ぎ、リピーターになる事を心の底から望んで振舞っているかどうかだけの違いです。


詐欺師は売り逃げる事を考えています、またはバレるまでは売り続ける事が出来ると考えています。

長期にわたって売る事を考えていませんので、必要になるのは常に「新しい漁場」です。


法律的に「黒」で「アウト」の、犯罪者の詐欺師はもちろん論外ですが、詐欺師のような意識でお客様に臨む商売人は当たり前のように皆さんの街にも、ひょっとしたら皆さんのまわりにもいるかもしれません。

「製品のココんトコ、お客様に突っ込まれたらイヤだな」

「さっきの商品お渡し忘れ、クレームの電話かかってこなくて良かったねぇ」

こう考えながら商売をしてる人は、私に言わせれば法律に触れない範囲で詐欺をしているのと同じです。


売り手側が気付いている落ち度を「バレなきゃいいな」「クレームとして上がってこなかったんでラッキー」で終わらせようとするスタンスは詐欺師のそれと変わりません。

運良くお客様が気付かないか、気付いてもわかりやすくクレームや問い合わせという形で申し出ない事を願っているだけで、それに気付いて二度とあなたから商品を買い求める事をしなくなるという負の可能性に対応する気持ちは、そこには存在しません。


商売人が、次回も来て頂く為に全力で目の前のお客様に出来る事を全てする、これ程お客様にとって安全・安心、快適な買い物環境はありません。

そこにあるのは常に満足感です。

お客様には騙される心配も裏切られる小さな不安もありません、あなたから商品を購入する事そのものが嬉しく幸せなイベントなんです。



我々商売人がリピーターを望むという事は、突き詰めて言い換えると
「お客様と一緒に生きていく覚悟がある」という事なんだと思います。

明日以降も笑顔でお付き合いを続ける為に、一人ひとりのお客様に対して悔いの無い応対を心がけましょう。



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