どもっ!インパクトマーケッターの福谷です。
今や何屋か分からないくらいの絶妙な商品構成と、その商品POPでつとに有名な本屋さん、ヴィレッジ・ヴァンガード。
私はあの店の雰囲気が好きで、立ち寄った商業施設にヴィレヴァンがあれば必ず入るようにしています。
一見カオスな商品ジャンルの組み合わせや、ジャンルそれぞれのコアな商品ラインナップ、ひとつひとつの商品はニッチなのに幅広いファン支えられているところ、私達商売人があの店から学べる事はたくさんあります。
ニッチなのにニッチじゃない、ヴィレッジ・ヴァンガードが他の雑貨屋と一線を画し、多くのお客様に支持されている大きな理由のひとつは、チェーン店となった今でも安定したクオリティを保ち続けている商品POPです。
以前、私の家の近くにあるヴィレッジ・ヴァンガードで「小便小僧のプッシュボトル」が売ってました。
プッシュボトルのヘッドに小便小僧がついていて、小僧さんの頭を押すとおちんちんから詰めた液体が出るという商品。
付いていたPOPには
「カルピス禁止」
ド下ネタやないかいっ!!(笑)
事業所としてこういうテイストを発信するだけでなく、それを受信するお客様に「アリ」と言わせてしまうヴィレッジ・ヴァンガードの「企業風土の凄さ」というのはもちろんあるんですが、私が心底凄いと思うのは、このPOPクオリティーをチェーン展開出来ているという事です。
一見好き放題書いてるように見えますが、店によってPOPのクオリティーにばらつきが大きいと感じた事、少なくとも私はありません。
POPは本社で担当者が全部考えてるのかと思うくらい安定しているように思えます。
ヴィレッジ・ヴァンガードという店に惚れ、ここで働きたいという人達が集っているわけですから、ウィットに富んだPOPセンスの平均点が高いというのは想像出来ます。
そう考えると、お店が提供するサービスや発信する情報が一貫している事で、その店に適した人材が集まるようになるという好循環が存在するという推測が成り立ちます。
あなたと働きたいと手を挙げる人を集めるヒントがそこにあります。
会社としてどんなルールを用意すれば、全ての店のPOPを安定したクオリティに保てるのかと考えた場合、きっと「こうしなさい」「ああしなさい」の縛りつけルールでは無く、読み手が受け取る感情をゴールにして、そこに至るプロセスを個性に任せているのではないかという勝手な憶測も成り立ちます。
そう考えると、従業員教育において必要なモノは、トップダウンのお仕着せ教育ではなく、いかにビジョンに沿って各自が自由に切磋琢磨できる環境を用意してあげる事が出来るか、という事なのかもしれません。
あなたが商売を行う上でのミッションやビジョンを適切に伝える為のヒントがそこにあります。
たった一枚の商品POPからでも、目を凝らすといろんなモノが見えてきますよね。
って、ヴィレヴァンの人に聞いたんじゃないんで正解知らんのですけど(笑)
下にリンクを用意しましたので、是非ご自分の目で確認してみて下さい。
ヴィレッジヴァンガードのカオスなPOP鑑賞会会場はこちら - NAVER まとめ
0 件のコメント:
コメントを投稿