2013年12月20日金曜日

最初も最後も商売は結局「ひと」

どもっ!インパクトマーケッターの福谷です。


製品そのものや設備は「モノ」ですが、商売の仕組みを考えるのも、それを実践するのも「ひと」でしかありません。


「ひと」は商売の実務を担っています。


設備機械には長く稼動し続けてもらう為、油をさしたりメンテナンスしたりというケアを当たり前のように行いますが、これは人に対しても当然行う必要があります。

経営者と従業員には商売上の「お客様」が存在しますが、経営者にとっては従業員も「お客様」だという認識で、同様の扱いや心配りをする必要があるという事です。


以前も書きましたが、従業員を「只の使用人」と取るか「ビジョンに共感し、仕事に参画し続けてくれる、自分にとってのお客様」と取るかで、社員の帰属意識は天と地ほども違ってきます。


お客様も従業員も同じ「ひと人」


お客様がまた来たいと感じる売り場つくりと、従業員が明日も楽しく働きたいと感じる職場つくりの原理原則は全く同じです。

口先やきれい事で「従業員は我社の宝です」と言ってるだけで無く、目に見える形で、心に響く形で、その気持ちを還元して見せているチームは強い。

「全ての従業員は経営者の視点を持て」とか言いながら、権限も与えられず褒められもせず、その扱いは丁稚そのもの、こんな達成感の得られない職場でポジティブに働き続ける事が出来る人なんて、ほとんどいません。

従業員自身が惚れる事も出来ないような会社が行う接客サービスに、お客様惚れる程の魅力なんているわけが無い。

満たされていない人間が、他の誰かを満たし続けるなんて出来るわけが無いんです。


「ひと」というものをナメてる会社は、最終的に「ひと」にナメられる事になります。

それはリピーターが育たない、従業員が育たないという形で還ってきます。


返報性の法則というものが商売で使われる事は多いですが、これはお客様に対しても従業員に対しても同じ事。

お客様に何かをして頂きたいのであれば、まずはこちらからお客様に何かをして差し上げる必要があるし、従業員に何かをして貰いたいのであれば、まずはこちらから従業員に何かをしてあげる必要があるという事です。


末端の従業員一人の意識が変わったところで、組織に及ぼす効果や影響は残念ながら小さい、しかし会社のトップの意識が変われば全体が変わる、そのくらい組織の長たるあなたが「誰の為に何を考え何を大事にし、それをどう表現しているのか」という事は重要なんです。


社員重視の経営で愛されるスゴイ社長たち - NAVER まとめ

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