2013年8月27日火曜日

誰かに言ってもらおう

どもっ!インパクトマーケッターの福谷です。


「オレ、めっちゃ優しいヤツなんすよ」


初対面の人からこんな自己申告を受けたからといって、ハイそうですかとはなりませんよね(笑)

ところが別の人から「アイツ、ああ見えて結構優しいトコあるんやで」って聞かされると「へぇ~、そうなんや」と、素直に耳を貸して印象がプラスになったりします。

自己申告より第三者の意見の方がずっと信憑性が高いと感じます。


話術など小手先のテクニックではなく、この人が言うから面白い、この立場の人が言うから説得力がある、という状況があります。

同じ情報でも、どういう「立ち位置」にいる人が発したものかという相対的な状況で、その情報に対する価値が変わってくるわけです。


あなたが、自分の商品がいかに素晴らしいかをいくら声高に演説しても、あなたが望む程の説得力を生まない、伝わらない原因のひとつは「あなたはその商品を売ろうとしている立場の人だから」というお客様の認識によるものです。

完全に商品サイドの人間、その商品の味方をしている人。

売ってるんだから味方なのは当たり前の事なんですが(笑)それはお客様にとっても理屈は同じ事で、「そりゃ悪くは言わんやろ、売ってるんやから」という目で見られる立場に、あなたは居るわけです。

「クソまずいケーキですが、買って下さい」

誰もこんな売り方しないし、したらしたで売れませんよね(笑)

「美味しいケーキです、いかがですか」って、みんな言いますもん。


ところが同じ事を近所のおばちゃんや、いろんなケーキを食べ歩いているスイーツマニアが言うと、途端に説得力を増したりします。

利害関係の無い、客観的に比較した事がある人の視点、となるからです。

売り手以外の視点、広い視野でものを見ているという立ち位置、これが相手に伝わると同じ内容でも説得力が段違いに増します。


いい買い物をしたいと思う消費者は、売り手が発信している宣伝をはじめ様々なルートから情報を入手します。

手に入る情報の中で、一位二位を争う信憑性の高さを誇るルート、それが「お客様の声」であり「口コミ」です。


あなたの商品に、お客様の声に代表される第三者のコメントを用意出来ないか考えてみましょう。

あなたが声を枯らせて自分の商品を宣伝するよりも、第三者の囁きの方が数段高い影響力を持っています。


モンドセレクションのように「金賞ってお金で買えるんでしょ!?」って話が広まってしまうと価値も下がりますが(笑)商売人にとっての「お客様の声」は、お金を払ってでも手に入る価値がある。それくらい破壊力はあるという事です。

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