どもっ!インパクトマーケッターの福谷です。
今回も、その道のプロとしての技術だけで食べる事が、実は損しまっせという話(笑)
餅は餅屋などと言いますが、仕事はそれぞれ専門の技術や商品をプロとして扱う事で収入を得ています。
大工は家を建てる技術、医者は医療技術、エステティシャンは美容技術、アナリストは分析技術、予備校講師は入試攻略技術、その技術がその人のウリだしそれを求めて人は集まりお金を払う。
プロとしてその技術に日々磨きをかけ続ける事は当然ですし、だからこそ、その技術がどこに出しても恥かしくない「商品」として成立しています。
ところが、技術を求めて来るお客様が必ずしも「技術のみ」を求めているのかと言えばそうとは言えません。
どうせなら良いモノ、優れた技術にお金を払いたいというのは、お客様としては当然の心理でしょう。
けど、ほとんどの商売人は世界で只一人しか持ち合わせていない、桁違いに圧倒的なイノベーション商品や技術を扱っているのでは無いハズです。
そんな中で、お客様があえてあなたの技術に、あなたの商品にお金を払おうとするのには、それ相応の理由があります。
それは従業員の笑顔の良さかもしれないし、単に家から一番近いからかもしれない。
あなたの商品説明が解り易いからかもしれないし、出してくれるお茶が美味しいからかもしれない。
趣味丸出しの内装に共感してるのかもしれないし、トイレが綺麗だからかもしれない。
商品が良い、技術が良い、そんなのはプロなんだから当たり前。
その「本業」以外に人を引き付けている部分こそが、今のあなたが同業他社とは違う「サービス」を提供しているという事になるんです。
下のリンクをご覧ください。
鉄道会社初の女性社長が繰り出す生き残り戦略がすごい!まとめ - NAVER まとめ
この鉄道会社、もし本業である輸送業務だけにこだわって経営を続けていたら、もうとっくに廃線となっていたと思います。
鉄道業なんだから駅周辺の人口が減ったらもう終わりだと普通は思いますよね、住民は引っ越せても線路は引越しも移動も出来ません。
ところがここからがスゴイ。
再建策の中で、輸送業務に直接関係するモノなんてほとんど無い(笑)
極めて幅広く、しかも貪欲に、様々なくくりで「自分たちのファンになる可能性がある人達」を集めた事が実を結んだと言えます。
鉄道業が運送業・輸送業だという狭い認識を、サービス業であり、アミューズメント業だという視野で捉えた結果です。
電車が移動に必要だから乗車しているお客様の数はおそらく変わっていません、乗りたいと感じたお客様が集まってきたんです。
これが「喜楽」の力だと言っていいと思います。
しかし、この鉄道会社が商品力だけでなく、それを軸にして提供できる様々な武器を「最初から」理解していれば、ひょっとしたら一度も経営危機に晒される事は無かったのかもしれません。
本来売りたい商品や技術も「武器」なら、それに付随して提供できる可能性があるモノも「武器」
大事なのは、自分が使える可能のある武器を、自分自身でちゃんと理解しているという事なんです。
あなたが使える武器の棚卸しをしてみましょう。
あなたのお客様になり得る人の新しい「くくり」を見つければ、新しい武器が見つかるかもしれません。
あなたの本業のスキルを軸に、あなたが誰に何を訴求するかという切り口を変えただけで、今まであなたの前には現れる事がなかった新しいお客様を呼ぶ事が出来る可能性がありますよ。
それにしても枕木に名前って(笑)
私がもしこの権利を買ったら、枕木見たさに線路ウロウロして電車にひかれる自信があります(笑)
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