2013年10月9日水曜日

アットホームな商売人

どもっ!インパクトマーケッターの福谷です。


アットホームな職場、アットホームなお店、よく耳にする褒め言葉ですが、その定義は人それぞれです。

共通するのは、ステレオタイプにイメージする「職場」や「お店」の雰囲気では無い、何か日常的で親近感がもてるムードです。

まるで誰かの家に来たかのような内装をさしてそう表現する場合もありますが、たいていの場合、仲がいい、わきあいあいという精神的な距離感に対しての評価となります。


家庭的な銀行、ちょっとイメージ出来ません(笑)

けど、本来ならあっていいんですよね。


もし何かのはずみで今から新しく銀行を作る事になったとしたら、ほとんどの人は無意識に現存する銀行に近いものを作ろうとすると思います。

業務そのものはもちろん、行員の雰囲気や立ち居振る舞い、お客様に与える印象を含めてすべて、自分自身や世間が考える「銀行のイメージ」に近付くように準備を進めていくでしょう。

世間のイメージする「銀行っぽい」って範囲から、そもそも外れようとは考えないだろうと思います。


例えとして銀行と言いましたが、他の業種でも同じです。

魚屋を始めるなら魚屋っぽく、コンサルを始めるならコンサルっぽく、教師になるなら教師っぽく。そこに特別なこだわりが無い場合、新規参入する人はまず世間が考える「ステレオタイプ」のイメージをゴールとして捉えます。

ほとんどの人が無意識にそれを選択する、という事は、最初に意識して別の在り方や立ち位置を選択する事は大きなチャンスですよね(笑)


提供する商品やサービスの質そのものは変わらなくても、お客様との距離感はあなたが決めていいんです。

待ってるお客様にお茶出したり、定期預金している付き合いの長いお客様を「○○ちゃん」って下の名前で呼ぶ銀行があったっていいと思うんですよマジで(笑)


アットホームなお店というのは、実家のオカンが作ったようなブリ大根を出す居酒屋の事をさすんじゃありません(笑)お客様との精神的な距離の問題です。

そしてその距離は、あなたとお客様が快適に過ごせるように、最初から自分で設計していいという事です。

お客様と近い関係になりたいのなら、最初からあなたが近くにいようと決めればいいんです。




喜怒哀楽という言葉がありますが、人は出来れば喜楽に包まれて過ごしたいと願っています。

それは、いろんな意味でお互いを笑って許せる関係性の中で生まれ育まれる環境、居場所の事だと私は思います。

こちらのミスや、ちょっと度が過ぎた遊び心ゆえの行動にも「しょうがないヤツやなぁ」と笑顔で言ってもらえる関係を、もしお客様との間に作れたら素晴らしいですよね。

「アットホームな」と言う、お客様から贈られる商売人への褒め言葉、突き詰めるとそういう関係の事なんだと思います。



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