2014年5月10日土曜日

「地に足の着いたコミュニティ」のあり方

どもっ!商売力養成コンサルタントの福谷です。


数日前、FBで一通のメッセを頂きました。

全国の歯科医院から絶大な信頼を得ている「デンタルクリニック清潔化職人」小林 宏さんからのもので、興味深い記事の紹介として添えられていたのが以下のリンクです。

私が興味を持ちそうだというお心遣いでわざわざご連絡を頂き、小林さんのご想像通り、このように食い付いた私ですが(笑)いろいろと考えさせられる記事でしたので、あらためてここでシェアさせて頂きます。

まずはリンクをお読みください。


【話題を食い荒らす、ネットの「コンテンツイーター」を防ぐには】


人によっていろいろと感じるモノは違うだろうとは思いますが、私がこの記事で強く感じたのは「私達商売人は、本来何を目的として、その活動を行っているのか」という「軸」を見失わない「地に足の着いたコミュニティ」のあり方です。

平たく言うと「ソレ、何の為にやってんだっけ?」を忘れない、という事です(笑)


比較的身近な例で言えば、実店舗をお持ちの方がFBでお店のFBページを運営されてるケースがありますよね。

「いいね!」の数を増やしたり、時にはシェアをお願いしたりして拡散を狙います。

もちろん実店舗の認知や集客を上げる為にそういう活動をしているんですが、それを通じてお店のファンになって下さった方々にとってのFBページは、ただの集客ツールではなく「自分が好きなお店のコミュニティに参加する」という側面を持っています。


例えば、折り込みチラシでお店の存在を知った人にとっては、自分の足で一度でもお店にたどり着く事が出来れば、手にしたチラシは不要になりますよね。

お店に足を運んで頂く事がゴールとして作られているんですから、そこで用無しです。


ところが「集客を兼ねたコミュニティ」である、FBページの場合はそうではありません。

お店のファンクラブとしてや、コミュニケーションツールとしての機能が残っています。

残っているというより、一定数のお客様はそれを求めて集っているんです。

自分のページにお気に入りとして公表されるわけですから、気に入ってるという意志表示をしているわけです。


集客の為だけに存在するチラシを大量にまいて集客する事と、集客とコミュニティ形成を兼ねた機能を持ってるFBページで「いいね!」を増やし、露出する事だけを考えた活動をする事。

このふたつの活動は同じ「集客」でも、持ってる意味や、その集客活動に巻き込まれたお客様の認識は同じではないという事です。


友達やお客様にFBページのリンクを貼ってもらったり、シェアや「いいね!」で拡散してもらったり、それは集客やお店の認知を広める活動としてはたぶん正しいんだろうと思います。

「いいね!」が増えて参加者の「分母」が増えれば、その分単純に「分子」も増えるでしょうからお客様も増えるでしょう、売上も上がるでしょう。

けど、忘れちゃいけないのは、あなたがその宣伝活動を依頼している相手こそが「あなたが求めていたお客様そのものだったんじゃなかったでしたっけ?」という事です(笑)


インディーズバンドをメジャーに押し上げようという気概に近い感覚で、あなたのお店のFBページをシェアして下さるお客様は確かにいらっしゃると思います、特に導入初期は多いでしょう。

お店の成長が私達ファンの幸せ、みたいな人々、ありがたい話です。

ですが、そういう方ばっかりでは無いですよね。規模が大きくなり全体のファン人数が増えると、そういった「コアファン」の比率は減少するはずです。


しかし、比率が変わっても全てあなたがFBページで集めた、あなたのお店のファンなんです。

大事ですよね、一番欲しかったものなんだから一番大事でしょ。

その人達が一番大事なはずなのに、オーナーさんが自分で作ったコミュニティ活動を軽視して、インディーズ時代と同じ感覚でファンを使って、FBページの規模拡大だけに血道を上げるのって、なんかおかしくないですか?

それってコアファン以外のお客様にとっては、何の意味も充実感も得られない事ですよね。

意味が無いというより、ないがしろにされてるわけです。

何で私ら「いいね!」したんでしたっけ? みたいなね(笑)

興味を持ってのれんをくぐってみたら「じゃあ君達はコレ配って!」ってチラシ渡されたようなもんです。

ニキータかっ!? リュック・ベッソン作かっ!?(笑)


何を気に入ってファンになってくれてるんでしたっけ?

そこに入ったらそれは満たされるんでしたっけ?

よく「100いいね!」とか「1000いいね!」とか言ってますが、「1000いいね!」は「1000いいね!」が一個ついてるんじゃなく、それぞれの想いがある「1いいね!」が1000人分集まって出来てるはずです。

そこを十羽ひとからげで考えると、この先大事な支援者になって下さる可能性を秘めたお客様の芽まで摘んでしまう事にもなり得るんじゃないかと思います。


数は力です。

大きい方が、たいていは強いです。

けど、お客様個々の想いは数字ではありません。

何かにつけ、規模の拡大は商売人として誰もが願う事ですが、質をないがしろにした規模拡大に軸足が向いてしまうと、本来大事にされるべき「誰か」が置いてけぼりになる可能性があるという事です。



何の為にその活動をしているのか。

その活動の結果、どういう人達が、どういう想いで関わるようになっているのか。


お客様との関係性を考える上では、この「軸」になる部分って大事です。

私達商売人が設定した「軸」に、お客様を巻き込んで一緒に育とうとしてるんですから当然ですよね。

上手くすればタダで宣伝集客が出来るソーシャルメディアですが、お客様が求めているのはチラシとしての機能ではなく、気に入ったお店との関係性のはずです。



という、記事の趣旨をずいぶん歪曲して解釈してますが(笑)おおむね私が思うのはそんなところです。

あなたはこのリンク記事を読んで、どうお感じになったでしょうか。





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